「ガマンして初期投資さえしてしまえば、後はお金がかからない」ものだと、
大いなる勘違いをしていたと、以前にも書いたことがあった気がします。
ワームやフック、ラインは完全な消耗品ですし、
ハードルアーですら、1500円で買ってきて一投目でロスト、なんてこともザラにあるわけです。
よくよく計算してみれば、たっかいなぁコレなんとかならんのか、と思いながら買ったロッドやリール以上の金額を、
こういった消耗品に費やしていることに気が付きます。
なので、ロッドやリールは言うまでもなく一生もの、消耗品も極力長く使い続けるように…、なんてことをいつも考えているのですが、
しかし、バス釣りを3年もやれば、いつの間にか色々な道具がヘタってきてしまうことはしょうがありません。

これは僕がバス釣りを始めてすぐに買った釣りカバンです。
僕はカバンに限らず、MAZUME社の製品が機能的にもデザイン的にも大好きで色々なものを良く購入するのですが、
このカバンはとにかく容量が大きいことが気に入りました。
カバンというか、リュックサックに近いデザインになっているため、面積を広く取れていることがポイントです。
アレも入る、コレも入る、ということで調子に乗った僕は普段使いもしないようなアイテムまでなんでもかんでもカバンに詰め込んでいたわけですが、
その結果がコレです。

肩のあたり、ベルトの付け根が裂けてきてしまいました。
あらためてカバンを持ち上げてみると、よくもまぁこんな重さのカバンを背負ったまま、
何時間も釣りをしてきたものだと我ながら感心半分、呆れ半分といった感じです。
これなら小学生の息子が背負っているランドセルのほうがまだ軽いでしょう。
「あー、しまった!アレ置いてきちゃった!」というシチュエーションが無いようにという、
貧乏性が道具の寿命を著しく縮めてしまった悪例です。
去年は騙し騙し使い続けて、まだもう一年くらい使えるかな?とも思ったりもしたのですが、
房総のダムかどこかでいきなりビリリ!とベルトが破けてカバンは水底に真っ逆さま、
なんてケースを想像すると、
今このタイミングで多少の出費を惜しむこととは比べるべくもありません。

近所のキャスティングで購入した二代目の釣りカバン。
これから末永くよろしくお願いします。
ということでやっとの釣り始めです。
僕が釣りを始めてから、1月2月に釣行しなかった年は記憶にありませんから、
釣り始めが3月というのはたぶん最初のことだと思います。
実はこの日に先駆けて、3月16日にもプレ釣り始めのようなことをしてきたのですが、
家庭の都合で朝8時から9時半までの1時間半しか時間が取れなかったこともあって、
初釣りを楽しむというよりは、久しぶりのフィールドの状況を詳しく確認しておくことに重点を置いたのでした。
16日はようやく春めいてきたと思える頃に久しぶりに戻った寒で、気温は8時の時点で5度しかありません。
水温を測ると、7度。
気温よりは高いものの、これではまだ水中は冬のままです。
…この間の大雪はフィールドにどう影響しているんだろう。
冬の定番と言われるメタルバイブや、スピナベをひとしきり投げてみますが、反応なし。
厳しい状況だけど、もし釣れるとすれば、日が昇ってもう少し水温が上がってからかなぁ…。
来週の3連休のどこかでもう一度釣行して、これからはなるべく状況の変化を注目していくことにしよう。
そんなことを考えながら、この日は早々に撤収しました。
バスは、受け売りの知識で申し訳ないですが、水温が15度を安定して超えるようになると活性化すると言いますね。
しかしそれはいわゆるアベレージサイズのバスを対象にした話でしょう。
40cmを超えるデカバスについては、もっと低い水温で動き出すはずで、
それが「春のデカバス狙い」と言われているものの正体だと思っています。
アベレージが15度なら、デカバスは何度くらいで動き出すのでしょうか。
‐3度くらい?‐5度くらいでも活性化しちゃう?
