誘っていただいたのは勅使河原さん。
勅使河原さんもオカッパリでしか経験のない野池を、フローターで攻めたらどういうことになるのか、というのが当日のコンセプトだったわけです。
…ところがどっこい、当日の野池は水を打ったように静まり返り、
あらゆる手段を試みるも反応の一つもなく、
こりゃ、諦めますかと午後を回る頃には既に撤収の準備を進めていたのでした。
―このまま帰るのもなんですから、せめて何か美味しいものでも食べて帰りましょうか。
勅「そうだね、ちょっと調べてみようか」
―僕はラーメンがいいなぁ。勝浦担々麺なんてどうでしょうね。
勅「あ、なんか有名なラーメン屋が近くにあるみたい。そこ行ってみようか」
―…有名なラーメン屋?こんな辺境で?
若干、疑念がよぎったものの、他に心当たりがあるわけでもない僕は、素直にその提案に乗っかったのでした。
先導する勅使河原さんの車に付いていきます。
すると突然ハザードを点灯させて停車する勅使河原さんの車。
…車を降りて、どうしたのか聞きにいってみます。
―どうしました?
勅「いや、ナビだとこの辺のはずなんだよ」
―ここ?見たところラーメン屋のラの字も無い感じですが…。
辺りを見回しても、あるのは道路と畑だけです。
勅「ケータイのナビだからかなぁ…」
―ああ、普通の車のナビだと載ってない店ってことだったんですね。
ちょっと、その辺調べてきますよ。
車を駐車し、徒歩で辺りの捜索に向かいます。
坂を下り、曲がり角を曲がってその先を見やろうとしたところ、
前方に佇むチャラいお兄さんが僕をガン見しているではありませんか。
―え?あれ完全に僕をロックしてるよね?
車停めちゃダメな場所だった?そもそも立入禁止だったとか…?
…おや?お兄さんが走ってくるぞ?
何やら良い笑顔をしながらチャラいお兄さんが僕に向かって突進してくるぞ?
…なんだこの状況は?
僕はこのまま突っ立っていていいのか?逃げるべきではないのか?
動揺して逃げ遅れた僕に対して、ついに追いついたお兄さんが話しかけてきます!
「すみません、日○テレビの月曜から夜○かしという番組なんですが…」
…おや?
何を言ったのかな?今、何て言ったのかな?このお兄さんは?
テレビ?月○から夜更かし?ってあのマツ○デラックスの?
何故?こんな辺境の地で?
混乱し話に付いていけない僕を無視して話し続けるお兄さん。
「今、場所が分かりづらすぎるラーメン屋という企画で、実際に迷われてる方を探してまして」
「今、明らかに迷われてましたよね?ラーメン屋探されてましたよね!?」
―企画?場所が分からないラーメン屋??
「ラーメン屋探して迷われてましたよね!?」
―ハイ、ラーメン屋探して迷われてました…。
「お話伺いたいんですよー。ちょっとお時間いただけないですかねー?」
―え、撮るってこと?
「はい、インタビューさせていただきたいんですよー!」
…。
―無理!!
