それは「不整脈」という病気で、
一度発作が起これば目の前は真っ白に、
バクバクと心臓が高鳴って、真冬でもシャツがビシャビシャになるほど脂汗をかきます。
立っていることはできず、買い物の最中だろうが通勤電車の中だろうが、
その場にへたり込んで10分は動くことができません。
この不整脈とも10年来の付き合いですし、悪い意味で慣れてきてしまったところもありますが、
ここ数年は、発作が起きて目の前が遠くなる都度、ボンヤリと思うことがあります。
「ああ、今日は釣れそうだな…」
…別に気が変になっているわけではありません。
発作を起こすとき、どんな状況が多いのか。
僕はやがて気がついたのです。
気圧が急激に下がると、発作が起きる、と。
発作とまではいかなくても、気圧が下がると気分が悪くなることに気がついた僕は、
気圧の変化を文字通り肌で感じることができるようになったのでした。
「…ぐっ!目眩が…、ハァハァ、こ、この気圧は…」
「…釣れる…」
ガクッ。
…別に死んだりはしませんが。
さて、気圧が下がるとバスが釣れるというのは良く聞くセオリーですね。
雨の降り始めが釣れるというのは気圧が下がるわずかな変化をバスが読み取るからだという話もあります。
では日本で最もポピュラーな、気圧が下がる代表的な日とは??
9月1日。
この日は以前から房総へフローターを繰り出す予定になっていました。
メンバーは、ぺりきんさん、426さん、かいてんさん、勅使河原さん。
これほどの人数でフローター釣行するなど過去に経験もなく、
僕はこの日をそれはそれは楽しみにしていたのでした。
前日の8月31日。
僕はQVCマリンフィールドに居ました。
もちろん、贔屓の球団である千葉ロッテマリーンズの応援のためだったのですが、
この日は浜風で有名なマリンでも珍しいほどの強風が吹き荒れています。
風速10mを超えることも珍しくないマリンですが、試合の初めから最後まで吹き続けるというのはあまり経験がありません。
―なんだか今日は風が強いねぇ。
何の気なしに隣に居た嫁さんに話しかけた僕だったのですが、
嫁「え、台風きてるでしょ、何言ってんの」
…台風?
嫁「台風」
…ウソ、明日の天気は?
嫁「雨降るっしょ」
えええええ!?
…マジか。
せっかくのフローターなのに…。
嫁「いやいや、そもそも風が強すぎてフローターは無理でしょ」
無理…かぁ?
チロリーン
あ、勅使河原さんからメールだ。
勅「明日は予定通り?風強くない?」
…嫁さんと同じこと言ってら。
あー…、そうですね、念のためオカッパリの用意もしていきますか。
残念だけど、今更日程を変えるわけにもいかないし。
命も惜しいしなぁ…。
フロは無理でも、最悪オカッパリならなんとかなるだろう。
ダムに行きたかったけど、状況によっては野池かな。
全員にオカッパリの用意もするように伝えて、ひとまずロッテの応援に戻った僕だったのでした。
午前2時。
球場から戻った僕は寝る間もなく、かいてんさんと合流し、房総へ向かいます。
―水が心配ですね。
相変わらずの強風にハンドルを取られながら、かいてんさんに話しかけます。
今年は梅雨が短過ぎて、そのツケがあちこちに影響しています。
ダムでも川でも減水がひどく、水が枯渇しないまでも、水の悪い部分をギュっと濃縮したような、
最悪の水質に苦しめられているバサーも少なくないでしょう。
「その分バスが密集してるでしょうから、考えようですよ」
…まぁ、そういう考えもありますかね。
ただ、そうなると活性は相当低いでしょうから、喰わせは厳しいかもしれないですねぇ。
全員がボウズ回避できれば万歳、って感じかもですね。
この時期のバスの活性の低さは、推して知るべし。
まして今年は例年と比べてもかなり状況は悪い。
…せめてもう一週早く台風が来てくれていたらなぁ。
そんなことを考えつつ、ネガティブな二人は集合場所のコンビニに到着しました。
少し早めに着いた僕たちは、車内で仮眠を取ることに。
集合時間の4時。
ぺりきんさんのメールで目が覚めます。
「もう着いてます?」
慌てて車を降りて、ぺりきんさんにご挨拶。
おお、いつの間にか全員集合してましたか。
それじゃ、ご案内しますけど…。
…ひょっとしたら水が無くて5人で呆然と立ち尽くすことになるかもしれません…。
勅・か・ぺ・4「…。」
―そしたら、まぁ、他のところへ行くとして、ひとまず向かってみましょう。
せっかくの釣行を始める前から台無しにするような、身も蓋もないことを言い放ち、車に乗り込んで先導します。
着くのは丁度夜明けくらいかな?
