初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ -14ページ目

初心者が行く!印旛新川ベイトでオカッパリ

バス釣りド初心者の中年バサーがベイトオンリーで印旛新川に挑みます。

唐突に降って湧いた愛用PCの故障という悲劇を乗り越えた僕は、一週間後の6月7日、外房にある野池に浮かんでいました。


誘っていただいたのは勅使河原さん。

勅使河原さんもオカッパリでしか経験のない野池を、フローターで攻めたらどういうことになるのか、というのが当日のコンセプトだったわけです。


…ところがどっこい、当日の野池は水を打ったように静まり返り、

あらゆる手段を試みるも反応の一つもなく、

こりゃ、諦めますかと午後を回る頃には既に撤収の準備を進めていたのでした。



―このまま帰るのもなんですから、せめて何か美味しいものでも食べて帰りましょうか。

勅「そうだね、ちょっと調べてみようか」


―僕はラーメンがいいなぁ。勝浦担々麺なんてどうでしょうね。



勅「あ、なんか有名なラーメン屋が近くにあるみたい。そこ行ってみようか」



―…有名なラーメン屋?こんな辺境で?



若干、疑念がよぎったものの、他に心当たりがあるわけでもない僕は、素直にその提案に乗っかったのでした。





先導する勅使河原さんの車に付いていきます。

すると突然ハザードを点灯させて停車する勅使河原さんの車。


…車を降りて、どうしたのか聞きにいってみます。



―どうしました?

勅「いや、ナビだとこの辺のはずなんだよ」




―ここ?見たところラーメン屋のラの字も無い感じですが…。

辺りを見回しても、あるのは道路と畑だけです。


勅「ケータイのナビだからかなぁ…」


―ああ、普通の車のナビだと載ってない店ってことだったんですね。

ちょっと、その辺調べてきますよ。



車を駐車し、徒歩で辺りの捜索に向かいます。

坂を下り、曲がり角を曲がってその先を見やろうとしたところ、

前方に佇むチャラいお兄さんが僕をガン見しているではありませんか。


―え?あれ完全に僕をロックしてるよね?

車停めちゃダメな場所だった?そもそも立入禁止だったとか…?



…おや?お兄さんが走ってくるぞ?

何やら良い笑顔をしながらチャラいお兄さんが僕に向かって突進してくるぞ?


…なんだこの状況は?

僕はこのまま突っ立っていていいのか?逃げるべきではないのか?



動揺して逃げ遅れた僕に対して、ついに追いついたお兄さんが話しかけてきます!















「すみません、日○テレビの月曜から夜○かしという番組なんですが…」






















…おや?





何を言ったのかな?今、何て言ったのかな?このお兄さんは?

テレビ?月○から夜更かし?ってあのマツ○デラックスの?

何故?こんな辺境の地で?




混乱し話に付いていけない僕を無視して話し続けるお兄さん。


「今、場所が分かりづらすぎるラーメン屋という企画で、実際に迷われてる方を探してまして」

「今、明らかに迷われてましたよね?ラーメン屋探されてましたよね!?」



―企画?場所が分からないラーメン屋??


「ラーメン屋探して迷われてましたよね!?」





―ハイ、ラーメン屋探して迷われてました…。



「お話伺いたいんですよー。ちょっとお時間いただけないですかねー?」



―え、撮るってこと?


「はい、インタビューさせていただきたいんですよー!」




…。


























―無理!!