…念のため勅使河原さんのところに戻り主旨を伝えます。
勅「無理!!」
…客商売のサラリーマンにとっては失うものが大きすぎます。
彼らも面白い画を撮るために、こちらのポテンシャル以上のパフォーマンスを引き出そうと仕掛けてくるでしょう。
それにまんまと乗っかって、ある日お客さんのオフィスを訪ねたときに、
―御世話になっております。ビジ夫と申しますが、10時からお約束をいただいております。
なんて受付のお姉さんに挨拶したら、
「あ、月曜からヨフ夫様ですね、承っております」
なんて返されてしまうような、そんな不名誉な事態は避けなければなりません。
…ぜひ、他に○ツコが思わず突っ込みたくなるような面白い人を見つけて、この企画がお蔵入りにならないことを、陰ながらお祈りしております。
おそらく一生に一度の経験をした、6月7日でした。

…ということで、案外早く戻ってまいりました、ビジ夫です。こんばんは。
ピカピカのノートPCを前にホクホクとしながらこの文章を書いているわけですが、
これもひとえに僕のネゴシエーションスキルの賜物ということが言えるでしょう。
前回の故障以来、PCが無いと困るんじゃオリャー!と継続して嫁さんと交渉していたわけですが、
どうせネットしか見ないんだから次はタブレットが良い、という嫁さんの意見に対して返答に窮し、
…タブレットじゃブログが書けn
…タブレットじゃ容量が小さいんじゃオリャー!子供たちの写真やら動画やら保存してあるだろうがオリャー!などと押し切って、
見事、家計からPC購入と相成ったわけです。
こうして新しいPCを手に入れたビジ夫は幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。
で、ここ最近の近況ですが、前回書き損ねた(書いたけど闇に葬られた)ダム釣行で、
かなり感じ入ることがあったためにそこだけ切り取って書いておきたいと思います。
そのことから今日まで僕は「うーむ」と悩みながら日々を過ごしているわけなのでして、
僕にとってこれは結構重大な、本質に関わってくるような悩みだったりするわけです。
どういうことかというと、今まではこう思ってたけど実はこうかもしれないね、なんて、
大なり小なり誰しもが通るターニングポイントというものがあると思いますが、
今まさに僕はその転機に立っているのではないか、なんて考えたりもしているわけです。
…ずいぶん大げさな書き方をしていますが、そのくらいのインパクトがあった経験をしたわけです、個人的には。
で、その悩みとは「ライトリグの必要性」というものについてです。
…いや、そりゃ、ね。
必要か不要かと言われれば必要に決まってますよ、そんなものは。
ライトリグと言ったって色々ありますし、
一応ベイトだけで通してきた僕としても、5gくらいのラバージグに3インチくらいのワームをトレーラーにしてバスを釣ったりとか、ありますよ。
それだって人によっては充分ライトリグですよ。言ってみれば。
ところがですね、この間行ったフローターダムで、そんなレベルでないライトリグの重要性というものを痛感したわけです。
具体的には、ストレートワームのノーシンカーには反応するけどそれ以外は見切る、という切ない状況を経験したわけです。
…ちょっと、駆け足で当日の状況をおさらいしたいと思います。
まず、朝一です。
朝イチはそこそこ活性が高かったように思います。
シャローや岩盤など、明らかに捕食に来ていたと思われるバスを見つけることができました。
ところが、一時間やそこらでそういった活性の高いバスは姿を消し、
僕はバスが立ち木の中に身を潜めているのでは、と考えました。
そして立ち木の中に直リグを丁寧に落としていって、それが正解だったということを確信しました。
…ところがですね、喰わないんですね。
反応はある。でも食い切らない。
場を潰す覚悟で、思い切って立ち木に近づいて中を覗いたりしたところ、
立ち木の中でも比較的表層に近いところでサスペンドしてるんですね。
で、やる気が無さそうにボケーッとしている。
そういったところにシンカー付きの沈みモノ系リグを投げても、
バスがいるレンジを一瞬で通りすぎてしまって、やる気のないバスは全く追いかけないのです。
じゃあ表層かと、立ち木が密集している間に食わせ系やら威嚇系やらのトップを投げたりしたのですが、全く無視。
ならば沈む速度の問題かと、ドライブスティックやアイシャッドのノーシンカーを投げるも、これも無視。
で、困り果てていたところに周りのリョウくんやらタクさんの様子を見ると、何やら爆釣している。
ええ!?そんな馬鹿な!?と言いながら何を投げているのか確認しにいってみると、ストレートワームのノーシンカーということだったのでした。
沈む速度だけの問題だったら、ドライブスティックやアイシャッドでもそう違いがあるわけではありません。
むしろドライブスティックなんて、きっちり水平にセッティングできればストレートワームよりゆっくりかもしれません。
…ところが、やはりワームのサイズなのでしょう。
ベイトでストレス無く投げられるだけの重量があるワームには、全く反応がない。
こういったケースがあるということは、頭では理解していても実際に体験したことはなく、
僕は実にショックでした。
僕は心底ショックを受けました。
あまりにもショックが大きかったので2回言いました。
…たぶん、一人っきりの釣行なら気が付かなかったでしょう。
今日はやる気ないなー、渋いなー、で終わりだったはずです。
同行者がいたから、気が付けた。
それが幸か不幸かは、ともかくとして。
それで、結局その日は立ち木の中に無理やりクランクを突っ込んで、
枝をガッツンガッツン引きながらリアクションで数本獲って終了、と、
なんとも微妙な釣果に終わってしまったのでした。
そして結局、ワームでは一匹も釣れなかった。
釣らなかったんじゃなく、釣れなかった。
…人間とは反省する生き物です。
反省し、行動を改めるのが人類です。
じゃあこの反省を活かして、僕はどうすべきなのでしょうか?
