「釣りって何が面白いの?」と聞いてくる人はあまりいません。
「釣り」ほど大衆に認知されている趣味もそうそう無いと思っていますが、
悲しいかな、僕の務めている会社には釣りをやる人間はほとんどおらず、
趣味といえば、「ゴルフ」組と「フットサル」組が二大派閥となっています。
そういった方々に、「ビジ夫、お前もゴルフやれよ」とか、「ビジ夫さんもフットサルどうすか」とか誘われたりするわけですが、
そういった時には、
――釣りやってるので、他の趣味やってる余裕ないんですよ
と、答えることにしています。
こう答えると、半分の方々は、「そうか、まぁ興味が出たらいつでも言ってよ」と引き下がります。
そしてこの時点で、「釣りって何が面白いの?」と聞いてくる人はそうそういません。
しかし残された半分の方々は、おおよそ次の質問に発展します。
「何釣ってるの?」
そうすると僕は、うわー、発展しちゃったわーと思いながら、
――ブラックバスです
と答えるわけです。
そうすると、残った半分の更に半分の方々は、
「…あー、ブラックバスね…」
という感じで立ち去ります。
しかし更に残った半分の半分の方々は、いよいよ次の質問をしてくるわけです。
「ブラックバスって、何が面白いの?」
と。
…バス釣りって、何が面白いんでしょうね。
問われてみて、あらためて考えることがよくあります。
――魚が掛かった瞬間のアドレナリンが噴き出る感じ?
――やり取りしている最中のハラハラともドキドキともつかない時間帯?
それも勿論なのですが、質問の主旨は「バス」釣りの何が面白いのか、
つまり他の釣りとは何が違うのか、ということなのでしょうから、
他の釣りにはない、バス釣りならではの面白み、というものを考えるわけです。
そんなことを、うーむ、と考えていると、
さして興味があるわけでもなく、食べられないのになんでだろうくらいの軽い気持ちで聞いてきた方々は、
「や、いいよ」とか、「大丈夫っす」とか言って、その場を立ち去っていくわけなのですが、
残された僕は、相変わらずバス釣りとその他の釣りの違いを考えこむことになるのでした。
…で、別に勿体つけるような話でもありませんので結論を言うと、
今のところの僕の答えとしては、
「魚を探す」ことがバス釣り独特の面白み、なんだろうと思っています。
バス釣りといえばルアーフィッシング、ルアーで釣るのが独特の面白みだろう、というイメージもありますが、
…いや実際にルアーを使って釣り上げる楽しみがあることも事実なのですが、
ルアー釣りというだけなら、別にバスではなくても淡水でも海水でも色々な釣りがあるわけです。
ただ、そういった釣りと一線を画す要素として何がある?となったときに、
僕としては、魚を探す楽しみがそれです、という結論になるのでした。
バス釣りを知らない人に、「一日で10km以上歩いたりしますよ」とか、
「ボートを自分で操船して湖を走り回るんですよ」なんて話をすると、
「え、そういう釣りなの?」という反応が返ってくることがほとんどです。
釣りというもの自体が、いかに「待つ」イメージを根付かせているか、と思い知らされる瞬間です。
―バス釣りって、凄くアクティブなものなんですよ!