いずれにしてもその時期は長くないはずです。
バス釣りをやっているなら、一回くらいはそれを体験してみたいと思うのが人情というものじゃあないですか。
今年も、そろそろそんな時期が来たかと、ソワソワしながら僕は日々を過ごしていたのでした。
3月も末となった頃、ある日会社から帰ると嫁が一言、
嫁「子供春休みに入ったから実家帰るよ」
…出たよ。
まぁ、ね、毎度のことだからいいんだけどさ。
で、土日がクルマ無いって話なんだよね。
嫁「そうなるね」
そうなるんだよねー。
釣りに行こうと思っていた21日~23日の3連休は、思っても見なかった、まさかの風邪でダウンしていた僕です。
これで29、30もダメなら次に釣りに行けるのは4月。
最初の週末は別の用事があるし、とすると4月12か13か…?
その頃はもう普通に水温も平均15度を上回っているでしょうし、
春のデカバスはまた2015年にお預けということになってしまいます。
3月にデカバスで初バス、なんて、やってみたかったなぁ。
…そんなことを思っていると、Westさんからメールが。
何やら29日は花見川に行くらしい。
あー、いいな、車があれば僕もぜひご一緒したいところ…、
…あれ?
これ、あれじゃない?
ちょっと聞いてみたらいい方向に転ぶパターンのやつじゃない、これ?
いい方向に転んだとして、Westさんには申し訳ないことになるんだけど、そのことに対して
僕も罪悪感が否定出来ないのだけれども、
だけど、是非聞いてみるべきパターンのやつじゃない、これ?
そう判断した僕は聞いてみます。
―それ、僕も相乗りさせてもらえませんか?車が無いので…。
W「いいですよ、午前だけですけど」
ホラきたぁぁぁぁっぁぁぁぁ!!!
ありがとうございます!ありがとうございます!
いやー、申し訳ない、申し訳ないけどありがたい!
こうして2014年の初釣りは、Westさんとご一緒(押しかけ)となったのでした。
3月29日
朝5時半にWestさんが迎えに来てくれます。
いやー、どうも今回はお世話になります。
ベイトリールのフタは開けられるようになりました?
なんて会話をしながら早速出発です。
行き先は花見川下流。
出ましたね。
Westさんと言えば花見川下流。
プライベートでも大会でもとにかく花見川の下流に行かなければ気が済まない、
そんな花見川下流をこよなく愛する花見川下流マンこと別名Westさんです。
次の大会でWestさんとペアを組む方、
ちゃんとしたプランを説明できなければ、問答無用で下流に連れて行かれますよ!
…もっとも、この時期の上流に釣れるイメージの無かった僕も異論はありません。
助手席で揺られながら、やがて下流の駐車スペースへ到着しました。
到着時の気温は15度、昼過ぎには20度以上になる予報です。
2,3日前には、土曜日、これ、フローター出してもいいくらいの陽気じゃないですか?
なんてことを言っていたのですが…。
「ゴウッ!!」
風速10mはあろうかという強風に思わず顔をしかめます。
岸際から覗いた水の色は茶色く濁り、水面はせわしなくさざなみ立っています。
体感気温は10度そこそこというところでしょうか。
暑くなるだろうから若干薄めの上着で…、なんて甘く見ていた僕は早くも悪い予感に囚われ始めています。
「…ビジ夫さん、フローター出せるとか言ってませんでしたっけ?」
―無理でした、すいません。
謝るべきところは謝っていきましょう。
さて、強風は気になりますが、早速初釣りを始めていきましょう。
今日のプランは…、
巻き!
…まぁ、初釣りですからね、釣れる釣れないより好きなことをやろうと決めていた、ということもありますが、
この時期にバスを釣ったことのない僕としては、とてもじゃないですがピンを狙って撃ち物で釣れる気がしなかった、という方が大きいかもしれません。
持参したタックルは二本、食わせとリアクションを意識して、
食わせには5インチのワンナップシャッド、リアクションにはスピナーベイトをセットします。
岸に降り立って、まずは橋脚から。
お腹をすかせたデカバスがガツンと喰ってきはしないかと、ワンナップシャッドから始めます。
表層から中層へ、最後は底ギリギリをゆっくりと…。
…うん、まぁ、そんなうまくはいきませんよ。
じゃあリアクションだということで、あらゆる角度、あらゆる水深をスピナーベイトで巻いていきます。
…うん、まぁ、そんなうまくはいきませんよね。
Westさん、どうですか?
