↑塗装用のテクスチャーが複数できたので、作製したAI機に貼り付けて編隊飛行させてみる
プロペラの回転の再現でAI機も作製
フライトシミュレーターのFlightGear用航空機のYak-3に、またまた不具合を見つけてしまいました。「Yak-3の機体ファイルの不具合を直そう」が4回目になるとは思いませんでした。なんだか他人のあら捜しをしているやな奴って感じがしてきます。
そんな気は毛頭なく、あくまでも経年変化により不具合が生じた機体が、しかも何年もそのままになっているのはもったいないので直してしてしまおうというスタンスです。本来、他人が勝手に作品をいじるのは失礼な話で、作者によるメンテナンスを待つべきだと思います。
さて、今回の不具合というのは、排気管のペインティングのし忘れと、見た目気づかなかったのですがプロペラが壊れていたことです。
排気管の未塗装
違和感がありつつも、排気管は機体左右で違いがあるのがYak-3の仕様かと思ったのですが、いくらなんでもそんなことがあるわけありませんよね。目立ちますから、気がついて慌ててテクスチャーの当該箇所を黒っぽく塗ってやりました。
プロペラのac、rgb両ファイル間のエラー
↑select livery機能の導入でペイントが簡単に変えられるようになったYak-3
プロペラの方は、中速時の回転が描写されないのだなと思いはしましたが、まったく気になりませんでした。発見のきっかけは、前回紹介したselect livery機能(画面上から機体の塗装を切り替えられる)がYak-3に実装できないと困るので念の為に確認した際、いくつか機体の塗装用テクスチャーを描いたので、Wingman機能(編隊僚機)を使って遊べるようにAI機をこしらえようとして、プロペラの回転の再現に手こずることになったからです。
3Dモデリングソフトで見てみると、問題はYak-3が使用している3Dオブジェクトのpdiskとそのテクスチャーpdisk.rgbとがうまく関連していなくてエラーを起こすこと。
pdiskは、旧いFlightGearの機体で結構使われていたようで、F-4Uにまだ残っていたpdisk.rgbを借りてきて復旧することができました。ただし、F-4Uではプロペラの先端に塗られた黄色の塗装が弧を描くようになっているので、これを描かせないために画像を拡大してはみ出させるようにしました。
結果、Yak-3は中速時の三ツ矢羽風のプロペラの回転が再現できるようになりました。
AI機でのプロペラの回転の再現
AI機、わかった風なネーミングですが、FlightGearでは要は直接操縦するのではなくプログラミングして動かす機体のことと言っていいでしょう。それぞれの機体ファイルを一部改変し、コンピューターが操作できるようにしたのがAI機です。
Yak-3のAI機は、プロペラはpdiskを使わず、Bf-109のAI機につけられていたより簡単なpropdiskだけを取り出し、Yak-3の3Dモデルに合体させてつくることにしました。
↑プロペラの回転の様子ー機体ごとに少しずつ違えています 高速時のプロペラの影は、もともとありましたが濃くてでかいのが異様。なくすとまた物足りない。どうしたものか?(画像は内容にあったものに差し替えています)
propdiskは、透明の円板上の3Ðオブジェクトで高速時のプロペラの回転様子を画像にしたもの(テクスチャ―)をこれに貼り付け、高速時になったときに表示させるようになっています。AI再現するのにプロペラの高速時の回転を再現するのにpropdiskを機体の3Ðモデル(acファイル)の一部として取り込んでおく必要があります。この点は通常の機体とAI機の違いでしょう。
高速回転再現時の高速の条件は、今回は編隊を組ませたくAI機というよりwingman機となりますので、長機(起動した機体=自分の乗機)同様エンジンの回転数がもとになります(メモ参照)。
無事(wingman機)のプロペラも回転し、低速時、高速時の状態が再現できました。このページの各スクリーンショットがそれを示しています。
<メモ>おさえるべきはAI機とwingman機の違い
wingman機はAI機の一種といえますが、乗機のスロットルの上げ下げ、ギアの出し入れの操作が、直接wingman機に反映されます。編隊を組んでいるのですから、半ば当然です。
一方、AI機は空港を離発着する定期便の航空機や駐機場で止まっている旅客機、襲撃してくる爆撃機などなど、自分の乗機が飛んでいようが止まっていようが関係なく、飛行しあるいは駐機していなければなりません。
したがって、AI機のプロペラを回すには、乗機の影響を受けないよう上記のエンジンの回転数を頼りにするわけにはいきません。フライトプラン(今でも使えるのかは未確認)やAIシナリオでプログラミングされた速度を利用するしかないでしょう。
両者について、うっすらとした理解しかしていないようでは、混乱のもとです。私自身がきっちりと理解していなかったため、エンジンの回転数は使えないと思い込み、僚機にも速度を使っていました。この場合、笑っちゃいますが乗機の速度を使っていたわけです。本来のAI機に使用すべき速度と、速度に2つあることにも深く思い至らず、この3者の使い方でしばしば混乱していました。
恥ずかしながら、まだ理解が不十分かもしれませんが、これが今回の到達点です。自戒のためにメモに残します。ホームページの方のあやふやな記述も改めた方がよさそうですね。