なんてことを言ってみても、実際にやってみないことには本質を理解することは難しいのでしょうし、
別に僕はバス釣り普及大使でもなんでもないわけですから、
「そういうもんなんですよー」と、ぼやかして話を早々に終わらせるのでした。
…さてこの「魚を探す」という要素、
バス釣りを構成する非常に重要な要素なわけですが、
如何に正確無比なキャストコントロールを誇る人でも、
あるいは、高価なタックルを揃えている人でも、
学校のプールで釣りをやっていたって、魚は釣れないわけです。
「魚がいるところで釣りをしなければ魚は釣れない」
という非常に当たり前の結論です。
右足を出して、左足を出すと、歩ける!というくらいには当然至極の結果です。
―果たして魚はどの場所にいるだろうか。
…できれば、大きめの魚がいることが望ましい。
…なおかつお腹を空かせていれば最高だ。
そういったことを推理して、試してみて、結果を確認して、また推理する。
その繰り返しが、バス釣り特有の楽しみと言えるのではないでしょうか。
そしてこの楽しみは、本質的に個人競技であるバス釣りの中でも、
数少ない、他人と共有できる楽しみの要素だと思っています。
釣り友達とあーだこーだと相談して、あっちはどうだろうとかそっちはダメだとか、
そんなことを相談しながら、決めたポイントで魚が釣れたなら。
それが自分だろうが友達だろうが、嬉しいものじゃないでしょうか。
…僕は嬉しいなぁ。
前フリが長くなりましたが、9月20日の第六回印旛水系釣り大会です。
週間予報では、この日は雨とも曇りともはっきりせず、
前日になって晴れの予報に変わったものの、
逆に言うと前日まで天気予報士さんを悩ませていたということなのですから、きっと不安定な状況なのだろう、という想像はしていました。
前日は会社を休んでプラクティスして状況の確認を…、
と毎回そううまくいくわけもなく、仕事に忙殺されてしまった僕が知っている最近の印旛水系とは、
3週間前にフローターで釣行した神崎川のみです。
ただ、人づてに聞く限りではあまり状況は芳しくないらしい。
特に、新川本流での釣果があまり耳に入ってこない。
そろそろ季節の変化も落ち着いて、バスもヤル気を出してくるのでは…、
と睨んでいた9月20日だったのですが、一方でヤル気の出ないまま冬を迎えてしまうというのも新川のトレンドです。
結局僕は大した考えもないまま、当日を迎えることになってしまったのでした。
3時半にWestさんを拾って集合場所に向かいます。
一度Westさんとは組んだことがある以上、二度と同じチームになることはないルールですから、
Westさんは今日どうするつもりなんですか?なんて野暮なことは聞きません。
というよりも、
――考えてみればそもそも聞くまでもなくこの人は花見川下流へ猫まっしぐらなんだった。
車中では他愛のない話に花を咲かせ、4時過ぎに集合場所へ到着しました。
既に到着している方々、後からやってきた方々に挨拶を済ませ、さて、開始時刻の4時半です。
――じゃあそろそろ抽選を…、ってあれ、二人足りない?
今日は20人の予定でしたが、集まっているのは僕も含めて18人。
West「一人は車の故障で断念だそうです。もう一人は…、ちょっとわからないですね」
――あらら…、残念。故障はしょうがないですね。
じゃあもう抽選しちゃいましょう。
遅れてる方が到着したら、僕のチームに加えて3人でやりますよ。
こんなこともあろうかと、人数が奇数だった場合の3人チームのルールもWestさんと決めてきていたのです。
抜かりはありません。
…とは言え、チームの総ポイントを2/3にする、というだけではありますが…。
抽選の結果、僕のチームはIチーム。
相方は…、カタヤマさん!
このカタヤマさん、今回初めてご一緒しますが…、
大会には以前も参加いただいたことがあり、
その時に2オンスのパンチングタックルを持参していて、非常に印象に残っていました。
「新川はあんまり来たことがないんですけど、前に来た時はパンチングで大きいのが釣れたんで」
…たしか、そんなようなことを仰っていました。
新川でパンチングって…、
あれですかね、浮草島でしょうか?
それくらいしかパンチングが有効そうなポイントは他に思いつきませんが、
しかし、思いつくまでは誰でも到達するでしょうが、それを実行しようと思うでしょうか?
――しかも、オカッパリで。
…この方は、ヤバい方だ。
当時からそう直感していたのでした。
しかし、逆に相方としてはこの上なく心強い話です。
…そうだ、僕より格上なのは間違いないし、せっかくだからエリアも決めてもらってしまおう。
――カタヤマさーん!どこ行きたいですか?僕、どこでも付いて行きます!
カ「いや、僕も来てないんでわからないです…」
…そうだった。
新川にはあんまり来ないと前に聞いていたじゃないか。
カ「前の大会では鹿島川で良い思いをしましたよ。ただ、今は多分減水してるし、遠いですからね…」
…鹿島川!