W「…移動しますか」
そうしますか。
では次はお決まりの、少し上流の流れ込みへ…、
…あれ、先行者いませんね。
W「ここじゃ釣れないってことなんですかねぇ…」
先行者が居れば居たでガッカリするくせに、居なければ居ないでそれも不安になるという、
なんとも小市民な二人が流れこみを覗き込みます。
―いませんねぇ。
W「こんな見えやすいところにバスが居たのも今は昔ですよ」
―自分だってバス釣りを始めて2年だか3年くらいでしょうに、何を10年選手みたいなこと言ってるんですか。
突っ込もうか悩んだ末に、ぐっと飲み込みます。
しかし有望ポイントには違いありません。
岸際から、先ほどと同じようにワンナップシャッドとスピナーベイトで攻めていきます。
…今日はもう、これだけやっていこう。
バスが付いている場所の想像もつかない以上は、水深と、巻き速度と、
それだけ気をつけて四方八方に撃っていくことが一番確率が高い気がします。
Westさんは手前側の岸のカバー周りをフィネスで攻めているようですが…。
―反応、あります?
W「反応ないですね…」
―ないですか…。
W「もうちょっと季節が進めば、このあたり、良さそうなんですけどね」
そうですね、シャローのカバーでドーン!なんて、待ち遠しいですよね。
―まぁ、もう少しの辛抱ですね、なんて話をしながらここも見切って、移動をすることに。
…しかし、風が強い。
気温は天気予報を信じるなら20度近いはずですが、全くそんな陽気には感じられません。
W「風のせいですかねぇ…」
―そうですね、この風が気になりますよね。
風を避けられる場所があれば撃ちたいところですけど…。
うーん、そんな場所ありましたかね…、などと話しながら歩いていると、やがて堰に辿り着きました。
ここで余談ですが、
印旛新川は大和田排水機場を超えて花見川になる、
このあたりで釣りをやっている人なら誰でも知っていることですが、
では同じ川を場所によって呼び分けているというだけの話なのでしょうか?
これにはおそらく二つの解釈があります。
「そうだ」とも言えるし、「違う」とも言える。
その判断を悩ませている理由は、まさにその大和田排水機場の存在です。
この機場があるために、川は環境を物理的に分断されています。
時折水門を開けて新川の水を花見川に流すこともありますが、
新川の水や生体が花見川に流れこむことはあっても、逆はないでしょう。
同じように、花見川も途中途中でいくつかの堰があり、その環境は分断されています。
僕はブログの中でもざっくりと花見川の「上流」「中流」「下流」なんて呼んでいますが、
その堰の存在によって、それぞれが独自の環境を保っているとも言えます。
同じ花見川でも、場所に応じてガラリと攻め方も考え方も変えなければならない、
それが花見川を面白くしているポイントでもあり、難しくしているポイントでもあると思っています。
―堰を越え、もう少し上流へ。
この辺りは護岸にコンクリートが入っていて、また違った攻め方ができる場所です。
ここで思い出したように水温を測ってみます。
11度。
…あれっ!?
低い。
思ったより低いぞ。
Westさん、水温低いですよ。
W「…雨のせいですかねぇ」
―ああ、そう言えばこないだ雨降りましたね。
え、でもそれでこんなんなっちゃいますかね。
W「この時期の雨はあんまり良くないですよね」
―たしかに、夏の雨とは違いますよね。
雨で気温が下がってるなら…、
せっかくのコンクリ護岸です。
護岸を中心に巻いていきますが…、
W「ダメですね」
ですね…。
今日の釣行は11時まで、そろそろ引き返しますかということで駐車スペースへ引き返していきます。
…ブーン、ブーン、
ん、Westさんケータイ鳴ってますか?
W「あ、かいてんくんだ」
かいてんさん?
W「…うん、うん、ああ、5本出たわ。うん、うん…」
Westさん、何か盛ってませんか?
W「うん、ああ、ヘッヘッヘ、ああ、わかった、ハイハイー」
…かいてんさん、なんですって?
