観察記録7(ドブザイル)
両國梶之助さんとブーブートレイン。
技の名前もナンだが、この2匹でやるのもな…
9月中のセールでマイク買ったけど、目立たない

マイクパフォーマンスって技、作ってくれないかな

そういえば先週の中山でウマザイル走ってた。逃げバテにて4角で沈没。
まぁ、
にもEXILEにも さして興味はないのだが。。A'sW2-61 中山で最終決戦
9月最終日の激務を終え、一人外食で夜のお腹を満たした徹は、帰宅が0時を回っていた。
デジタル時計は既に10月1日を示していた。
徹はPCでSNSを見ていた。あの【ANGEL's WINE】スレッドも、とくに変化なし。ブラウザを閉じようとしたその時、メッセージを着信した。
「ロイス3さんが、あなたをチャットに招待しています。参加される場合はこちらへ」
そういえば、10月1日からSNSにチャット機能が付いたらしい。早い話、ログインしている人同士なら、片方が招待状を出し、相手が答えればチャットルームに入れる仕組みだった。
怪訝に思った徹だったが、チャットルームに入室した。
「やぁ、ナナガイキさん。できたばかりの機能だけど、少し話をしようよ」
「そんなに遅くまでつきあえませんよ、ロイス3さん」
「では手短に行こうか。偽者のマノユカリさんは分かった?」
「証拠はないけど、だいたい分かりましたよ。ゆかり、つまり紫さんの大学からの女友達。動機も不明ですが」
「こっちは名前も証拠もあるよ。ユーカリの正体は山下茜さんだね」
徹はキーボードを叩く手を少し止めた。なぜ、あのロイス3はユーカリの正体が分かったんだ? 徹ともゆかりとも1回しか会ったことのない人間が、何故、茜にたどり着くことができたんだ???
「僕は茜さんだと思ってますが、確証はありません。何か確証があるんですか? 教えてください」
「証拠はあるって。でも、ここでは教えられない。説明が長くなるからね」
「長くてもいいです。教えてください」
「夜が明けちゃうよ、こんなチャットでは。…それよりも提案がある。今度の日曜、中山競馬場に来ないか?」
「スプリンターズSの日ですか?」
「そう。そこで、話をするよ。ついでにあのゲームの第2ピリオド・トップ2、最終決戦を直で競おうではないか」
「……………いいですよ。先週も行ったけど。ゲームも気になるけど、茜のことがもっと気になるので……」
「商談成立。待ち合わせ時刻と場所は、追ってメールするよ。アドレス知ってるから、メールでイイよね」
「了解です」
「では、俺も寝るとするよ。じゃあね、瀬田さん。おやすみなさーい Zzzzzzz」
ロイス3のペースで一方的にチャットは終了した。ロイス3、相変わらず謎の多い男だ。しかし田無で会ったイメージでは、こちらに害を及ぼす人間ではない。徹は自宅から遠い中山に2週連続で行くことに乗り気ではなかったが、ここは行くしかないと考えることにした。
閑話休題28

ブログネタ:全巻読んだ漫画は? 参加中
ヤンジャンの誇るギャンブルコミック「嘘喰い」「ライアー・ゲーム」あとヤンマガだけど「カイジ」は全部読んでいる。
この辺の漫画がすきなのは前にも書いた。
でも今 一番ハマっているのはヤンジャン連載の「キングダム」。
中国の春秋戦国時代、秦の始皇帝が登場した頃の話だけど、めっちゃ面白い

三国志ほど知識ないから新鮮に読める。
原先生の描く戦闘シーン、とくに騎馬隊は素晴らしい(
と繋げてみた)
実は「キングダム」に名前をinspireされた登場人物が、この【ANGEL's WINE】に居ます(漫画読者なら気づくかも)。
そのキャラ、第3ピリオドのキーパーソンになります

お楽しみに!
…ちなみに上述した漫画、単行本は漫画喫茶で読破してますが…
いけませんか!?
ちなみに昔 単行本全部持ってたのは「ツルモク独身寮」。
あれは名作だよ