僕は行ったことがない場所。
たしか、本湖に近い場所。
大会参加者の何人かが過去に朝一狙いで入ったとかなんとかいう話は確かに聞いていた。
その、減水というのが鹿島川にとって良いのか悪いのかもわかりませんが、
まぁ、話の流れからするとネガティブな方なんでしょう。
うーむ…。
カ「無理せず近場にしましょう」
近場…?
あ、そうだ、花見の上流にしませんか?
一日やれる場所かというと疑問ですけど、朝一ならあそこは実績ありますし、
何しろ魚はいますからね、絶対。
…喰うかはともかく。
カ「いいですよ、そうしましょう」
…魚さえいれば、カタヤマさんが何とかしてくれるに違いない。
そんな了見の元、僕は花見川上流へ向けてハンドルを切ったのでした。
まだ薄暗い中、花見川上流に到着。
ポイントには2,3人の先行者。
大会参加者ではなさそう。
もっとも、先行者がいるのは織り込み済み。
それくらい人気があるポイントだと分かった上で来てるんですよ、こちとら。
最上流で水を確認します。
少し減水しているようですが、水はクリア。
…ただ、薄暗くて様子がわかりませんが、あまりバスの気配を感じません。
カタヤマさんはそのまま最上流に陣取り、僕は少し下流側に入ります。
まずはスイムベイトを巻いて表層近くの魚に反応があるか確認してみます。
早朝に響き渡る派手な着水音。
ヌラヌラ~。
ヌラヌラ~。
…反応なし。
まぁ、そんなこったろうと思ってましたよ。
本命ルアーにリグり直します。
…スピナーベイト!
状況が全然わかっていなかったながらも、多分、今日は撃ちではないんじゃないか。
ガマンしてスピナベを投げ続けていったほうが、いい結果になるんじゃないか。
そんなことを考えながら、おニューを持ってきていたのです。
今日はスピナベを投げ倒しますわ、なんて、車中でカタヤマさんと話をしていたのです。
タンデムウィローの3/8オンス。
今日はお前と心中だ!
まずは沖目から。
バヒューーン!
着水したらしばし放置。
深いレンジを意識したいのと、着水のプレッシャーを少しでも和らげたいためです。
…スピナベが浮いてこないように意識してゆっくりめに巻いていくと…、
…ガッ
!?
…。
魚じゃ、ありませんよ。
根がかりですよ。
…しまった。
ちょっと魚っぽいとか思ってフッキングしてしまっている。
…えいっ!
…。
…ていっ!
…。
…おりゃあああああ!!還って来…
ブヅッ!!
…ああ、
大会用に、いつも使ってるスピナベじゃなくてわざわざ新品を新調してきたわけですよ。
んでいつも使ってるスピナベは家に置いてきてしまったわけですよ。
どうしよ…。
スピナベ巻く以外のことを考えてなかった。
だってですよ、今日僕はスピナベを一日中巻くと決めていたわけですよ。
で、スピナベを結んだタックルがあるわけじゃないですか。
そしたら、それを投げてればいいと思いますよね?
…なのにスピナベが無くなっちゃったんですよ!!
ちょっと何を言ってるか自分でもわからなくなってきてしまいましたが、
川底を割ってマジンガーZのようにスピナベが出てくるわけでもなし、
手持ちの他のルアーでがんばるしかありません。
…ひとまず、ディープレンジを探れるクランクをセットしてみます。
…チャラーラーララーラーラララ、
チャラーラーラーララーラーラ、
チャラーラーララーラーラララ(かけーぬーけーろーとおくまでー)
チャラーラーララーラー!(おぎーのーたかーしー)
…あ、電話だ。
Westさん?ハイもしもし?
W「遅れてたナツキンさんから連絡ありまして。合流できます?」
――おお、来ましたか。よかった。
じゃあこっちで連絡とって合流します。
はい、はい、りょうかいでーす!
…プチ
――カタヤマさーん!遅れてた方から連絡ありました!
もうちょっと下ったところで合流しまーす!