…念のため勅使河原さんのところに戻り主旨を伝えます。




勅「無理!!」









…客商売のサラリーマンにとっては失うものが大きすぎます。

彼らも面白い画を撮るために、こちらのポテンシャル以上のパフォーマンスを引き出そうと仕掛けてくるでしょう。


それにまんまと乗っかって、ある日お客さんのオフィスを訪ねたときに、



―御世話になっております。ビジ夫と申しますが、10時からお約束をいただいております。



なんて受付のお姉さんに挨拶したら、




「あ、月曜からヨフ夫様ですね、承っております」




なんて返されてしまうような、そんな不名誉な事態は避けなければなりません。


…ぜひ、他に○ツコが思わず突っ込みたくなるような面白い人を見つけて、この企画がお蔵入りにならないことを、陰ながらお祈りしております。


おそらく一生に一度の経験をした、6月7日でした。





アリラン






…ということで、案外早く戻ってまいりました、ビジ夫です。こんばんは。


ピカピカのノートPCを前にホクホクとしながらこの文章を書いているわけですが、

これもひとえに僕のネゴシエーションスキルの賜物ということが言えるでしょう。


前回の故障以来、PCが無いと困るんじゃオリャー!と継続して嫁さんと交渉していたわけですが、

どうせネットしか見ないんだから次はタブレットが良い、という嫁さんの意見に対して返答に窮し、


…タブレットじゃブログが書けn

…タブレットじゃ容量が小さいんじゃオリャー!子供たちの写真やら動画やら保存してあるだろうがオリャー!などと押し切って、

見事、家計からPC購入と相成ったわけです。




こうして新しいPCを手に入れたビジ夫は幸せに暮らしましたとさ。

めでたしめでたし。





で、ここ最近の近況ですが、前回書き損ねた(書いたけど闇に葬られた)ダム釣行で、

かなり感じ入ることがあったためにそこだけ切り取って書いておきたいと思います。


そのことから今日まで僕は「うーむ」と悩みながら日々を過ごしているわけなのでして、

僕にとってこれは結構重大な、本質に関わってくるような悩みだったりするわけです。



どういうことかというと、今まではこう思ってたけど実はこうかもしれないね、なんて、

大なり小なり誰しもが通るターニングポイントというものがあると思いますが、

今まさに僕はその転機に立っているのではないか、なんて考えたりもしているわけです。



…ずいぶん大げさな書き方をしていますが、そのくらいのインパクトがあった経験をしたわけです、個人的には。

で、その悩みとは「ライトリグの必要性」というものについてです。




…いや、そりゃ、ね。



必要か不要かと言われれば必要に決まってますよ、そんなものは。

ライトリグと言ったって色々ありますし、

一応ベイトだけで通してきた僕としても、5gくらいのラバージグに3インチくらいのワームをトレーラーにしてバスを釣ったりとか、ありますよ。

それだって人によっては充分ライトリグですよ。言ってみれば。


ところがですね、この間行ったフローターダムで、そんなレベルでないライトリグの重要性というものを痛感したわけです。

具体的には、ストレートワームのノーシンカーには反応するけどそれ以外は見切る、という切ない状況を経験したわけです。



…ちょっと、駆け足で当日の状況をおさらいしたいと思います。


まず、朝一です。

朝イチはそこそこ活性が高かったように思います。

シャローや岩盤など、明らかに捕食に来ていたと思われるバスを見つけることができました。


ところが、一時間やそこらでそういった活性の高いバスは姿を消し、

僕はバスが立ち木の中に身を潜めているのでは、と考えました。

そして立ち木の中に直リグを丁寧に落としていって、それが正解だったということを確信しました。



…ところがですね、喰わないんですね。

反応はある。でも食い切らない。


場を潰す覚悟で、思い切って立ち木に近づいて中を覗いたりしたところ、

立ち木の中でも比較的表層に近いところでサスペンドしてるんですね。

で、やる気が無さそうにボケーッとしている。


そういったところにシンカー付きの沈みモノ系リグを投げても、

バスがいるレンジを一瞬で通りすぎてしまって、やる気のないバスは全く追いかけないのです。



じゃあ表層かと、立ち木が密集している間に食わせ系やら威嚇系やらのトップを投げたりしたのですが、全く無視。

ならば沈む速度の問題かと、ドライブスティックやアイシャッドのノーシンカーを投げるも、これも無視。


で、困り果てていたところに周りのリョウくんやらタクさんの様子を見ると、何やら爆釣している。

ええ!?そんな馬鹿な!?と言いながら何を投げているのか確認しにいってみると、ストレートワームのノーシンカーということだったのでした。




沈む速度だけの問題だったら、ドライブスティックやアイシャッドでもそう違いがあるわけではありません。

むしろドライブスティックなんて、きっちり水平にセッティングできればストレートワームよりゆっくりかもしれません。


…ところが、やはりワームのサイズなのでしょう。

ベイトでストレス無く投げられるだけの重量があるワームには、全く反応がない。


こういったケースがあるということは、頭では理解していても実際に体験したことはなく、

僕は実にショックでした。

僕は心底ショックを受けました。

あまりにもショックが大きかったので2回言いました。




…たぶん、一人っきりの釣行なら気が付かなかったでしょう。

今日はやる気ないなー、渋いなー、で終わりだったはずです。


同行者がいたから、気が付けた。

それが幸か不幸かは、ともかくとして。




それで、結局その日は立ち木の中に無理やりクランクを突っ込んで、

枝をガッツンガッツン引きながらリアクションで数本獲って終了、と、

なんとも微妙な釣果に終わってしまったのでした。




そして結局、ワームでは一匹も釣れなかった。

釣らなかったんじゃなく、釣れなかった。




…人間とは反省する生き物です。

反省し、行動を改めるのが人類です。

じゃあこの反省を活かして、僕はどうすべきなのでしょうか?