A'sW2-60 嘘のつけない女
「山下です。お会いしてから1ヶ月以上経ちましたが、ゆかりについて何か分かりましたでしょうか? 大学時代の仲間たちも心配していて…… 情報ありましたら教えてください」
茜とは、そろそろ話すべきころだと思った。返信はせずに、夜10時ごろに徹は茜の携帯電話に電話した。
━─━─━─━─━─
「ゆかりは元気みたいだよ。夏は新潟に行って、シルバーウィークは関西に行ってたみたい。なんか、新しい男友達ができたみたい。なんか厭になっちゃうよ」
「そうなんですか。元気なのは良かった。大学時代の友人に伝えますね。でも、ゆかりが新たに男友達を作るなんて、少し意外です」
「その男友達が何者なのか、分かってないんだけどね。まぁちゃんと俺達ちゃんとつきあってたわけではないしね。
ところで茜さんは、休日とか何しているの?」
「わ、私? 私のことはどうでもいいですから…」
「いや、ゆかりが居なくなって、淋しいのは茜さんも同じだろうからさ、聞かせてよ」
「私はとくに……インターネットにカキコミしたり、ちょっと勉強はじめたりしてますね」
「へぇー。何の勉強しているの?」
「いや、ちょっと、始めたばかりなので、言うのは、は、恥ずかしいです。明日早いので、そろそろ失礼しますね」
電話は一方的に切られた。
徹は思った。山下茜は基本的に嘘がつけない女だ。嘘をつくとき、必ず不器用になる。
間違えない。ユーカリの正体は山下茜だろう。
インターネットにカキコミするというのは【ANGEL's WINE】への投票のことだろうし、勉強とはおそらく、競馬に関して何らかの勉強をしているのだろう。ユーカリの投票スタイルが変わったのは、その勉強によるものだと思った。
だが…競馬ド素人の茜が、どのように勉強しているのか。そして何故【ANGEL's WINE】に参加し、ゆかりを名乗って徹に接触してきているのか。この2点については謎のままであった。
A'sW2-59 牡牝の差
「紫さん、いや、ゆかり。
俺はまだ凹んでいるよ。立ち直れないくらいに凹んだ。嫉妬で凹んだし、嫉妬した自分に凹んだ。
そしてゆかりに(ゆかりの本意ではないかもしれないけど)子供扱いされたことに、めっちゃ凹んだ。
ゆかりは、新潟や阪神に一緒に行った友達から勉強してるんだよね。競馬以外のことは知らないけど。
『ワガママゆかりは卒業』というけど、確かに25歳という年齢は、そんな時期なのかもね。
俺は4歳年上だし、やんちゃなゆかりより全然大人だと思っていた。無意識だけど、自意識過剰だったのかもしれない。
競馬に詳しくなったゆかりなら知ってるかもしれないけど、馬だって牝馬の方が成長が早いんだ。確かなデータはないけど、一般論というか、俺の感覚的にね。古馬になっても、やんちゃな牡馬って結構いる。スイープトウショウとか例外はあるけど、牝馬の方が早く落ち着きが出てくるね。
人間も、そんなモンだよ、きっと。ゆかりに何があったかわからないけど、目覚めるきっかけがあったんだと思う。それに対して俺という牡馬は、迫りくるレース(仕事)を駆け抜けるので精一杯だった。
でも30歳を目前にして、いろいろ考えることはあるよ。不安の方が大きいけど。具体的な目標って、特にない。今の会社で社長になろうとか、思ってないし。だからって転職願望があるわけでもないし。競馬で家建てようとか思ってないし。
でも、今を精一杯生きてるつもりだよ。前を向いて走っているよ! これだけはわかってほしい。
なんか…こんな文章書いてたら、照れくさくなってきた。でもまぁいいや。送信ボタン押します。では」
月曜の夜、メッセージを「紫」あてに送信した徹は、精神的な疲労に浸っていた。しばらくパソコンの前でウトウトしてしまった。目を覚ましても返信はなかった。
翌日の昼間に「紫」から返信が届いていた。業務の都合上、徹が会社のトイレでメッセージを確認したのが午後の3時だった。
「徹、大げさ過ぎーA=´、`=)ゞ
驚いた。徹からこんな話聞いたの、初めてだったからね。徹はやっぱり私より大人。それは痛いほどわかった。
私がね、こんなゲームを作った理由の1つって、私自身が大人になりたかったの。1つのゲームの企画・運営をするって大変かなぁと思いつつ、今まで試行錯誤でやってきたのが、私のチャレンジかな。他にも目的はあるんだけど、まだ内緒(´0ノ`*)
徹に会うのが楽しみになってきた。ナナガイキさん、あのロイス3に迫られてるけど、逆転されないでね。じゃあねぇ~(^O^)/」
徹はトイレの中で、思わず涙が流れてきた。ゆかりはまだ、自分を見捨てていない。それがわかっただけで、今は十分だった。惹かれているという友達の存在が、脳裏から消えたわけではないが、見えない敵に怯んでどうすると自分を叱咤した。
涙をぬぐい、トイレを出ようとしたそのとき、携帯が震えた。メールの着信だ。差出人は山下茜だった。