すぐに水の様子を見て、ダメそうなら他のところへ…。
どのみち活性は低いでしょうし、どこかにエントリーさえできれば万々歳。
…どんどん今日の目標が下がっていきます。
エントリーポイントに到着。
…あれ?
風が弱くなってる。
勅「水、案外あるね」
お、ほんとだ。
暗がりですが、オカッパリをしている先行者も見受けられます。
…風も、止んできましたね。これならイケるんじゃないですか?
か「いやー、もうオカッパリにしましょうよ。高滝行きましょう、高滝」
フローターは、ほぼ初めてのかいてんさん。
わかる。
最初は怖いもんですよね。
でもこのくらいの風なら充分に出せる範囲ですし、むしろ無風よりはこのくらいは吹いていたほうが、バスの活性も期待できるでしょう。
…ここまで来て何をヘタレてるんですか。ホレ、準備準備!
か「こうしましょう。日が昇るまでここでやって、日が昇ったら高滝行きましょう」
…もはや返事もせず、準備を進めます。
岸際までヒーコラ言いながらフローターを持ち運ぶと、しらじらと夜が明けてきました。
水の調子は…。
…。
…こりゃ、ヤバイね。
茶色というより、焦げ茶色の水面。
減水は10m近く進んでいるようです。
そりゃあ、水質も悪くなるでしょう。
分かっていたことではありますが、こりゃ先が思いやられる。
―んじゃ、とりあえず僕から切り込みますよ。
お先にー。
未だ準備中の皆を尻目に、エントリーできそうな岸際に向かいます。
…お、この辺はなだらかだな。これならエントリーも…。
…ズムッ。
う、土が柔らかい。
足が沈み込んでしまった。
―あー、この辺、泥が柔らかいんで気をつけて…、
…む。
足が、抜けない。
それどころかますます沈み込んでいくじゃないか。
ちょっと待て。ちょっと待とう。
冷静に分析してみようじゃないか。
足がどんどん沈んでいく。
秒速1cmくらいか?2cmか?
OK、じっとしているとヤバい。
じっとしているとヤバいぞ、これは状況が悪化するばかりだ。
とにかく一刻も早く脱出しなければならない。
右足は既にひざ下まで埋まっている。
まずはコイツをどうにかしよう。
左足がますます沈み込むのを覚悟で、まずは右足を引き抜こう。
左足にぐっと力を込めて…、
オリャアアアアアアアア!抜けろーーーーーーー!!!!
ヌアアアア、抜けろ、抜けろーーーーーー!!!!
…ハァハァ、
OK、OK!
一回冷静になろう。一回冷静になろうじゃないか。
…なんだ、皆、なんですかそのニヤけ顔は。
いや、これ、ふざけてるわけじゃないから。
左足は今のでさらに10cmは沈み込んだ。
右足は…、
全然抜けてない…。
OK、OK!
これはまずい。これはまずいことになった。
今度は左足がひざ下まで埋まっている。
右足も相変わらずどんどん沈んでいっている。
その昔、戦国の時代、
忍と呼ばれる一族は右足が沈む前に左足を前に出すという斬新な方法で
水面を走る術を身につけていたという。
まず、右、そして左!
右、左…、
う、動けない…。
―た、た、た、助けてーーーーーーーー!!!!!
…ダム湖に響き渡る34歳サラリーマンの絶叫。
…どうにかこうにか脱出に成功し、精魂尽き果てた僕が見た光景は。
か「ビジ夫さん、何してんですか。こっち足場固いっすよ」
4「こっちもエントリーできそうス」
う、
う、
うぬれら…。
切り込み隊長としての職務を全うし、慎重に固い足場から再度エントリーを試みます。
…成功。
続いて426さん。ぺりきんさん、かいてんさん、勅使河原さんとエントリーしていきます。
さて、状況ですが。
水はまっ茶っちゃのドチャ濁り。
そして弱まったとはいえ強風です。
朝一はトップからと思い、ポッパーをリグってきた僕でしたがこれではアクションがまともにつけられません。
ならばいきなり岩盤を撃ってみようと移動を開始します。
…その後ろで、
ペ「きた!!」
ぬお!?ぺりきんさんヒット??