…その答えが出ていないのです。

それで、毎日ウンウンと唸っていたりするわけです。

眉間にしわを寄せながらあまりにもウンウンと唸っているので、

深刻なクレームでもあったのかと、上司が様子を聞きに来たほどなのです。






釣りのスタイルというものは、10人いれば10通りのスタイルがあるわけですが、

オカッパリとフローターがメインの僕としては、持ち歩けるロッドはせいぜい2本か3本です。

ということは、この2本か3本でやりたいことを全部やりきらなければならないわけで、

逆に言うと、できないことはスパッと見切ってしまうというのも一つの手です。



実際に僕は今までそうしてきました。

MのロッドとMHのロッドを基本にして、気合をいれた釣行の時はMLの巻物ロッドを足してやれば、

それで不自由を感じることはほとんど無かったのです。

しかしそれは同時に、できないことには目をつぶるということでもあります。



今回のようなケースは、ある意味しょうがないのだと、今までと同じように目をつぶればそれはそれで終わる話です。

イレギュラーなケースのために、わざわざタックルを用意する必要があるのか、

ただでさえ2,3本しか持ち歩けないタックルの枠を、あまり出番の無い釣りのために潰すことは逆に非効率じゃないか。



…そう思ってきたのですが、しかし、ここに彗星のように現れて僕を惑わすものがあります。

それが、「ベイトフィネスタックル」というものです。





…わかってます。わかってますとも。

え、何を今更?と思われた方、いらっしゃいますよね?

いや、それでもね、出始めのベイトフィネスなんてものは、

スピニングで投げるようなルアーがベイトでもやれるんだなーくらいのものだったじゃないですか!

ね?いやちょっと違うかもしれないけどそのくらいのものだったでしょう!?



…ところが技術の進歩はバス釣りを始めたばかりの僕ですら、簡単に置いてきぼりにするくらい早いのです。

男子三日会わざれば刮目して見よ。


なんと、今どきのベイトフィネスは12ポンドを巻いたMHのロッドにもかかわらず、2gのスモラバを投げちゃえるわけです!



なんということでしょう!




…どうですかこれ!

当然、元が12ポンドでMHなんですから、別にスモラバに拘る必要はないわけです。

それこそ、3/8のジグを投げたっていいし、なんならスイムベイトだって投げられるわけですよ!



いやー、すごい。

ここ数年でのスマートデバイスの進化は異常な速度だなーなんて思ってましたが、

まさかの伏兵登場です。ここにきて釣具がスマートデバイスを凌駕しました。



今までやれたことを犠牲にして、やれなかったことがやれるようになることと、

今までやれたことをそのままに、新たにやれることが増えるのでは全く話が変わります。

それであればやらない理由などありません。

それは単なる意固地というものです。




…であるならば、答えは一つしか無い!

2015年、ビジ夫は満を持してベイトフィネスタックルを導入します!!




まずはリール!

いざゆかん!通販サイトへー!











…税抜き68,000円?





…んん?

税込み73,440円!?




…。







…やっぱり、釣りは10人いれば10通りのスタイルがあるわけです。

いいんじゃないですかね、スピニングやベイトフィネスを使わないバサーというやつがいても。



バスを釣るだけなら、それこそ餌でも使えばいいものを、

わざわざ自分から釣るハードルを上げるのがバス釣りというものです。


ハードルの高さは人それぞれ、つまづいたっていいじゃないか、人間だもの。





…ということで、悩みは「資金不足」という絶対的な理由により解消されました。

若干後向きな気がしないでもないですが、

これからもベイトオンリーでがんばっていくぞー!



…宝くじ、当たらないかな。買ってないけど。






6月27日の大会まで、あと2週間を切りました。

まだまだ参加のご希望を受け付けておりますので、当日のご予定が無い方はお気軽に参加をお申込みください。



お申込みはこちらから!

