みなさま、こんにちは。尾﨑中小企業診断士事務所の尾﨑です。
前回の記事では、経営者がいかに未来のビジョンを鮮明に描くべきかをお話ししました。ビジョンが不明確なままでは、社員はどこに向かって走ればよいか迷ってしまいます。
今回は、そのビジョンを「次世代」へと繋いでいく、避けては通れない重要なテーマ「事業承継とビジョンの同期」について深掘りしてみたいと思います。
1. 事業承継は「資産」の移転ではない
多くの経営者様と面談していると、事業承継を「自社株の評価」や「相続税対策」といった、いわゆる「資産の移転」として捉えているケースが散見されます。もちろん、それらは実務上非常に重要です。
しかし、私の事務所(尾崎中小企業診断士事務所)が最も大切にしているのは、「志(こころざし)の承継」です。
先代が築き上げてきた歴史や強み(知的資産)を、後継者が自分自身のビジョンとして再定義すること。この「同期」のプロセスがなければ、会社は形だけ引き継がれても、中身のエネルギーが枯渇してしまいます。
2. 「想い」のバトンタッチ
ホームページでもご紹介していますが、私は「想い」の承継を強みとしています。これは単なる書類作成ではありません。
後継者の方が、
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「これからの時代、わが社はどうあるべきか?」
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「先代の強みを活かしつつ、どう新しい価値(イノベーション)を付加するか?」
これらを徹底的に言語化するプロセスこそが、真の事業承継です。 先代が作った「これまでの成果」に、後継者が「これからのビジョン」を上書きするのではなく、編み込んでいく作業。これが、組織に新しい命を吹き込みます。
3. 「対話」を諦めないこと
事業承継において、最大の障壁となるのは「先代と後継者のコミュニケーション不足」です。
・「言わなくてもわかっているだろう」という先代。
・「新しいことをやろうとすると否定される」という後継者。
この溝を埋めるのが、私たち外部の専門家の役割でもあります。 第三者が介在することで、感情論を抜きにした「未来志向の対話」が可能になります。
私は、単なるコンサルタントではなく、皆様の「価値創造のパートナー」として、その対話の場をデザインすることを信条としています。
今回のまとめ
事業承継は、会社を「守る」ための守備的なイベントではありません。 次の10年、20年を創り出すための「最大の経営革新のチャンス」です。
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「何を引き継ぎ、何を新しく創るのか?」
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「自分たちが本当に実現したい未来は何か?」
もし、承継の準備を進める中で「どこから手をつければいいか迷っている」という方がいらっしゃれば、ぜひ一度、私たちのホームページも覗いてみてください。共に、未来を創る第一歩を踏み出しましょう。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
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