フローターの間際でバスが激しく抵抗しています。
…おお、ランディングした!
開始5分も経ってない?
凄い、いきなりか、さすが。
ヒットしたリグを聞きたいと思ったものの、距離が開きすぎていたためそのまま先に進みます。
すると、
4「キタ!!」
お、426さんも!?
か「喰った!」
かいてんさんも釣った!!
…アレ?
この減水、この水質で、いきなりラッシュ?
今日活性高い?
にわかには信じられません。
夏の終わり、雨がやっと降るようになったこの時期です。
活性が上がるには、まだ早いはず。
―巻物を試してみようか?
チラリと思ったものの、
…偶然の可能性が高いんじゃないか。
そう判断し、岩盤撃ちを続行します。
オープンに見える岩盤。
ヘビーダウンショットを投げてみます。
…僕はオープンな岩盤撃ちはヘビーダウンショットを多用します。
その理由は、また何か記事のネタが切れた時にでも書こうかと思いますが…。
しかし、投げたリグはなかなか沈んでいきません。
どうやら、ここらの岩盤がオープンに見えるのは、表層のみのようです。
シンカーをチョイチョイとゆすって、引っ掛かりを外したと思っても、
またすぐに次の引っ掛かりでシンカーが止まってしまいます。
…沈み木か。
もともとは岸に沿って立ち木がズラっと並んでいたのでしょう。
それがそのまま沈み木となって残っているらしい。
チョイチョイ…、
プルン。
…ゴッ!!!
!?
喰った!!
リアクションか?
沈み木の中に潜んでいたらしい。
ぐ、巻かれ…、巻かれ…、ない!
出てきた!
オリャアアアアアアアアアアアア!!!!

41cm。
いきなり40アップ!
おっしゃあ!!
いや、うまく引きずり出せてよかった。
皆いきなり釣りだして多少焦っていたのが正直なところですが、
どうやら乗り遅れずにすんだようです。
40出ましたよー!
なんてアピールしつつ、先に進みます。
…フム。
ひょっとしてデカイやつは同じように沈み木の中に潜んでるんだろうか。
ただ、これだけゴチャゴチャした水中ではヘビダンは不利です。
ラバージグに変更します。
同じように枝に引っ掛け引っ掛け、沈めていきますが…。
426「キタ」
426「クッタ!」
何やらさっきから後ろで426さんが釣りまくっている。
シャロー狙いか?
―426さん、リグ何ですか?
426「スモラバス」
なるほど。シャロー狙いですか。
426「シャロー狙いス」
…ふむ。
食い気のある魚がシャローに寄ってるんだ…。
てことは?てことは?
やっぱり、今日活性良いんじゃ…?
…いや、でも9月1日ですよ。
夏の一番暑い時期、まとまった雨が降り出す直前の、一番釣れない時期ですよ。
そんなうまい話があるかなぁ…。
何しろ渋い渋いと言われる関東のフィールドで鍛えあげられた僕です。
今日は活性が良いかも、何て言われても、そう簡単に信じることはできません。
…大体、この時期の魚なんてやる気もなく底のあたりをフラフラしてて、
たまたま目の前を通ったリグに気まぐれにクチを使ってみた、なんて、
そんなシチュエーションじゃないと釣れないんだ。
それよりなにより、ちょっと釣れてる人がいるからって、
混ーぜーてー!
なんつってポイントに割り込むってのはどうにも性に合わない。
しばらく岩盤撃ちを継続していきます。
勅「きた!」
…あ、勅使河原さん釣った。
おお?これで全員ボウズ回避した?
正直、5人でフローター出したなら一人くらいはボウズが出るかも、なんて不吉なことを思ってましたが
開始してまだ1時間も経ってないうちに全員が釣った。
426さんなんて、もう5,6本釣ってるんじゃないか?
…あれ?
これ、今日、活性たか…
いや、そんなわけないって!
そんなうまい話はないよ!
邪念を振り払い、先へ進みます。
相変わらず岩盤を中心に、底を取りながら撃っていくとコバスがポロポロと釣れてきます。
…しかし、サイズが上がらない。
ジグのトレーラーをポークに替えてサイズアップを狙ってみます。
…バシャシャ!!