W「仕事の合間に電話してきたみたいですよ。水温低いなら撃ち物もやったほうがいいんじゃない?って」
…余計なお世話じゃ!
なんかね、これで撃ち物やって釣れたらなんか凄い癪じゃないですか。
僕らの実力で釣れたとしても、なんかケチが付くっていうか…、
…って、あれ、なにリグってんですかWestさん。
それ直リグってやつじゃないですか。
え、撃っちゃいますかWestさん。
カバー?カバーの先っちょ?
…。
別に、かいてんさんに言われたからってわけじゃないですけどねぇ。
やっぱりここまで巻いて何の反応もないし、ちょっとくらいね、カバーの反応見たっていいじゃないですか。
フロロのタックルからワンナップシャッドを取り外し、テキサスをリグります。
W「…あれ?ビジ夫さん、テキサスリグるんですか?自作ワームじゃないんですか?」
ふっふっふ。
聞いてくれましたか。
そうです、これが僕の自作ワームですよ!
カバー撃ちということでスリ抜け重視のストレートワーム。
ビジ夫2号こと「センチピード」のバージョン0.2ですよ!
W「え、それ自作ですか?思ったよりしっかりできてるんですね…」
―なんですか、失敬な。
粘土と石膏とはいえね、それなりにこだわればそれなりのができるんですよ。
ただ、思ったよりマテリアルが柔らかくて耐久性が心配ではあるんですが…。
W「へー、え、ゲーリーより柔らかいんですか?塩も入ってないのに?へぇー」
なんてことを説明しながら、いよいよ来ました。
昨年から暖め続けた自作ワーム、その全国デビューの瞬間です。
いけ、そしてそのポテンシャルを証明してみせよ!!
オリャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!
バヒュッ!!!!!
…ガッ!!!
!!!!??????
手に伝わる衝撃。
遅れて何かが水面に着水する「ちゃぽん」という音。
あ…、

巻き直したばっかりのFCスナイパァァァアァァ!!!!!
W「…今の、リグがキャストの瞬間スッポ抜けた感じですね。ちゃんとノットしました?」
―え、ちゃんとパロマーノットで締め付けましたよ…。
いずれにしても、このバックラッシュをここで直すのは無理です。
無理やりアフロを巻き取りながら回収してみて、リグの先っちょを見てみると先ほどの「ガッ!」の理由がわかりました。
ワームだけ千切れてすっ飛んでいってしまっていたんですね。
もともと、日本製の柔すぎるワームに愛想をつかして作り始めた自作ワームのはずです。
耐久性にはそれなりに気を遣って、太めのスタイルに仕上げたつもりだったのですが、
予想よりも柔らかいマテリアルに、7gテキサスのフルキャストは衝撃が強すぎたようです。
やっぱり、フィールドに持ち出して使ってみなければわからないこともありますね。
11時までタックル一本でキャストし続けましたが、残念ながら何の反応もなく、
失意の中で納竿となりました。
2014/3/29(土)
晴
強風
気温:15→19度
水温:11度
アタリ:0
バラシ:0
ゲット:0
ああー…、週間天気予報を見る限りでは、今日は結構確率高いと思ったんですけどね。
この風は予想できなかったですね。
W「濁りも、ひょっとしたら風のせいかもしれなかったですね」
3月の、水温も二桁を超えて、でも15度には届かない。
まさに初バスデカバスチャンスといった趣のはずだったのですが、そうは問屋が卸しませんでした。
これで3月初バスは絶望的、4月も最初の週末は用事があるし…。
…ハァ、初バスはいつになるやら。
次回の大会ですが、日程は今のところ7/5(土)を予定しています。
ちなみに梅雨真っ盛りですが雨天決行です。
いやー、もう、この時期ならさすがに釣れるでしょう!
過去のビジ夫経験からして、一年で一番釣れる時期のはずです。
釣れ釣れの大会になるはずですので、皆様万障お繰り合わせの上、是非ご参加くださいますようお願い申し上げます。
…ちなみにバックラッシュしたタックルを解くのに3時間かかりました。