5月最後の休日となる31日。

深夜3時。

僕は房総に向けて車を走らせていました。


6月から暦としては夏、そして6月から7月の梅雨の間といえば、

一年でも最も魚が釣りやすい、まさにハイシーズンへ突入ということになります。


僕は同乗者のタクさん、かいてんさん、リョウくんに対して…










どうも、ビジ夫です。

おはようございます。


えー、確かこんな感じの書き出しで、一番最近の釣行記を書いてたわけですね。

で、大体昨日くらいまでであらかた書き終わったわけです。


で、最後の仕上げじゃ、とばかりに写真の解像度を下げたりなんだりという作業をしてたのですが、

突然、愛用のノートPCが真っ暗になりまして、

押しても引いてもうんともすんとも言わないわけです。

あれっ?ってことでバッテリーを抜き差ししたりケーブルを抜き差ししたりするわけですが、

電源がそもそも入らないわけです。



慌てて嫁さんにPCの調子が悪いぞ!なんて訴えるわけですが、

そんなの知らないよ、PC使ってるのアンタだけでしょ、

なんてにべもなく返されてしまうわけです。





…。


その後しばらくの間、なんとか復旧ができないものかと格闘していたのですが、

どうやらPCはその天寿を全うされたようで、

僕の呼び掛けに応えてくれることは無かったのでした。



…ということで、現在嫁さんと新しいPCの交渉を行っておりますが、

嫁さんの機嫌次第ではありますが、最速でも7月の頭(ボーナス)ということになりそうです。

ただでさえ筆の遅い僕としては、PCが無ければ釣行一週間以内に記事を間に合わせるなんてことは現実無理なのでして、

次の更新は一番早くても7月の中旬くらいになりそうです。


…ハイ、大会終わってますね。

最悪です。


書き途中だった釣行では虎の子の偏光サングラスをポチャンしてしまうし、

このところ、どうにも持ってない僕です。



…日頃の行いがそんなに悪いのかな。








ということで、大会に参加を希望いただいた皆様、

あるいは結果だけでも楽しみにしていただいた皆様。






大変申し訳ありません。

僕から結果を速報することは難しいため、westさんに丸投げとさせていただきます。


なるべく早く戻ってこれるように、嫁さんと交渉を継続してまいります。




それでは、皆様また会う日まで!

御機嫌よう~~!







…ハァ。



僕の焦りは頂点に達していました。







…なんのことかと問われれば、もちろん初バスの話です。



先般のG/W、家族に専有されて思うように車が使えず釣行は一度きり、花見川下流へ出かけたのみです。

それも午前中限定、同じように家庭の事情から一日フル釣行が難しいWestさんとご一緒してきました。




…結果、

水の濁りを嘆き、この時期としては高い気温に肌を焼かれ、それを癒やす風もなく、

10cmほどの見えバスを見つけては翻弄され、ようやくデカバスを見つけたと思えばルアーに何の興味も見せず、

ムキになった僕はあの手この手を繰り出すものの、「これネストバスじゃん」と悟ったときにはタイムアップと、

散々な黄金週間となってしまっていたのでした。









ガンダム




これは今年のG/Wで唯一の収穫であるお台場の1/1ガンダムですが、

印旛水系でナンバーワンのガンダム好きを自称する僕としては、

お台場は2009年の7月から、一度は巡礼すべき聖地となっていたのでした。



「ジョイポリスに行ってみたい」

という子供たちとの思惑が一致し、ようやく念願叶っての巡礼となったわけですが、

いやはや、さすがに実物は写真や動画とは迫力が違います。


若干15歳という年齢でこんなものに乗せられ、本人の意思とは無関係に殺し合いに巻き込まれた、アムロ・レイ。

当人が初めてこれを見た時、いったい胸中によぎった感情はなんだったでしょう。






…ええと、何の話をしていたのでしたっけ。


そうでした、初バスです。








…いったい、いつからバスを触っていないでしょう。

指折り数えては、ため息しか出てきません。




しかし、うなだれるだけだった僕はやがて気づいたのです。

これは、初バスを釣るための「準備」が整っていないためであると。




まずは初バスへの焦りから毛羽立ってしまっているこの精神を落ち着かせ、

キャストからの誘い、そしてリトリーブ、アタリをとってフッキング、

最後のランディングに至るまで、昨年までの記憶を体に呼び覚まし、シミュレーションを繰り返すことが望ましい。


後は、春先から仕事で傷めつけられていた体に充分な休息を与えて、心・技・体、全てを充実させて釣行に臨めば、

むしろバスの方から僕に釣られにやってくることになるだろう。

それが自然の理というものである。




そうだそうだ、今の自分に欠けていたのは自分自身に対する初バスへの準備だったのだ―。





うんうんと、我ながら大きく頷いた僕だったのですが…、



…しかしシミュレーションをする、と口で言うのは簡単だが、脳内シミュレーションでは限界があるだろう。

かと言って、ケータイ釣りアプリをやり込んで初バスが釣れるようになるとは思えない。




…出来る限り本番に近い状況に近づけてシミュレートするためにはどうすれば良いだろうか。

本番と同様にキャストし、本番と同様に誘い、リトリーブし、フッキングしてランディングする…。







…ハッ。



閃いた。






本物に出来る限り近いシミュレート。


ならば実際に本物のバスを釣り上げてみるのはどうだろう。

本物のフィールドに行き、本物のルアーを投げ、本物のバスを釣ってみる。



これぞ、初バスに向けた究極の練習。

そこまでできれば、初バスへの準備としては満点に近いのではないか。







…そうと決まれば、どうする。

どこへ練習に行く。





…房総か?

オカッパリダムか、この頃の気温ならフローターダムでも全く問題ないだろう。




ふむ…。






…そうだ、どうせなら誰か練習に付き合ってもらおう。

客観的な視点から、初バスに足りない要素を指摘してもらえれば話が早くなる。


かいてんさんはどうだろう?