20cm…、あるか?よく喰ったな…。
むしろサイズダウン。
うーん、何が正解なんだろう。
日の当たるエリアに出ました。
勅使河原さんはエレキの機動力を活かしてかなり先へ進んでいます。
それをかいてんさんが追いかけています。
後方に426さんとぺりきんさん。
どうやら、二人はエントリーポイント方面へ引き返す模様。
…あ、どうしよう。
僕はどちらに行こうか…。
ここから先は僕もあまり進んだことが無いエリア。
戻ったほうが無難な気がするけど…。
かいてんさんを追いかけます。
―かいてんさん、どうですか?
か「チャターおもしろい、マジで!」
お、チャターですか、いいっすね。
か「ゆっくり巻くと、ゴゴゴッってくるんですよ!」
ふむ。
案外横が効くのか…?
僕もチャターを手にしてみます。
プルプルプル…
チドリの感触が心地いい。
ゴッ!!
!?
…根がかった…。
う、これはダメなやつだ…。
フンッ!
ブヅッ!
…新品だったのに…。ブレードジグ…。
か「すげーチェイスしてきますよ!」
…ロストしたからもう試せないですけどね。
さて、この辺りは開けているようです。
ヘビダンにチェンジ。

38cm。
岸ギリギリではなく、少し引いてブレイクを落としたところでヒット。
日が当ってるし、ここらは沈んでるのか。
エントリーポイント近くのアタリ方とは違います。
―かいてんさん、僕ちょっと戻ってみますわ。
水中に浸した足が感じる水温が、明らかに高い。
水温がかなり違うようです。
岸際を撃ち撃ち、戻っていきます。
ポロポロと釣れるコバスは、全てベタ底。
…うん、ダメだわ、ここは。
エントリーポイント近く、40アップを釣った岩盤に戻ります。
ラバージグを投げてみると、やはりポロポロとコバスが釣れる。
そしてアタリ方が違います。
だいたいフォールか、着水してすぐ、表層の浅いところで反応があります。
このあたりは日光を遮る遮蔽物が多くあり、おそらく水温もかなり違うのでしょう。
…あれ、勅使河原さんが釣ってる。
…ん?また釣ってる。
…え?また釣ってる?
同じく引き返してきていた勅使河原さん。
立て続けにバスを釣っています。
…おお!?それ結構いいサイズじゃないの?
え、何投げてるんだあれ??
ヘビダンかテキサスか…。
いずれにしても沈みモノリグのはず。
…あの短い距離で立て続けに釣るということは…。
投げたところにバスがたまたま居たとは思えない。
バスの方から喰ってきていなければ、ちょっと理解できない現象です。
…ふむ。
てことは、てことは、あり得ないと思ってたけど…。
…パショッ!
ん、捕食音?
音のした方向を見やると、水面に波紋が残っています。
ベイトフィッシュを追いかけていたというより、水面の羽虫か何かをつまんだような音。
…コバスっぽいなぁ…。
思いつつ、念のためその場所へキャストしてみます。
…ヒュッ
…ぽちゃん
ゴッ!!!!!
!!?
喰った!!
ぐ、おお、引く。
引く!デカイ!
―デカイ、デカイっす!これ!
近くにいた勅使河原さんとかいてんさんにアピールします。
コバスなんてとんでもない。
これ50近くあるんじゃないか。
ミシミシとロッドがきしみます。
無理やり巻いたらダメだ、少しずつ、少しずつ…、
時間をかけて…、

ゲット!!!
いよっしゃ!アブネー!!
…って、あれ?
サイズを測ると、45cm。
あれ、45?絶対50近くあると思ったのに…。
か「…ここの魚、サイズ以上に引きますよね」
かいてんさん。
たしかに。
もうちょっとあると思ったんですけどね。
か「釣れる魚、みんなコンディションいいですよ。痩せてる魚いないし」
あ、言われてみればそうかもですね。
てっきり水が悪くてコンディションも悪いかと思ってたんですけどね…。
うーん。
ここまでくれば、もう認めるしかありません。
今日は、活性が高い!
…とくれば?
巻物でしょう!
…現在午後2時です。
気がつくのが遅すぎです。
もっと早く認められたはずなのに、先入観が邪魔をしていたのです。
このフィールドが、いつもこうなのかはわかりません。
しかし、今日この瞬間は間違いなく活性が高い。
クランクを手にします。
…ヒュッ!
