一週間前の記事を今頃書いていることに、我ながら筆の遅さにげんなりとするわけですが、
どこかで回収しなければ…、と思っているといつの間にか週末になっているわけです。
そうすると、記事より先に釣りだ釣り!ということになってしまって、
ヘトヘトになって帰ってきて、さて、明日からまた仕事だわいなどと思っていると、
相変わらず、記事は2週間前の記事のままになっている。
…うーん、どこかで回収しなければ…。
さて今日の前フリなのですが、僕のブログのタイトルに引っかかって閲覧にきているかもしれない初心者の方々に向けて、
ひとつ、クランクのことを書いてみたいと思います。
プロフェッショナルな方々には今更な話題でしょうし、異論反論もあるかもしれませんが、
その時はコメントで「こんなやり方もあるよ」なんてことを教えてもらえると嬉しいです。
―クランク。
バス釣りと言えばルアー、
ルアーと言えばクランク、
というくらいにバス釣り代名詞的な存在の一つと言えると思います。
バス釣り初心者だった頃の僕も、当然ながらこの有名すぎるルアーに対してチェックを怠らず、
クランクとはなんぞや、クランクとはどう使うのか、ということをあちらこちらで調べたわけです。
…ところが、この情報化社会の弊害というべきなのか、
「情報がありすぎてかえってわからない」というジレンマに陥ることになってしまったのでした。
もっと突っ込んで言うなら、バス釣り歴4年の今でも、クランクの効果的な使い方、
こういったときにクランクを投げよう、という自分なりの理論が確立されているわけではありません。
クランクとはいわゆる巻物系ルアーですので、
ちょっと沈んで横に引いてきて、その軌道上にいるバスを釣るものだ、ということは理解できるわけです。
しかし、じゃあ、スピナーベイトで同じ層を引いてきたらどうなるの?
バイブレーションは?
なんなら4インチグラブで引いたっていいんじゃない?
…スピナーベイトをGoogle大先生で調べてみます。
「釣れる」と書いてある。
…続いてバイブレーションを調べてみます。
「釣れる」と書いてある。
…それでは、と4インチグラブを調べてみます。
やはり、「釣れる」と書いてある。
…結局、何を使おうが釣れるんじゃないの?
これらのルアーでは釣れなくて、クランクだから釣れるっていう状況って、どんな状況??
―これが理解できなかった僕だったのでした。
さっきも書いたように、僕自身、今ですら、クランクの使い方がわかっているわけではありません。
ただ、そんな僕でも「あ、これは本当なんだろうな」と思えた使い方が一つあります。
それは、
「クランクは当てて使え」という昔のどこかの偉い人が残した言葉です。
なんにもないオープンウォーターをグリグリと巻いて使う、
…まぁ、それも使い方の一つではあるでしょうが、より釣れる確率を高めるための方法として、
クランクを「何かに当てて」使うというのは非常に有効な方法です。
例えば立ち木や杭にわざと当てるように引いてきて、ヒラを打たせてリアクションを狙う、
というやり方などは誰しも一度は聞いたことがある釣法だと思います。
…そうは言っても、目に見えるストラクチャがない場合はどうするんだ、
そういう意見もあるでしょう。
ところが、どういった場所でもわりとコンスタントに狙える「物に当てる」方法があるわけです。
その一つは、「底」、
もう一つは、「壁」です。
クランクで底を取る、ということについて。
一般に「ボトムノック」と呼ばれるこの方法は、リアクションを狙った釣り方として非常に有効です。
ただ、その場合に気をつけなければならないのが、クランクの「軌道」を意識することです。

相変わらず下手クソですいませんが、これがクランクの軌道です。
最大2m潜るクランクだとした場合、ルアーを投げて、着水地点から段々と底に向かっていき、
最大深度を取れる距離は、実はたったこれだけしかありません。
この軌道を頭に入れつつ、底のどこにクランクをぶつけたいのか、それを意識する必要があります。