…せっかくですから合流を兼ねて移動することにします。
少し濁りの入ったエリア。
結局最上流ではウンともスンとも反応が無かったわけですが、
それはクリアな水質が逆に悪かったのではないか、という想像のもとです。
手分けして探っていきますが、しかしここでも反応がありません。
カ「ビジ夫さん、どうですか?」
――あ、カタヤマさん。
いや、全然ダメですね。
カ「さっきそこで一匹かけたんですけど、バラしちゃいました」
――えっ、魚いましたか!
…そうか、やっぱり最上流よりはこっちのほうがいいんだ。
…チャラーラーララーラーラララ、
チャラーラーラーララーラーラ、
チャラーラーララーラーラララ(かけーぬーけーろーとおくまでー)
チャラーラーララーラー!(おぎーのーたかーしー)
…ん?、電話だ。
ナツキンさんかな?
ナ「着きました!」
――了解です!じゃ駐車スペース案内しますので!
ようやく、チームとしてはここからスタートということになるでしょう。
ちょっと停滞気味だったムードにもいいアクセントになってくれそうです。
無事合流し、岸際に促して釣りを再開します。
――ナツキンさんは、最近印旛水系に来てるんですか?
ナ「先週花見川で40アップ2本釣りました」
!!!
え、どこでですか!
ナ「なんていうんでしょう、中流の…、ちょっと足場が良い感じの…」
――あ、わかった。あそこか。
あそこ、駐車スペースから結構歩きますよね?
ナ「歩きますね」
大会ではちょっと行きづらい場所。
でも40アップ2本?
ここ最近の印旛水系ではあまり聞かない釣果です。
きた。
遅れてきた救世主、ナツキンさん。
40アップ2本も獲ったら優勝でしょ、絶対!
…なぜか既に40アップが釣れる前提になっています。
――ちなみに、リグはなんだったんですか?
ナ「シャッドテールワームですね、5インチの…、ちなみに今も付けっぱなんですが」
…やっぱり巻きか。
シャッドテール?
カバンをゴソゴソすると、ありました、一つだけ。
真似してワンナップシャッドの5インチをノーシンカーでリグります。
ナ「底近辺を巻いて…、」
…ん?
んん!?ナツキンさんの竿がしなっている!
…え、きたんですか!?

37cm。
マジですか、いきなり!?
ナ「釣れちゃいました」
――え、どこで釣れたんですか?
ナ「対岸に投げて、しばらく巻いてきたとこです」
…。
何か見えないピンでもあったんですかね…。
それともたまたま回遊してる魚が喰ったんだろうか。
カ「――どうですか?」
――あ、カタヤマさん。
いや、ナツキンさんがいきなり来ていきなり釣りましたよ、37cm。
カ「マジですか!すごい!」
――しかも、しかもですよ、先週釣ってるらしいんですよ、40アップ2本。
カ「え、どこでですか?」
――中流域みたいなんですが…。
結構歩くんですよね…。
…行ってみますか?なんて気軽に言う訳にはいきません。
ここで移動するかどうかの判断は、非常に重要なポイントになります。
僕にはここまでアタリすらありませんが、ナツキンさんは釣り上げ、カタヤマさんも反応を得ている。
簡単に釣れそうな状況ではありませんが、今日の印旛水系全体がこんな感じだとすると、ここはまだマシな部類だという可能性だってあります。
大会での移動は、それなりのリスクを伴います。
ここでやり続ける選択肢もある…、けど。
…40アップ?
大会で40アップ釣っちゃう?
――下流域に行って、そこから中流まで上りましょう。
リスクとリターンを計算できない人間の末路です。
欲望に目が眩んだ者の成れの果てです。
僕にとって、この瞬間が間違いなく今大会のターニングポイントだったわけですが、
当の本人がそれに気づかず、ここから下流までの移動時間と、そこから中流までの移動距離と、
帰着までの時間さえもまともに計算せずに、簡単に移動を決めてしまったのでした。
…最下流に到達したのが9時過ぎ。
そこから中流まで歩いて到着したのが9時40分。
水の状態を確認すると…、
…魚ッ気が、ある!!
…あっ!早速ナツキンさん釣った!
…ぐ、コバスか、惜しい!
あっ!!カタヤマさんも釣った!!
…またコバスか!惜しいぃぃぃ!!
いやでも良い調子!これならすぐにキーパーも…、
…あれっ!?