…メールしてみます。




―日曜は空いてますか?


「仕事です」





―ありゃ、残念。初バスの練習に房総行こうかと思ったんですけどね。


「なるほど。リョウくんが誘ってほしそうにしてますよ」





―リョウくん?リョウくんと一緒なんですか?


「外房でイワシが多いみたいなんで。一緒に海きてます」





―また、そういう悪い道に若者を引きこんで…。

しかし、イワシングですか。楽しそうですね。





かいてんさんは残念でしたが、リョウくんならスキル的にも代役として全く問題ない。


こうして、図らずもリョウくんと、久しぶりの房総へ初バスの練習に行くことが決定したのでした。










5月10日。


朝3時にリョウくんを拾い一路房総を目指します。

オカッパリダムかフローターダムか、

迷った末に、今日の練習はオカッパリダムへ行くことに。



フローターもいいのですが、やはり初バスと言えばオカッパリが相応しい気がする、

ならば、初バスの練習もオカッパリが宜しいのだろう、

というそれだけの理由です。





…道々、リョウくんに今日の主旨と僕の尋常じゃない焦りの状況を説明します。



やっべーんだよ、超やっべーんだよ、だからわざわざ房総に練習なんだよ、なんて話をしながら、

一方で、今日は練習と思うと妙な安心感があります。


むしろ、やっべーんだよ、なんて前フリをしておいて、

いざ釣り始めた瞬間にデッカいバスをバババーン!なんてリョウくんに見せつけちゃったりして、

アッレー?練習のつもりだったんだけど!なんて、

そんな妄想も、ちょっと無いわけでないのです。




…今年はまだ一匹もバスを釣っていない分際で。






そんな、立場をわきまえさせない夢を見させる魅力があるのです、房総という場所には。


房総なら、きっと期待に応えてくれるはず。







5時に房総オカッパリダムに到着します。


…が、既に駐車場は満車。

ヘラ師にせよバサーにせよ、一級のポイントは既に入れないと思ったほうが良いでしょう。





―しまった…。

もう一時間早ければ、状況も違ったろうに。




…まぁ、いい。

今日は練習が主旨なのだから、そこまでガッつく必要もあるまい。


車を停められる場所を見つけ、悠々とタックルの整理をします。




―あれ?リョウくん、そのロッド、2ピース?


見慣れない、リョウくんのタックルに気が付きます。



リョウ「これ、シーバスロッドですよ」





その瞬間、僕はリョウくんの意図を察しました。

このフィールド、水位の状況によっては目的のポイントまでキャストが届かないことも多く、

そのための、遠投用ロッドとして持ってきたということでしょう。




…やるなぁ。

思いつきはしても、普通やらないよ、それ。




若い子の方が、やはり行動が柔軟なんでしょう。

ただでさえ手持ちのロッドの数が限られるオカッパリ、

その一枠をシーバスロッドで潰す勇気は、ちょっと僕には、無い。




ウキウキと用意をしているリョウくんに感心と呆れの混ざったような感情を覚えながら、

用意を終えた二人は、早速ポイントに向け出発したのでした。






最初のポイント。


立てる場所が限られるためリョウくんと二手に別れ、僕はワンド側に向けて竿を振ります。

このワンドはかなり水深がありますが、途中から急激に水深が浅くなる場所があり変化としては面白い場所。



魚の活性を調べるために、スイムベイトを投げてみます。

これでチェイスがあるようなら今日は強気にいっても大丈夫かもしれない。






ワンド最奥に向けてキャストし、ヌラヌラと巻いてみると…、








ゴッ!!!







!?




ゴッ、ゴゴッ!!!







あたってる!!



いきなり!一投目!!!!





…でも食い込まないか?

ラインが引っ張られるような感触は、ない。




―スイムベイトはノリが悪いのが弱点、というフレーズが頭をよぎります。





咄嗟に巻くのをやめてテンションフォール…、










…ガン!!!







―喰った!!!


ダッシャラ!!!!!!









ギュン!とロッドがしなって、久しぶりにバスが乗った感触というものを思い出します。





おそらく喰ったのは水深が浅くなった場所。

立っている岸まではすぐそこです。





一気に巻いて…、ブッコ抜k




バシャシャ!





















…勢いをつけて抜いたロッドの先にぶら下がっているのは…、











…フックが引っ張りだされたスイムベイトのみ。












くああああああぁぁぁぁぁ…!







…リョウくーん!一投目できたのにバラしちゃったよ…!


