この湿邪は体内で余分な水分が溜まって、浮腫みをはじめとする不調をきたします。
水分が体内に滞っていつ状態を「水滞」といいます。
この停滞が体内のどこで起こるかは、
それぞれの普段の負担のかかる部分や弱い部分など人によって違いがあります。
水分は冷えて下に下がる性質がありますので
下半身の浮腫みは一般的に多いのですが
それ以外にも手足のこわばりや、頭が重だるくなったり、
食欲不振や、痰、鼻水、めまいなど症状は様々です。
湿は五行では「土」に位置します。
ですから胃腸の不調がでやすい人も多いのです。
またこの「土」は食べたものから、熱をつくり自分の血肉に変えていく大事な場所。
この時期は、蒸し暑く、ついつい冷たいものを摂りがちになりますが
あまり冷たいものはお勧めができません。
特に午前中は、熱を生みだす時間でもあります。
朝からお昼くらいまでは
特に温かいものをとるようにしてみましょう。
乳製品は豆乳も悪化しやすい食材ですので午前中は特に要注意です。
そして
この時期のお助け食材は、水はけをよくするものや
胃腸の働きをサポートするものが大事になります。
シソ、ねぎ、しょうが、にんにく、三つ葉、山椒、ニラなど
唐辛子のような辛いものも汗によって水分を出してくれます。
夏の旬のものは
水分を多く含みますが、その分、利尿作用があるものも多く存在します。
トマトやきゅうり、冬瓜などは陰性の食材ですので、あまり冷たくせずに
塩や、味噌、生姜などを添えて火を通すこともお勧めになります。
暑くなるとついついアイスなどの甘いものを欲っしやすくなりますが
砂糖と乳製品のコラボは、まさに湿が溜まりやすい食べ物の代表です。
もちろん、身体は夏は若干水分を保持して
暑さから守る仕組みもあります。
ですが、それが実は必要以上に湿をため込みやすくなってしまっています。
そのために日頃からの食事はとても大事になります。
辛いものは発汗も促しますから
表面温度が冷えて暑さの次に冷却作用も備わった食材です。
上手に活用してくださいね。
昔から「井戸水より冷たいものは摂るな」と言い伝えがあります。
適度に運動や、入浴で、汗をだして
水分を外に出し、筋肉で熱を起こし
午前中には体内の熱産生を邪魔せず過ごしてもらえたら
きっと梅雨時期を乗り越えていけると思います。
是非、トライしてみてください。
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