例えば、こんな地形があったとします。
僕が立っている場所からゆるやかにシャローが続いていて、ある地点でブレイクがあることがわかっている。
オカッパリポイントとしては、割りと一般的な地形ではないでしょうか。
そうすると、僕としてはブレイク地点から足元のシャローまで、効率的にクランクを引いてきたいと思うわけです。
―なんとなく、ブレイクがあるであろう距離までクランクを投げてみます。

すると、こうなってしまいます。
底を取れたのはシャローの半分しかありません。
次に、クランクの軌道を意識して投げてみます。

無事に、ブレイクからシャローエリア全体を引いてくることができました。
ということで、クランクで底を取りながら引いてくるのは非常に有効な釣り方ではあるのですが、
その場合は地形と、クランクの軌道をよく意識する必要があります、というお話でした。
…なお、ここまで読んで懸念を持たれる方も多いと思いますが…、
「根がかり」
…当然、これのリスクは高まるわけです。
これも、あくまでも僕の場合は、ということなのですが、
底を取りたい場合、僕は浮力の高いクランクを使うようにしています。
それでハンドルはちょっとつまむようにして、あまり力を入れずにソロソロと巻いて行きます。
コツコツとした感触はいいのですが、ちょっとティップが入るような「クッ」としたぶつかり方をした場合は、
すぐにハンドルを離してラインのテンションを緩めます。
そうするとクランク自体の浮力で障害物を回避して、2~3秒経つとまた巻き始めることができるようになります。
他にも、フックをダブルフックに変更することもそれなりの効果があると思います。
バス釣り初心者の方でクランクをなんとなく使っている方、
底を取る使い方も、怖がらずにぜひやってみてください。
…まぁ、根がかるときは、根がかりますので、最初は精神的なダメージの少ないルアーで試すことをオススメします。
ということで、そんなクランクの使い方と、関係があるような、無いような、本題の釣行記です。
7月13日。
大会から一週間後、僕自身としては決して満足する結果ではなかったわけですが、
結局のところ、何が正解だったんだろうかと、それを確かめるために新川に行くことを決めていました。
大会と同じルートを周ってもいいけれど…、
…釣りたい。
釣って、確かめたい。
大会と同じルートを周って釣れなくて、???となって終わることは嫌だ。
てことは、アレじゃないか。
フローターでやっちゃうしかないじゃないか。
フローターならオカッパリでは確認できないこともできる。
行けないところも行けるし、撃てないところも撃てる。
それで魚の反応を見れば、どう攻めるべきだったのかがわかるんじゃないのか。
…よくよく考えてみれば、プラの時こそ浮くべきだったのかもしれない。
とにかく釣って確かめるのが一番なんじゃないだろうか。
…次回はそうしよう、と今から企む僕だったのでした。
前日の7月12日、車にフローターを放り込んで就寝します。
―明日は4時位に起きて、大会と同じくらいの時間帯でやろうかな。
朝一はシャローを確認したいから、エントリーポイントからあっちに行ってあそこをやって…、
そんなことを考えながら、いつの間にか寝入っていました。
…窓から差し込む朝日を受けて、目が覚めます。
うう、良く寝た…、
…朝日?
時間を確認します。
…9時。
―なんというんでしょうね、
5時とか6時に起きて、「あ、やばい、寝過ぎた!」とか、「朝マズメ逃した!」とか言ってるレベルじゃないわけです。
熟睡、いや爆睡の域じゃないか。
釣りに行こうとあんなにも心に決めて就寝したというのに…。
むしろ普段より寝てるよ、これ。
他人ごとのように意志薄弱な自分自身を再認識して、逆にサバサバとした僕は顔を洗い、朝食をとって、
ゆうゆうと車に乗り込み、新川に向けて出発したのでした。
新川到着は10時過ぎ。
車を降りて状況を確認します。
…う。
人。
人人人。
ボートまでいる。
しかも2艘も。
フローターも3人か。
しかも、みんなこぞって東側の岸を撃っている。
…そっち、僕もやりたかったんだけどなぁ。
寝坊のツケなのですから、仕方がありません。
しかし、今年の新川は例年と比べても人が多い気がする。