この落胆を誰かと共有したくて、思わずリョウくんのポイントまで走ります。




リョウ「え、さっきの水音、それだったんですか」




―そうなんだよ…。ハァァ。




リョウ「ルアーなんですか?」


―スイムベイトだよ。デビルスイマー。




リョウ「いきなりそれで釣れてたらカッコよかったですね」


―そうだね。マンガみたいだったけど…。

ハァァ…。





言うだけ言うと、少しだけ気分が落ち着きました。



…まぁ、そんなうまい話は無いよ。

それよりも、思ったより活性が高そうだというのが収穫だ。



…トップで出るかも。






元いたポイントに戻り、ルアーをペンシルに変更します。


魚がいたらしい、浅くなった場所にキャスト。

スイー、スイー、と引っ張ってみます。







…出ない。







じゃ、少し沈めてシンキングのスイッシャーで…、



あ、チェイスしてる!

チェイスしてるけど…、







…喰わない。





もうちょい、何かが足りないのか。

活性はおそらく高い。


ワームならすんなり食いそうな気もする。

テキサスやヘビーダウンショットなら…。







―リョウくん、移動していい?


リョウ「え、いいですけど…」




僕と同様に活性の高さを感じ取っていたらしいリョウくんは少し不思議そう。





―岩盤撃ちたいんだよね。


目の前のだだっ広いワンド。

これを何の目標も無しに撃っていくのは効率が悪い。



…岩盤ならフィーディングの魚が直撃できるんじゃないだろうか。


リョウくんは特に反論もせず、素直に移動の準備を始めてくれました。







次のエリア。





目の前は一面が岩盤。


さらに午前中は岩盤を背に朝日がシェードを形成する角度です。





リグをヘビーダウンショットに変更し、岩盤を直撃して直下に落とします。


一面の岩盤を少しずつ移動しながら撃っていくと…、





リョウ「ビジ夫さん!!ヤバいことやっちゃいましたよ!!」






反対側に移動してやっていたはずのリョウくんが、慌てた様子で近寄ってきます。






―ん?どしたの?



リョウ「とんでもないバカデカイのバラしちゃいました!!」







―ふぇっ?



リョウ「フック伸ばされてバラしちゃったんですよ!!」






―フック伸ばされた?スピニング?










リョウ「デビルスイマー7ですよ!!」









―ええ!!??

スイムベイト!?





リョウくんが掲げたロッドの先には、僕のスイムベイトより一回り大きなスイムベイトが付いていて…、

トリプルフックの先っちょが、確かに一本だけ不自然に曲がっています。




―…それは、もう、ゴメンナサイって言うしかないね…。






いったい、どれくらい大きな魚ならスイムベイトのフックを曲げられるのでしょうか。

…55cmくらい?それとも…。




そんな魚がここにいたのかという驚きと、それを一旦は掛けながら逃してしまったリョウくんに対する憐憫。



―いつかまた出会えるでしょ、

なんて、月並みな励まししかできない僕。




微妙な空気の中、岩盤撃ちに戻ります。

リョウくんも近くで同じように岩盤を撃ち始めました。




…しかし、ここにきて、ようやく僕は違和感を覚え始めます。

この場所にきて岩盤を撃ち始めてから、もう数十投くらいはしているでしょうか。



それなのに、反応が全く無い。


…活性が高いはずなのに?



食い気のある魚は岩盤に付いてないのか…。





考え始めた、ちょうどその時、




リョウ「喰った!喰いましたよ!」







え、








バシャバシャと抜きあげたリョウくんのロッドの先に、確かにバスが付いている。




―え、岩盤?リグは?





リョウ「ノーシンカーです」






―ノーシンカー!?それで対岸の岩盤に届いたの?





問いかけながら、気が付きます。


…そうか、シーバスロッドか。





リョウ「これ、めっちゃ飛びますよ!飛びすぎるくらいで手加減が難しいです」




―表層近くで喰ったんでしょ。



リョウ「そうです」







…そうかー、

食い気のある魚は表層にいて、あんまり底の方までは追いかけないってことか。





リョウ「喰った!」




リョウ「またきましたよ!」







リョウくんは、ここぞとばかりに岩盤のノーシンカー撃ちで次々とバスを釣り上げています。



僕のリグはヘビーダウンショット。

シンカーは、対岸を無理なく撃てる重さの7gです。




…これだと、落ちるスピードが早すぎて追う気にならないんだろうなぁ。




5gに変えてみます。




この重さだと撃てる対岸が限られる。

岸から距離の近い岩盤に限定して投げていきます。







…。







反応、なし。







ダメだ、この重さでもダメだ。



対岸に届く重さがあって、なおかつゆっくり沈められるもの…。


…ファットイカ?

5gのヘビダンとどっちがゆっくりなんだ?