10時過ぎてる!?
――ヤバい!!ヤバいッス!!二人とも戻らないと!!
…ほとんど満足に竿を振る間もなく、駐車場に引き返します。
何のためにこれほどの移動時間を割いてまで中流に来たのか。
魚を釣って、お立ち台に上がるのが目的だったはずなのに、
僕の中では、中流に来ること自体が目的になっていたのか。
…駐車場に到着した時点で10時半を回っています。
急いでエンジンをかけ、帰着場所に向けてハンドルを切りますが、待ち受けていたのは、
渋滞。
…ヤバイヤバイ!
これは…、このペースだと…、
間に合わない。
…さぁ、ここでルールのおさらいです。
印旛水系の大会では、帰着遅れに対して非常に厳しいペナルティを課しています。
それは即ち、
「帰着遅れ1分毎に1ポイントマイナス」
――仮に、
40を釣った!やったぜ!
…と喜んだのもつかの間、15分遅刻すれば、その40はたったの25ポイントになってしまうのです。
歴戦のデカバスが、たった15分で可愛い可愛いコバスちゃんになってしまうのです。
アンチエイジングどころの話ではありません。
由美かおるも真っ青な若返り健康法です。
…えーと、我がチームのポイントはナツキンさんが釣った37cm。
2/3にしないといけないから、24ポイントか。
…24ポイント。
キーパーが25cmなんだから、普通の二人組チームでは絶対に有り得ないポイント。
カタヤマ「でも、周りが皆デコってたらウチが優勝ですからね」
…ですよね!
最後の最後まで希望を捨てたらいかんですよ。
他のエリアなんて、もう本当に終わってて、
バスなんて3匹くらいしか生き残ってなくて、僕らが唯一の釣果なのかもしれないのですから!
…ジリジリ、ジリジリ。
うう、まだ16号にも出れてないのに11時を過ぎてしまった。
…いや、でもまだポイントは残ってる。
1ポイントでも残ってれば、優勝の可能性はあるんですから!
…11時20分。
…ヤバい!
あともうちょっとなのに!信号が、なんでこんな時に限って信号がことごとく赤なんだ!
早く早く!…ああ、ちょっと、バスが左車線に!
もうちょい、もうちょいなんだけど、ああ、やばい、22分!
ここ下りて、曲がって、その先へ!
…ゴーーーーーール!!!
11時23分!!!!
奇跡です!奇跡の1ポイント残りです!
優勝へ向けて、奇跡の帰着となりました!!!
やりました、大逆転に向けて望みをつなぎましたーーーーー!!!
「……………。」
…う。
皆さん、怒っていらっしゃいます…よね?
「………………………。」
す、す、す、すいませんでしたーーーーーー!!!!
2014/9/20(土)
曇→雨
弱風
気温:19→23度
水温:21度
アタリ:1
バラシ:0
ゲット:0
やらかした…。
バス釣りで、バスを釣るためには何が一番重要なのでしょう?
…それはもちろん、「場所選び」です。
その一番大事なことを、この大一番で決定的に間違ってしまった。
…いや、あるいは最初の花見川上流はそれほど間違った選択じゃなかったのかもしれない。
こまめに移動を繰り返しながら、もう少し辛抱できていたら…。
勝手に失敗だと思い込んで、さらに大きな失敗を犯してしまったのかもしれない。
参加者の皆様。
大会初の遅刻によるペナルティが主催者とは、なんとも締まらない話で、
僕自身も情けなく、また申し訳ない気持ちでいっぱいです。
――花見川の下流は、行くなら早い時間帯で行きましょう。
これが今回僕が学んだ、大会のセオリーです。
間違っても中流まで足を伸ばそうとか、欲をかいてはいけません。
今回、全9チーム中ウェインは7チーム。
我がIチームは当然のこと第7位となりました。
カタヤマさん、ナツキンさん。
今回は僕が突っ走ってグダグダにしてしまい申し訳ありませんでした。
願わくば、これに懲りずにまたご参加いただけますように。
帰り際、雲の間から覗いた陽の光が、いつも以上に目に染みた僕だったのでした。