ボートも毎回のように見るし、フローターなんて2年位前は僕だけなんて時も多かったんだけどなぁ…。
心の中でボヤきながら、せっせとフローターの用意をしてエントリーします。
水面には、うっすらとアオコが。
…そうですか、いよいよそんな時期になってしまいましたか。
しかし、雨が一回降れば消えて無くなる程度のアオコ。
気にせず、南に向けて漕ぎ出しました。
さて、どうするかですが…。
散々撃ち尽くされているであろう東側の岸を撃っていっても釣れる気がしない。
仕方なく、西側の岸を撃つべく移動を開始します。
このあたりの新川の特徴といえば、ザックリと東側にはシャローとカバー、
西側には整備された垂直護岸と水深の深さが挙げられます。
午前中は、当然ながら東側にシェードが形成されるわけですので、
この時期は朝一に東側の岸を撃ち、日が昇ってから西の水深のあるボトムを取ることがセオリーです。
…とはいえ、これだけの人がこぞって東を撃っているなら、むしろ西を撃つほうが確率は高いだろう。
そんな思いから西を選択したわけですが…、
…。
うーむ。
うんともすんとも言わない。
5gのヘビダンで岸際ギリギリを狙っていくのですが、反応がありません。
岸に足場のない、オカッパリでは撃てない箇所を重点的に狙っていくのですが、たまにギルからの冷やかしがあるばかり。
どうしたもんか…。
悩んでいると、岸際を一台のチャリンコが走りすぎていきます。
…あ、ロッド持ってる。バサーだ…、って、
やまさん!?
やまさんだ!オーイ!!
やまさんも気がついてくれたようです。
岸際に向かって移動します。
チャリンコを降りて近づいてきてくれるやまさん。
や「釣れてる?」
―いやー、今入ったばっかりなんですけど、反応ないですね…。
本当は反対側を撃ちたかったんですけど、ボートやらフローターやらが多くて…。
や「でもこっち側、釣れるとこないじゃん」
―う、そうなんですよ。わかってるんですけどね…。
やまさんはもう帰りですか?どうでした?
や「八千代橋まで行ってきたよ。5本かな?今日たぶん活性高いと思う」
…げ、マジですか。
何も反応ないですが…。
フローターなら釣れるでしょー、と無責任なプレッシャーを残して、やまさんは去って行きました。
…。
5本かぁ。
それを聞いてしまったらデコっても言い訳はできませんよ。
最低限、同じ5本かな。
それだけ釣るまで、今日は帰らない!
今日の目標を設定し、気持ちも新たに西側の岸を撃ち続けながら下っていきます。
…やがて宮内橋までたどりつきました。
…う、
この時期に、フローターでここまで釣り下って釣れてないなんてことは記憶に無い。
ここはやはり、ライバルが多かろうが東側の岸に移動すべきなんだろうか…。
水門前。
流れこむ真下にキャスト。
…ズン!!
投げたリグに、不意に重みがノリます!
…デカい!!
ヤバいこれ、40…いや45はある!
魚は一目散に横に走っていきますが…、
あれ?
これバスじゃないな、たぶん。
ゴリ巻いて、水面まで浮上させると、やはりコイ。
ヘビダンがスレがかってしまったようです。
エイエイと振り回し、フックを外すとコイはそのまま底に戻って行きました。
…あれだな、これは、こっちが不正解だという神の啓示に違いない。
とは言え、もうそろそろ日は真上に差し掛かります。
東がどうの、西がどうのというのはあまり関係ない時間になってきそうですが…。
…む。
同じことを考えたのかどうなのか、東側にあれだけ居たライバルが居なくなっている。
チャンスだ!
…信じて、対岸に移動します。
…さて、
とは言え、あれだけ撃たれた東側。
まともに撃っていってもどれだけのバスが残っているか。
…。
巻くか。シャローを。
岸際は捨てて、シャローのヤル気があるバスを狙っていこう。
シャローエリアに移動し、岸から距離を取ってクランクを巻き始めます。
―ここでまた余談になりますが、
オカッパリとフローター、あるいはボートの最大の違いとは、
言わずもがな、「ポイントに対するアプローチが逆側になる」、という点に尽きます。
岸から撃つオカッパリ、
水上から撃つフローター、
ルアーを投げて着水させた後は、「巻いて寄せるしかない」ルアーの宿命として、
「自分から遠ざける攻め方はできない」、というのがルアーフィッシングの大前提です。
(バックスライドは例外としますよ)

