Bisah's Blanket 【馬龍DEN】 -184ページ目

観察記録7(ドブザイル)



両國梶之助さんとブーブートレイン。
技の名前もナンだが、この2匹でやるのもな…
9月中のセールでマイク買ったけど、目立たないショック!
マイクパフォーマンスって技、作ってくれないかなにひひ

そういえば先週の中山でウマザイル走ってた。逃げバテにて4角で沈没。
まぁ、馬にもEXILEにも さして興味はないのだが。。

A'sW2-61 中山で最終決戦

9月最終日の激務を終え、一人外食で夜のお腹を満たしたは、帰宅が0時を回っていた。

デジタル時計は既に10月1日を示していた。


はPCでSNSを見ていた。あの【ANGEL's WINE】スレッドも、とくに変化なし。ブラウザを閉じようとしたその時、メッセージを着信した。

「ロイス3さんが、あなたをチャットに招待しています。参加される場合はこちらへ


そういえば、10月1日からSNSにチャット機能が付いたらしい。早い話、ログインしている人同士なら、片方が招待状を出し、相手が答えればチャットルームに入れる仕組みだった。

怪訝に思っただったが、チャットルームに入室した。


「やぁ、ナナガイキさん。できたばかりの機能だけど、少し話をしようよ」


「そんなに遅くまでつきあえませんよ、ロイス3さん」


「では手短に行こうか。偽者のマノユカリさんは分かった?」


「証拠はないけど、だいたい分かりましたよ。ゆかり、つまり紫さんの大学からの女友達。動機も不明ですが」


「こっちは名前も証拠もあるよ。ユーカリの正体は山下茜さんだね」


はキーボードを叩く手を少し止めた。なぜ、あのロイス3ユーカリの正体が分かったんだ? ともゆかりとも1回しか会ったことのない人間が、何故、にたどり着くことができたんだ???


「僕は茜さんだと思ってますが、確証はありません。何か確証があるんですか? 教えてください」


「証拠はあるって。でも、ここでは教えられない。説明が長くなるからね」


「長くてもいいです。教えてください」


「夜が明けちゃうよ、こんなチャットでは。…それよりも提案がある。今度の日曜、中山競馬場に来ないか?」


「スプリンターズSの日ですか?」


「そう。そこで、話をするよ。ついでにあのゲームの第2ピリオド・トップ2、最終決戦を直で競おうではないか」


「……………いいですよ。先週も行ったけど。ゲームも気になるけど、茜のことがもっと気になるので……」


「商談成立。待ち合わせ時刻と場所は、追ってメールするよ。アドレス知ってるから、メールでイイよね」


「了解です」


「では、俺も寝るとするよ。じゃあね、瀬田さん。おやすみなさーい Zzzzzzz」


ロイス3のペースで一方的にチャットは終了した。ロイス3、相変わらず謎の多い男だ。しかし田無で会ったイメージでは、こちらに害を及ぼす人間ではない。は自宅から遠い中山に2週連続で行くことに乗り気ではなかったが、ここは行くしかないと考えることにした。

閑話休題28


全巻読んだ漫画は?
ブログネタ:全巻読んだ漫画は? 参加中



ヤンジャンの誇るギャンブルコミック「嘘喰い」「ライアー・ゲーム」あとヤンマガだけど「カイジ」は全部読んでいる。
この辺の漫画がすきなのは前にも書いた。

でも今 一番ハマっているのはヤンジャン連載の「キングダム」。
中国の春秋戦国時代、秦の始皇帝が登場した頃の話だけど、めっちゃ面白い!!
三国志ほど知識ないから新鮮に読める。
原先生の描く戦闘シーン、とくに騎馬隊は素晴らしい(馬と繋げてみた)ニコニコ

実は「キングダム」に名前をinspireされた登場人物が、この【ANGEL's WINE】に居ます(漫画読者なら気づくかも)。
そのキャラ、第3ピリオドのキーパーソンになりますにひひ
お楽しみに!


…ちなみに上述した漫画、単行本は漫画喫茶で読破してますが…
いけませんか!?


