備前と私の10ヶ月 | もなかおばさん家のいたちっこ

もなかおばさん家のいたちっこ

天使になったもる子のおかげで始めたブログ
さくら も ちょ子も虹の橋へ。かん太 ぎん も、、、、最後のうちの子ぱぱ君も虹の橋へ向かいました
保護っ子フェレットちゃんとのバタバタした生活

保護活動についてのお問合せ 歓迎です

まだ夏のような空に備前くんを帰してきました

お見送りをしていただいた方

お花を送っていただいた方

当日朝、お電話をいただいた方

本当にありがとうございました

晴れの国で育ったであろう備前くんらしい良いお天気の中で見送る事ができました




昨年の秋に、岡山で保護された備前くんは、
体重500グラムのシニアの子でした
警察署へ迎えに行ってくれた友人と
その夜にオシッコが出ていないと狼狽えて
何時間もやりとりしたのが
まるで昨日のことのようです

我が家に連れ帰った後も、
検査の数値はひどいもので
『感染症のリスクがあるから、他の子たちとは決して接触させないように』と獣医師に言われ
ひと月以上、別部屋で過ごしてきましたが
しっかり食べてくれて
みるみる体重は増えてくれました

当時は、ちずちゃん里親さまが決まり譲渡したあと
闘病中だったもっちー君を見送ったばかりで
腎不全のつっきーちゃんの毎日点滴
まだぷちこちゃんも譲渡前で
なり君が我が家に来てまだ日が浅かったから
感染症のリスクにビクビクしてのお世話でした

つっきーちゃんのお見送りをする少し前ぐらいには
やっと備前くんの感染症の心配もなくなって
体重も倍以上になり、ひと安心したのを覚えています

当時はまだ保管期間中だったので
詳しいことは、ブログではお知らせできませんでした
そしてまた飼い主さんは、名乗り出てはくれませんでした汗


それが保管期間満了の前日に急変した



保管期間満了→里親募集とはいかない子

ワクチンも獣医師と相談しリスクが高いと回避した


春までは落ち着かない日も数日あったけれど

上手くお薬とも付き合えて

桜の季節にはお写真も撮れて


わずがな期待を込めて、里親募集してみたけど、

反応がなかったのはそれはそれで構わないと思った


備前くんは、強運を持った強い子

私は、そう思い込んでしまった


毎月の血液検査の数値も安定して

体重も1400グラムにまで✨


穏やかで、他のフェレットと争うこともなく

なり君いつわちゃんの毛繕いが好きだった

食いしん坊で、ふやかしはいの一番に食べてしまう

他の子のふやかしが残らないか待ってる子

歯磨きもおとなしくさせてくれて、

病院での血液検査も暴れることはなかった



若い子に比べれば、そりゃ寝てる時間の方が多いけれど、ヒョコヒョコと私の後を着いてまわる可愛いおじさんフェレットだった
太ってきたから、お腹がぽよぽよで
腹水なんじゃないかとか
脾臓が大きくなってやしないかって
心配ばかりしてお薬を貰う以外にも
病院ではたくさんお世話になったけど
先生にも看護師さんにもたくさん可愛いがって貰った

少し暑くなり出した頃に、右脚のつけ根部分に水腫をみつけた



また少しして左脚に肥満細胞腫らしきできもの

次は、おチンの横に水腫

尻尾の中ほどにも細胞腫

それぞれに対処してきたけれど
左脚の腫瘍がどんどん肥大化して
私の小指の第一関節ほどの大きさになり
悩んで悩んで手術による切除を選んだ

日帰りで済む手術だったけれど
シニアだったこともあり
仕事で留守番させるのも不安だったから
入院の予定も立てていた

朝手術で預けて、、、、
病院からの着信に手術の終わりの連絡だと思っていたのに、看護師さんから
「急変したので、すぐに来れますか?」って

ほんの15分ほどの車中、何度も声を出して備前くんを呼んだ

病院の扉をあけて手術室に入ると
病院の獣医師全員と看護師全員で
懸命に蘇生処置をしてくれていた

私はきっと大声で備前くんを呼んでいたのだろう

ただ眠っているだけにしか見えないのに
なんで、もうダメなの?
一月の時に比べたら、全然平気そうなのに
なんでダメなの?

気がついたら、抱えるようにして待合室に連れて行って貰い座っていた

先生が膝をついて、私を見上げるようにして
手術の経緯を説明してくれた
ほとんど手術が終わっていた後の急変だった
そして、どんな形でもお家に帰してあげられなくてごめんなさいって

留置してした針や点滴、呼吸器や、心電図を測るピンを外して帰り支度をした備前くんは、やっぱり眠っているだけに見えた
まだ温かいままだった

自宅に連れて帰ってきて
そういえば、手術だったから朝8時にふやかしを食べたきりで、お腹が空いているだろうと
ふやかしを作った
備前くんは起きて食べてはくれなかった

術後、傷を気にして舐めてしまうからカラーをつけるのだけれど、それがストレスになって食べれないといけないからと
傷口が、本当に細かく縫ってあって
とてもありがたく感じた

病院の夜診が終わった夜遅くに
先生から連絡が入って、お花を持って訪ねてきてくれた
きっと私が心配をかけたのだと思う
備前くんを撫でて、ごめんねと言って
そして、
「あなたの選択は間違いじゃないから」
と私を労い、話しをしてくれた
なり君いつわちゃんも撫でてもらった

たくさんの看取りを経験してきたけれど、
簡単に備前くんの死を受け入れられなくて
次の日もその次の日も、いつもの時間にふやかしを作ったり馬肉をあげてみたりしたけれど、
備前くんの身体は冷たくなってしまっていて
起きてくれることはなかった

なり君いつわちゃんが放牧時に、備前くんを探すような様子を見せて、
備前くんのお気に入りの寝床で野良寝をする

私が受け入れなければ、
備前くんはお腹を空かせたままだし
なり君いつわちゃんの様子も気になる

そして、私の誕生日にお空に帰すことに決めた

遺体の写真があります 苦手な方はブログを閉じてください

いつもの霊園で、今までの子たちと同じように
見送ってきました





たったの10ヶ月の備前くんとの生活
私は、備前くんと出会えて幸せだったし
ぽよぽよのお腹も、優しい毛色も、加齢で毛が薄くなっていた手足も、食いしん坊なところも
ポテポテ歩く仕草も大好きだったよハート

虹の橋に着いたら、そこでまたたくさん食べて遊んで、いつかまた会える日まで
必ず、必ず待っていてね🌈



ずいぶん長いブログになってしまいました
私が備前くんを忘れることはないのですが
備前くんを愛した証に。




ペット(フェレット)ランキング
ペット(フェレット)ランキング