冒頭の例で、ブレイクをクランクで攻めようとするとこんな感じのアプローチになります。
岸までの距離が近すぎると、ブレイクを攻めきる前にクランクが浮いてきてしまいますので、
やはり、攻めたい箇所とクランクの軌道を意識することが重要です。
…さて、このあたりはキャストした後でロッドを水中に突っ込みながら巻いてくると、ちょうど底をかすめながら引いてこれるようです。
岸際に投げて、2~3m巻いてきたところ。
…グンッ!
クランクに重みがノリます。

20cmちょっと。
いやー、でもよかった。
ひょっとしたらひょっとするかも、なんて不安に思ってましたが、
これで一安心です。
同じように岸際に。
ググッ!
あっ、またきた!?
25cmくらいのバスでしたが、写真を撮る前にエプロンから逃げ出しました。
活性のあるバスは、やっぱりシャローに溜まってるのか?
同じようにキャスト。
グンッ!
また喰った!
パターンだ!
…バシャア!
…くあ!
跳ねさせてしまった。
せっかくの巻物バス、もうちょっと慎重にいかないと…、
ググッ!
またきた!!
…フルン!
ぬあああああああああ!
…なんだ、トリプルフックでこんなにバレるって…、
…あ、フックがヘタってる…?
これのせいか?
家に帰ったら交換するとして、ひとまずシャープナーで研いでおきます。
さて、そろそろシャローエリアも終わり。
ここから引き返してシャローを打ち続ければ、まだそれなりに釣れそうだけど…。
…ただ、バラシも含めてサイズがイマイチなんだよなぁ。
これが今日の正解だ!って、胸を張って言えるだろうか?
シャローに上がってるのはコバスばかり、てことは、デカいのは少し違うところにいるんじゃなかろうか。
…うむ…、
…流れ込み?
東側の流れ込みに移動します。
ここもどうせ撃ち尽くされているんでしょうが…。
ヘビダンをキャスト。
…ゴッ!
!?

30ちょっと。
…まぁ、でもこれはたまたまだよねぇ。
うーん??
…ゴゴゴ…ゴロゴロ…
!!?
ポツポツ…
ザァァァァァァッァァァァァアアア!!!!
やべ!
雨降ってきた!!
今日雨降るって言ってたっけ?
ヤバイヤバイ…!
2014/7/13(日)
曇→雨
弱風
気温:25度
水温:25度
アタリ:6
バラシ:3
ゲット:3
…こうして、結局フローターまで出したにも関わらず、
この日も???で終了となってしまったのでした。
…アシ際のシェードだったのかなぁ。
ライバルのボートやフローターの人達はデカいの釣れてたんだろうか。
そろそろ梅雨も明けるでしょうし、状況もいよいよ夏に突入していくでしょうから、真相は闇の中、です。
…さて、これからは梅雨も明けてますます撃ち物の独壇場といった季節になってきますね。
僕も今日の魚が今年最後の巻物バスなんてことにならないように、
チャンスがあればがんばって巻いて釣っていきたいと思います。
…あ、5本釣ってないや。