ちなみに昔 単行本全部持ってたのは「ツルモク独身寮」。
あれは名作だよニコニコ

A'sW2-60 嘘のつけない女

「山下です。お会いしてから1ヶ月以上経ちましたが、ゆかりについて何か分かりましたでしょうか? 大学時代の仲間たちも心配していて…… 情報ありましたら教えてください」


とは、そろそろ話すべきころだと思った。返信はせずに、夜10時ごろにの携帯電話に電話した。


━─━─━─━─━─


「ゆかりは元気みたいだよ。夏は新潟に行って、シルバーウィークは関西に行ってたみたい。なんか、新しい男友達ができたみたい。なんか厭になっちゃうよ」


「そうなんですか。元気なのは良かった。大学時代の友人に伝えますね。でも、ゆかりが新たに男友達を作るなんて、少し意外です」


「その男友達が何者なのか、分かってないんだけどね。まぁちゃんと俺達ちゃんとつきあってたわけではないしね。

ところで茜さんは、休日とか何しているの?」


「わ、私? 私のことはどうでもいいですから…」


「いや、ゆかりが居なくなって、淋しいのは茜さんも同じだろうからさ、聞かせてよ」


「私はとくに……インターネットにカキコミしたり、ちょっと勉強はじめたりしてますね」


「へぇー。何の勉強しているの?」


「いや、ちょっと、始めたばかりなので、言うのは、は、恥ずかしいです。明日早いので、そろそろ失礼しますね」



電話は一方的に切られた。

は思った。山下茜は基本的に嘘がつけない女だ。嘘をつくとき、必ず不器用になる。


間違えない。ユーカリの正体は山下茜だろう。

インターネットにカキコミするというのは【ANGEL's WINE】への投票のことだろうし、勉強とはおそらく、競馬に関して何らかの勉強をしているのだろう。ユーカリの投票スタイルが変わったのは、その勉強によるものだと思った。


だが…競馬ド素人のが、どのように勉強しているのか。そして何故【ANGEL's WINE】に参加し、ゆかりを名乗ってに接触してきているのか。この2点については謎のままであった。

A'sW2-59 牡牝の差

「紫さん、いや、ゆかり。

俺はまだ凹んでいるよ。立ち直れないくらいに凹んだ。嫉妬で凹んだし、嫉妬した自分に凹んだ。

そしてゆかりに(ゆかりの本意ではないかもしれないけど)子供扱いされたことに、めっちゃ凹んだ。


ゆかりは、新潟や阪神に一緒に行った友達から勉強してるんだよね。競馬以外のことは知らないけど。

『ワガママゆかりは卒業』というけど、確かに25歳という年齢は、そんな時期なのかもね。

俺は4歳年上だし、やんちゃなゆかりより全然大人だと思っていた。無意識だけど、自意識過剰だったのかもしれない。


競馬に詳しくなったゆかりなら知ってるかもしれないけど、馬だって牝馬の方が成長が早いんだ。確かなデータはないけど、一般論というか、俺の感覚的にね。古馬になっても、やんちゃな牡馬って結構いる。スイープトウショウとか例外はあるけど、牝馬の方が早く落ち着きが出てくるね。

人間も、そんなモンだよ、きっと。ゆかりに何があったかわからないけど、目覚めるきっかけがあったんだと思う。それに対して俺という牡馬は、迫りくるレース(仕事)を駆け抜けるので精一杯だった。

でも30歳を目前にして、いろいろ考えることはあるよ。不安の方が大きいけど。具体的な目標って、特にない。今の会社で社長になろうとか、思ってないし。だからって転職願望があるわけでもないし。競馬で家建てようとか思ってないし。

でも、今を精一杯生きてるつもりだよ。前を向いて走っているよ! これだけはわかってほしい。


なんか…こんな文章書いてたら、照れくさくなってきた。でもまぁいいや。送信ボタン押します。では」



月曜の夜、メッセージを「紫」あてに送信したは、精神的な疲労に浸っていた。しばらくパソコンの前でウトウトしてしまった。目を覚ましても返信はなかった。


翌日の昼間に「紫」から返信が届いていた。業務の都合上、徹が会社のトイレでメッセージを確認したのが午後の3時だった。



「徹、大げさ過ぎーA=´、`=)ゞ

驚いた。徹からこんな話聞いたの、初めてだったからね。徹はやっぱり私より大人。それは痛いほどわかった。

私がね、こんなゲームを作った理由の1つって、私自身が大人になりたかったの。1つのゲームの企画・運営をするって大変かなぁと思いつつ、今まで試行錯誤でやってきたのが、私のチャレンジかな。他にも目的はあるんだけど、まだ内緒(´0ノ`*)

徹に会うのが楽しみになってきた。ナナガイキさん、あのロイス3に迫られてるけど、逆転されないでね。じゃあねぇ~(^O^)/」



はトイレの中で、思わず涙が流れてきた。ゆかりはまだ、自分を見捨てていない。それがわかっただけで、今は十分だった。惹かれているという友達の存在が、脳裏から消えたわけではないが、見えない敵に怯んでどうすると自分を叱咤した。


涙をぬぐい、トイレを出ようとしたそのとき、携帯が震えた。メールの着信だ。差出人は山下茜だった。