…その答えが出ていないのです。
それで、毎日ウンウンと唸っていたりするわけです。
眉間にしわを寄せながらあまりにもウンウンと唸っているので、
深刻なクレームでもあったのかと、上司が様子を聞きに来たほどなのです。
釣りのスタイルというものは、10人いれば10通りのスタイルがあるわけですが、
オカッパリとフローターがメインの僕としては、持ち歩けるロッドはせいぜい2本か3本です。
ということは、この2本か3本でやりたいことを全部やりきらなければならないわけで、
逆に言うと、できないことはスパッと見切ってしまうというのも一つの手です。
実際に僕は今までそうしてきました。
MのロッドとMHのロッドを基本にして、気合をいれた釣行の時はMLの巻物ロッドを足してやれば、
それで不自由を感じることはほとんど無かったのです。
しかしそれは同時に、できないことには目をつぶるということでもあります。
今回のようなケースは、ある意味しょうがないのだと、今までと同じように目をつぶればそれはそれで終わる話です。
イレギュラーなケースのために、わざわざタックルを用意する必要があるのか、
ただでさえ2,3本しか持ち歩けないタックルの枠を、あまり出番の無い釣りのために潰すことは逆に非効率じゃないか。
…そう思ってきたのですが、しかし、ここに彗星のように現れて僕を惑わすものがあります。
それが、「ベイトフィネスタックル」というものです。
…わかってます。わかってますとも。
え、何を今更?と思われた方、いらっしゃいますよね?
いや、それでもね、出始めのベイトフィネスなんてものは、
スピニングで投げるようなルアーがベイトでもやれるんだなーくらいのものだったじゃないですか!
ね?いやちょっと違うかもしれないけどそのくらいのものだったでしょう!?
…ところが技術の進歩はバス釣りを始めたばかりの僕ですら、簡単に置いてきぼりにするくらい早いのです。
男子三日会わざれば刮目して見よ。
なんと、今どきのベイトフィネスは12ポンドを巻いたMHのロッドにもかかわらず、2gのスモラバを投げちゃえるわけです!
なんということでしょう!
…どうですかこれ!
当然、元が12ポンドでMHなんですから、別にスモラバに拘る必要はないわけです。
それこそ、3/8のジグを投げたっていいし、なんならスイムベイトだって投げられるわけですよ!
いやー、すごい。
ここ数年でのスマートデバイスの進化は異常な速度だなーなんて思ってましたが、
まさかの伏兵登場です。ここにきて釣具がスマートデバイスを凌駕しました。
今までやれたことを犠牲にして、やれなかったことがやれるようになることと、
今までやれたことをそのままに、新たにやれることが増えるのでは全く話が変わります。
それであればやらない理由などありません。
それは単なる意固地というものです。
…であるならば、答えは一つしか無い!
2015年、ビジ夫は満を持してベイトフィネスタックルを導入します!!
まずはリール!
いざゆかん!通販サイトへー!
…税抜き68,000円?
…んん?
税込み73,440円!?
…。
…やっぱり、釣りは10人いれば10通りのスタイルがあるわけです。
いいんじゃないですかね、スピニングやベイトフィネスを使わないバサーというやつがいても。
バスを釣るだけなら、それこそ餌でも使えばいいものを、
わざわざ自分から釣るハードルを上げるのがバス釣りというものです。
ハードルの高さは人それぞれ、つまづいたっていいじゃないか、人間だもの。
…ということで、悩みは「資金不足」という絶対的な理由により解消されました。
若干後向きな気がしないでもないですが、
これからもベイトオンリーでがんばっていくぞー!
…宝くじ、当たらないかな。買ってないけど。
6月27日の大会まで、あと2週間を切りました。
まだまだ参加のご希望を受け付けておりますので、当日のご予定が無い方はお気軽に参加をお申込みください。
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