ヘビダンなら、うまいことリーダーを崖の凹凸に引っ掛けられれば定点を攻められる利点もある。




うーむ…。









…あれ?リョウくん、釣る間隔が長くなってきてない?




リョウ「反応無くなっちゃいましたね…」






…え、





時計を確認します。




…8時。





朝マズメ…、終わった?









リョウ「終わっちゃったかもしれないですね」




…慌てて周辺を見回すと、確かに生命感が消えている。






なんだと…。








…いや、移動だ、移動!

たぶん、プレッシャーが上がったから魚がいなくなっちゃったんだよ!




…自分から提案した岩盤エリア、結局自分は一匹も釣り上げること無く移動となったのでした。









更に次のエリア。




岸に沿って、ひたすらシャローが広がっていますが、一定の距離でガクンと水深が深くなる極端なエリアです。

シャローを覗きこむと、20cmほどの豆バスの群れが目につきます。




…おお、魚ッ気があるよ、リョウくん!




早速、撃ちモノを使って岸際を攻め始めます。





岸から距離を取って、先ほどのヘビーダウンショットをキャスト。



…。







あれ、反応ない。





細かく移動を繰り返しながら、とにかくキャストを続けます。








…。



アタリすらない。






…あれ?魚いたよね?


我慢しきれず、キャストしたポイントを見に行きます。








…いる。



バス、いるね。





なんで?ガン無視ですか、君たち?


…しばし、バスの動きを観察してみます。







…あ、

孵ったばかりのバスの稚魚がいっぱいいる。




よく見ると、プランクトンのような稚魚の群れが岸際に漂っています。


そして…、




さっきの豆バスが稚魚を狙ってる!




さらにそれを守るつもりなのか?少し大きめのバスが稚魚の真下に佇んでいます。

お父さんバスでしょうか。




岸際には小エビの姿も確認できますが、豆バスはエビには目もくれません。


…完全に稚バスがベイトになってるんだ…。








てことは?てことは?






マッチ・ザ・ベイトという基本に則ると?どういうことになっちゃうのか?




…オキアミ?


オキアミとサビキ針パターン?


果たしてそれはバス釣りか?






うーん…。







…やめた。




喰わせはダメだ。

こんだけベイトが極端だと、ルアーを合わせようったって限度があるでしょう。




むしろリアクションだ。


魚が付いてる場所は分かってるんだから、リアクションのルアーを通して反応する魚を探したほうが早そうだ。





…クランクをセットします。




岸の方向にそってキャスト。


岸に沿って、シャロー部分の底を擦りながら早巻きで引いてみます。





コツコツと感触を確かめていくと…、




…ガン!






















1





…ほら釣れたああああああ!!!!!



ほらあ!最初からこうしてればよかった!!





同じように岸に沿って歩きながらキャストを続けます。









2



稚バスを狙って付いていた豆バスでしょう。






しかし、クランク、しかもボトムノックの弊害か、一回ルアーを通しただけでその場所に付いていたバスは姿を消してしまいました。



念のためスイムベイトを巻いてみますが、やはりチェイスする魚は無し。

やはり活性の高い時間は終わってしまっているようです。




…とはいえ、しばらく温めておけばまた稚バス狙いの魚が付くだろう。

リョウくんに再び移動を提案します。







移動の道中、リョウくんが面白い話を振ってきます。


いわく、

「40あるかな?無いかな?と思った時は38cm説」

略してサンパチ多い説です。







…たしかに。

たしかにサンパチ多い気がする!



39ってあんまりないんだよね!

40超えると40も多いし41も多いんだけど、39ってあんまりいないよね!

サンパチ多い!たしかに!





これを感覚的な錯覚と一蹴するのは簡単です。

しかし、もう一歩踏み込んで考えてみると、どうなるでしょう。




バスには成長の遺伝子があって、ある因子をもつバスは38cmまでしか成長せず、

その因子の無いバスは39cm以上に成長する。


…とすると、分布として、39cm以上だけに限定すると、生息数の割合は39cmが最も少なくなるのではないか…。





そんな話をしている間に、次のポイントです。






ここにも岩盤がありますが、水位があまり下がっていないため撃てる範囲は限られます。


リョウくんは必勝のシーバスロッドノーシンカーで早速岩盤を撃ち始めました。






…これは、印旛水系でもアリだなぁ。

良いポイントなんだけど、対岸が遠くてフローターでも出さない限りはルアーが届かないポイントなんて、いくらでも思いつきます。


そんな場所をオカッパリから根こそぎ撃てるようになると、どうなるのでしょう。



あるいは、普通のバスタックルでも撃てる距離だったとしても、もっと軽いリグで撃てるようになるということです。

このメリット、どう評価すべきでしょう。



ただでさえプレッシャーの高い印旛水系。

これは、シーバスロッドで対岸撃ちブームがくるのではないか…。




…そんなことを思っているうちに、





リョウ「喰いました!」












おお!釣った!


