皆さん、こんにちは。
前回は、「コンセプチュアル・セリング」の一つ「説得的販売話法」について
ご紹介しましたが、今回は特に「SPIN話法」を中心に、
実践的な活用法をご紹介します。
営業活動というと、「とにかく話すこと」が重視されがちですが、
実際には“話す”よりも“聴く”ことが重要です。
顧客が本当に求めていることを理解するには、体系的な対話手法が不可欠です。
そこで今回取り上げるのが「SPIN話法」。
営業の達人・宮下建治氏(『営業戦略大全』ダイヤモンド社刊)が推奨する
コンセプチュアル・セリングの重要な構成要素です。
📚営業スキルは科学できる?
宮下氏は40年にわたる営業研修・著述活動を通じ、営業パーソンの能力は
「経験」だけに頼るものではなく、「科学的に磨ける」と提唱しています。
彼が実際に活用し、成果を挙げてきたのが「コンセプチュアル・セリング」
という手法。
これは、営業のみならず社内稟議、ベンダー交渉、渉外、店舗開発など
あらゆるビジネスシーンで応用可能だとされています。
このメソッドは、以下の二つの話法を組み合わせたものです:
- 説得的販売話法:5ステップで構成される基本プロセス
- SPIN話法:顧客理解を深め、提案力を高める対話技術
🎯「SPIN話法」で顧客の深層ニーズにアプローチ
営業現場では、よく「顧客の反応が薄い…」「話を聞いてもらえてないかも…」
という不安を感じることがあります。
そんなときこそ「SPIN話法」が力を発揮します。
この手法は、以下の4つの質問で構成されます:
|
ステップ |
概要 |
|---|---|
|
Situation質問 |
顧客の現状や背景を把握し、全体像を理解する |
|
Problem質問 |
顧客が認識する課題や問題点を掘り下げる |
|
Implication質問 |
問題による影響やリスクを明確化する |
|
Need-Payoff質問 |
解決策のメリットや価値を顧客に想像させる |
この流れを通じて、顧客の課題を深掘りし、「本当のニーズ」に辿り着くことが可能になります。
💡「SPIN話法」を活かすポイント
- すべての質問を事前に用意して一方的に聞くのではなく、
説得的販売話法の流れの中で、自然に質問を織り交ぜていくことが大切です。 - 顧客との対話の中で、課題意識や関心に寄り添いながら柔軟に対応することで、より効果的な提案につながります。
🧩「コンセプチュアル・セリング」は営業の礎
「説得的販売話法」と「SPIN話法」を組み合わせたコンセプチュアル・セリングは、
営業活動における基本スキルとして広く推奨されています。
営業だけでなく、社内外の調整業務や企画提案の場面などにも有効です。
ぜひ、日々の業務に取り入れてみてください。
🗣️困ったときは専門家に相談を
「営業力をもっと強化したい」「現場でうまく活用できない」とお悩みの場合は、
ぜひお近くの中小企業診断士など、プロフェッショナルに相談してみましょう。
あなたの課題に寄り添った具体的なアドバイスが得られるはずです。
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