
↑本物のニキシー管単管時計 午後7時5分を1桁づつ表示している
ニキシー管はウクライナから輸入
■高いニキシー管時計を安く手に入れる
欲しくなると我慢できなくなる性分。ならばさっさと手に入れればいいのに、優柔不断なのが情けない。
かつて盛んに製造されていたニキシー管も今ではデッドストックとなっていたものしかない有様。サイバーパンクな雰囲気を醸し出すニキシー管に人気が出て、新たにニキシー管をつくるところも出てきてはいるもののまれな例であり、いずれにしても随分高価なものとなってしまいました。
サイバーパンクといえば、近未来都市のモデルであった80年代の日本を思い出し、個人的には結構郷愁を抱いたりしているので、ニキシー管時計にはかなり魅力を感じます。が、いくつものニキシー管を使うものはあまりに高価(安くても2万円近くするようになってきた)で購入には躊躇します。
ニキシー管もどきをつくってみたり回り道のあげく、単管のニキシー管時計なら許されるのではとの勝手な理屈でとうとう買うに至りました。
しみったれた話です。それでも今どき時計にそれほどの支出をするかという金額になります。
単管のニキシー管時計は、中国製のものが比較的安いのですが、ニキシー管自体は手に入る多くがIN-14でたいがい旧ソ連製。今のご時勢からして、ロシアのものを買うのは気が引けるし、Aliexpressでは安くない。そこで、時計の台となるDCブーストモジュールは中国製を購入、別売のニキシー管はIN-14よりは少し高いがIN-8-2をウクライナから直接取り寄せることにしました。
これだとDCブーストモジュールが2,300円前後、IN-8-2が約3,200円+送料と、支出も少しは抑えることができます。
■さっそく組み立て―つなぐだけ! 管球の足のカットが肝
↑ウクライナからニキシー管が無事届いた
ウクライナからの輸入は戦争中のため、いつ届くかわからないようですが、25日程度で無事届きました。
さっそく組み立て、と言っても、ニキシー管とUSB電源ケーブルを時計の台となるDCブーストモジュールに差し込むだけ。
台となるDCブーストモジュールは、USBコネクタが真後ろとなる位置にした向きが正面で、ニキシー管の正面を合わせて装着します。
↑ニキシー管IN-8-2
ただし、ニキシー管についている足(ピン)はヒゲのように針金が管球から細長く伸びていて、これを5〜10mmの長さに切らないとなりません。
しかも針金はグニャグニャで絡み合い真っ直ぐに伸ばすのが困難であり、一度にすべてのピンをソケットに挿すのは無理。
ピンの長さを少しづつ変えてカットし、長いピンから一本一本順番に挿入するしかなさそうですが、これが結構難しいです。ピンの長さの差が大きすぎると短いピンが届かなくて電気が流れず光らない数字がでてきて閉口します。
■時刻合わせ―説明書が付いていない
通電したら、時刻合わせの必要がありますが、説明書など一切添付されておらず困りました。
Aliexpressで似たような製品を販売しているサイトから説明書きを探してきて、それを参考に時刻合わせをすることができたので、メモを残します。
↑ニキシー管単管時計を真上から見た画像
①このニキシー管時計には2つのボタンがあり、奥側の「SEL」というボタンは選択キーと電源ボタンを兼ねたキー、手前側のボタンが「+」キーとなっています。
②SELキーを押して電源を入れます
③まづ最初に「+」キーを押し続け、2つの数字が繰り返し表示されるまで待ってから離すと、設定状態に入ります。このとき表示された数字は、西暦の下2桁(00~99)に相当するものです。
④次に、「+」を短く1回押すと2桁の数字が1増えますので、現在の西暦の下2桁になるまで、何回か押して合わせます。2099年までは使えそうですね。
⑤西暦が設定できたら、今度は「SEL」キーを短く1回押して月(01~12)の設定を行います。
⑥同様にして、「SEL」キーを短く1回押すごとに日(01~31)、曜日(?)(注1)、時(00~23)、分(00~59)、秒(00~59)が順番に設定できます。
続けてさらに、ニキシー管の下で点灯するRGB LEDの色を調節することもできます。
⑦最後の項目まできたら、「SEL」キーを押すことで設定状態は終わります。また、「SEL」キーを押し続ければ、いつでもシャットダウンして設定状態を終わらせることができます。
■表示の切り替え
↑秒の表示モード 斜めから見ると数字の表示に奥行きがあるのがよくわかります
ニキシー管の表示は、時刻、年月日、秒の3モードがあり、通常(非設定状態の時)は、「SEL」キーを押すことで順番に切り替わります。
単管時計の時刻や年月日の表示は、無点灯を挟むことで区切りをはっきりさせていて、表示の始まりがわかりやすくなっていることを今回知ることができました。

↑時、分を1桁づつ表示したら無点灯をはさみ、また時、分の表示がはじまり時刻がわかりやすい
本物はやはり本物。明るいし、表示される数字には奥行きがあって、LCDを使ったニキシー管もどきとは違います。高さ6.4cm、直径5cm、ニキシー管自体の直径は1.7cmで、思ったより小さく可愛いこともあって、ニキシー管1個では少々寂しい気はします。
注1)曜日の設定時に、01から06までは表示できるが、7を選択しても07が表示できず曜日の表示には不足するのは、不具合がおきていると考えるべきなのかもしれません。
(以下追記)
最初に見つけた説明書では、本来01~07と書かれてしかるべきところここだけ空欄なのがそもそもあやしい。別種の商品の説明書にはしっかりと書かれています。
それでも、7を選択すれば07が表示されずとも、通常状態(非設定状態)では07が連続して表示されますから、実用上は問題ありません。