ここにはまだ食い気がある魚がいるのか!





真似して僕も対岸を撃ちたいのですが、さすがに普通のタックルでこの距離は…、






…お、

いい時にいい感じで風が出てきた。



しかも追い風、これなら届くか…?






ヘビーダウンショットのシンカーを7gに変更して全力で遠投してみます。






…お、


届いた!




これでシンカーを引っ掛け引っ掛け…、





…グン!








喰った!!!












3



釣れた。

リアクションじゃない、今日初めての食い気がある魚。




…豆だけど。






しかし、ここからは僕もリョウくんも反応なし。


ピークタイムも過ぎて、二人して限られた岩盤を撃てば、あっという間にプレッシャーが高くなってしまうのかもしれない。





じゃあ、先ほどのクランクでリアクションを狙ってみましょう。

水深に合わせてクランクを変えて、水底ギリギリを掠めるように…、





…ゴツン!!








!!!




喰った!

今日イチの引き!





これは…、40あるかも…!




オリャアアアアア!!!!


















4




よっしゃこれはいったか!?



いった…、微妙か?どうか?




リョウ「メジャー、測ります?」

おお、リョウくんありがとう。



どれ、口を閉じーの…、


















38cm!!!!



きた!サンパチきたよリョウくん!




二人でひとしきり大笑い。


これはサンパチ説、ますます信ぴょう性を帯びてきました。





この場所では同じクランクボトムノックでもう一本追加。












5


やはり、場を荒らしてしまいやすいのかその後は魚の反応も無くなり、

2番めのエリアに戻りましたがシェードの角度が悪いのか、反応がなくそこで納竿となりました。








2015/5/10(日)

中風
気温:17度→27度
水温:?度
アタリ:7
バラシ:1
ゲット:5





以前にも、「試合に負けて勝負に勝つ」というようなことを書いた記憶がありますが、

今回も全く逆で、試合には勝ちましたが勝負には負けた一日でした。



僕にとって、美学というのは大げさですが…、

「こだわり」くらいにしておきますか、

僕のこだわりなんですけど。


あくまでも僕のこだわりですから、人それぞれだと思いますよ、念のため。




やはり、獲れる魚をしっかりと獲るということが一番大事だと思うのですね。

つまり、喰わせで釣れる魚がいるならそれは釣らなきゃならないということになるのですが。



バスに口を使わせる要因、色々ありますけど、

まず喰わせがありきで、その次にリアクションやら威嚇やらがあると思ってるんです。



今日は到着から8時までは、非情に活性の高い時間帯でした。

実際に、リョウくんはその時間帯でパカパカと食い気がある魚を釣り上げました。



ところが僕はその時間帯に魚を釣り上げることはできませんでした。


もう、この時点で今日の僕は終わっていたと言っても過言ではないと自分では思っていて、

その後でリアクションで釣れたなんて言っても、それはもう運が良かったとしか言い様がないわけで、

結果として5匹釣れはしましたが、ボウズとあまり変わらない、単なる結果論でしか無いと思っています。



その証左として、今日、リョウくんが釣り上げた魚はおそらく全てスポーニングに絡んでいなかったのでしょう。

よくお腹の出た、餌を食べている良い体型ばかりでした。



しかし僕が釣った魚は画像の通りで、どれも痩せた魚ばかりです。

唯一、ヘビーダウンショットで釣った魚だけが、まぁ餌を食べてるのかなと言える程度でした。



獲れる魚をしっかり獲ったリョウくんは立派。

数とかサイズは置いておいても、それだけでもやっぱり大したもんだと。

まず、釣らなきゃならない魚を釣って、全てはそこからだと、

そんな反省をした一日でした。















…さて、しかし練習ではありますが、5匹釣れました。

初バスへの準備は完了したと言って差し支えないでしょう。



あとは、フィールドに行けばバスのほうから釣れてくるはずです。



そう考え、今週末は土日とも家庭の用事があったのですが、

16日の朝一番だけ、時間をとって新川へ行ってまいりました。




さぁ、もう、岸に立っただけで今日の勝負は勝ちです。


一番自信のあるポイントにキャスト。






































…どうやら、まだ僕は2015年シーズンの入り口に立つ資格はないようです。



そんなこんなで、相変わらず未熟な僕ではありますが、これからもがんばってやっていきますので、

愛想をつかさずに、よろしくお願いいたします。



Westさんのブログで、6/27印旛水系大会の参加申し込み受付が始まっています。

ルール等々は変更ありません。

ご新規様大歓迎、交流が主旨のゆるーい大会ですので、ぜひぜひお暇な方はご検討をお願いいたします。