グリグリ…
ゴッ!!
喰った!!!
…が?
フルン
くあ、バレた。
喰ってくるじゃん。
巻物喰ってくるじゃん!
くっそ、もっと早く気付いてれば…。
…あ、ぺりきんさん。
どうですか、調子は?
ぺ「さっき、今日イチをかけたんですけど切られちゃいました」
…ははぁ、スピニングですね。
スピニングなんて使ってるから切られちゃうんですよ!
ぺ「沈み木が多いですしね…」
そうそう、ベイトで強気にいきましょう、強気に!
無責任なことを言って先へ進みます。
岸際に沿ってクランクでざっくりと攻めていきますが…、
ガッ
ゴッ
…アタリではありません。
全て沈み木への根がかり。
このあたりは今までと比べてもさらに沈み木が集中しているエリアのようです。
フローターの利点を活かして、ロストまではいかないものの、こうも根がかっては満足に攻められません。
…ゴン!
喰った!!
う、巻かれ…
…せっかくヒットしてもこの有様。
木の周辺についているようですが、皆どうやって引きずりだしているんだろう。
バスはいるようですが、ここは僕の腕には余る。
引き返します。
ぺ「テキサスでいいの釣れましたよ」
お、マジっすか!
どうしようかな、僕も沈みモノに変えようか…。
まぁでも、そろそろアガリの時間だし、最後まで巻物でやってってみるか。
ぺ「デカイ!!」
…お、ぺりきんさん、ヒット?
あれ?デカイ?
結構デカくないですか、それ?
うお、デカい!デカいじゃないですか、何cmですかそれ!?
ぺ「45ですね」
おお、いいサイズ!
おめでとうございます!
ぺ「ありがとうございます」
何で喰いました?
ペ「スコーンですね」
…スコーンか。
使ったことないな。
チャターはさっきロストしちゃったしなぁ…。
…あ、勅使河原さんと、かいてんさんが戻ってきた。
勅使河原さん、なんだかツヤツヤしています。
なんだ、なんか勅使河原さんがツヤツヤしているぞ。
…あれ?
かいてんさんがゲッソリしている。
なんだ、かいてんさんがゲッソリしている。
まるで生気を感じません。
魂が半分ほど抜け出ているような印象を受けます。
―勅使河原さん、何本くらい釣りました?
勅「40くらい釣ったんじゃないかな。人生で一番釣ったかも」
40!?
40っすか!マジッすか!
…あれ、かいてんさん?
か「…同じことやってるのになんで釣れないんだ…」
う。
皆まで聞くまい。
帰りも考えて、そろそろあがりますか、とここでお開きになりました。
2013/9/1(日)
晴
強風→弱風
気温:30度
水温:?度
アタリ:数知れず…
バラシ:10以上
ゲット:20くらい
後で聞いてみると、426さんは30本くらい。
ぺりきんさんは20本近く。
かいてんさんも12本くらい釣ったとのこと。
…なんだ、ちゃんと二桁釣ってるんじゃないですか。
しかも40アップも2本出たんでしょう。
それで何が不満なんですか。
か「オレ以外バカスカ釣って…」
そんなこと言ってたらバチがあたりますよ。
一回の釣行で二桁釣れることの方に感謝しないと。
か「…」
そもそも、かいてんさんは今日が初めてのフローターですしね。
これで悔しがってフローターにハマってくれても面白いことになりそうです。
…さて、前フリの不整脈の話なのですが、
実はこの日、僕は低気圧の日特有の気持ち悪さを全く感じませんでした。
それほど気圧は下がっていなかったのか、
あるいは、気圧の下がり方がゆっくりだったのか。
いずれにしても、気圧の変化でのバスの活性は期待できないと早々に思い込んでいたのでした。
…別に、気圧が下がらなければバスが釣れないというわけでもあるまいに。
変にバス釣りに慣れてくると、こういった先入観や思い込みが足を引っ張るケースが増えてきます。
今日なんて、本当は一日巻物で通したっていいくらいだったのに。
経験を大事にしつつも、初心に帰って色々と試してみる。
それを忘れないようにしようと誓った僕だったのでした。
…さて、今月末の大会ですが、まだ参加者を募集しています。
オヒマな方はどしどしご連絡をお願いします。
今度こそはきっと、釣れる大会に…
…なると思います…。たぶん。











