Tanker Controlsを試す | virt_flyのブログ

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フライトシミュレーターソフトのFlightGearで仮想飛行を楽しむブログです。

↑Tanker Controls機能を使い給油機を飛ばし、レーダー、HUDで補足、追尾

 

正常に表示されたAIの空中給油機

 

フライトシミュレーターのFlightGearでは、AI機(注1参照)を飛ばすのにAIシナリオが使わfれてきましたが、いつのまにかAIシナリオではAI機を表示しなくなり、デフォルトで用意されていたAIシナリオ自体の種類も減っていることは、以前から述べてきた通りです。

 

「AI システムでできることはかなり限られているため、AI はより汎用性の高いNasalソリューションに置き換え」(「FlightGearにおけるAIのステータス」より)られていることが、どうやら原因のようであることもわかってきました。

 

そこで、これからはどうすればAI機を飛ばせるのかを探るため、新たなソリューションが何で、それはどう使えば良いのかを、とりあえずわかる範囲で調べることにし始めたものです。

 

それらしきものの一つとして、今回とりあげるのはTanker Controlsです。

 

FlightGearでは、空中給油も以前はAIシナリオを指定して給油機を飛ばして実行していましたが、現在はTanker Controlsを使って近くの給油機を探して実行するようになったもようです。

 

AI Traffic and Scenario Settingsを開いてAIシナリオの一覧を見ても、以前のAIシナリオを使って給油機を飛ばす方式のAIシナリオで残っているのはAerial refueling demo (KSFO)だけでーしかも給油機は正しく表示されず青と黄のダミーに化けているー、他に空中給油用のシナリオは一切見当たりません。

 

Wingman ControlsではまだAIシナリオが使われていましたが、Tanker ControlsはAiシナリオなしにいったいどのような仕組みで給油機を飛ばしているのでしょう? Nasalと思われるものの、私には手の余ることなので言えることはありません。

 

とりあえず、解説も見かけず使い方もわかりませんが、闇雲にいじってみることにします。

 

Tanker Controlsは機体を選り好みする

 

なお、給油機を探すにはレーダーを使うのが楽なので、乗機はMirage 2000-5を使います。物騒な戦闘機より練習機くらいが良いのですが、Tanker Controlsは機体を選り好みするようで、T7 Red HawkではAIタブからはTanker Controlsが選択できないようになっています(Tanker Controlsの開き方は次項)。

 

おそらく空中給油対応の機体でない限り、Tanker Controlsは選択できない仕様なのでしょう。知りたいのは給油機がまともに表示されるかだけなのですが。

 

Tanker Controlsの開き方、使い方

 

Tanker Controlsは、FlightGear画面上部のメニューバーにある[AI]タブをクリックし、開いたドロップダウンメニュー中から[Tanker Controls]を選ぶと表示されるダイアログボックスがそれです。

 

 

「Air-to-Air Refueling Tanker」と標記されたダイアログボックスの一番上に、Tanker名のボックスがあります。右横の▲をクリックして表示されるリストから給油機を選んで入力ができます。

 

機種により給油可能なタイプの給油機に違いがありますので、リストも異なるものが表示されるものと思われます。ちなみに、Mirage 2000-5でリストされるのは、KA-6D、A4-F、A330-MRTT、KC-135の4機種、F-16CJ Block 52ではリストは現れず、TypeにKC-135が表示されKC-135しか入力できません。

 

Tanker名のボックスに給油機の機種が入力できたら、今度はダイアログボックスの左下にある[Request]名のボタンを押します。すると、FlightGear画面上部に指定した給油機の距離や進行方向、速度、TACANチャンネルなどの情報が文字で表示されます。

 

異なる給油機を入力し、[Request]することで、より近い給油機を調べて変更しても良いでしょう。

 

↑Tanker(給油機)を指定し[Request]をクリックすると、画面上部にオレンジ色で給油機の距離やTACANなどの情報が表示されます [Get Position]を選ぶと給油機の方向が水色で画面に表示されます

 

ちなみに、[Request]ボタンを押すたびに、順次別の給油機の情報に切り替わります。慣れた方ならこの情報から給油機を判別して指定したほうが早いのかも。ただし、乗機の対応・非対応に関係なく、近くを飛んでいるすべての給油機が表示されるようですから注意が必要です。

 

実際に、給油機を見つけ接近するには、給油機の距離や方向を知る必要があります。それには

TACANチャンネルが使われ無線設定をすることで、知ることができましたが、計器で距離や方角を読み取るのは結構大変です。

 

レーダーなら、この段階で([Request]した時点で)給油機の機影が写りますから、レーダーを頼りにできるならそれにこしたことはありません。

 

↑前方に給油機の飛行機雲が見えるMirage 2000-5のコクピット 画面真ん中にあるのがレーダー、上がHUD FlightGearの機能であるTanker controlsのダイアログを右に、おまけにマップを左に表示させています
 

Mirage 2000-5の例では、コントロールパネル中央にあるレーダーに給油機が映ります。ワ冠に棒が刺さったような形の機影は、ワ冠様の形が機首の向き、棒が飛行方向を表し、横の数字はおおよその距離を示しています。なお、付け足せば先のダイアログボックスの[Request]ボタンを押すたびに、レーダーの機影も順次切り替わります。

 
↑①はレーダーに映った給油機の機影、②はHUDに緑の○で表示された給油機とその情報、③はマップ上の給油機

少しずるいですが、ダイアログボックスの[Get Position]ボタンを押すと、指定した給油機の方角と乗機より上方あるいは下方にあるかの情報が、FlightGear画面情報に文字で表示されますので、これに基づきレーダーの正面に給油機の機影が映るように、さらにHUDに給油機情報が表示されるまで機首の向きを変え、捉えたらHUDから外されないように給油機を追尾し飛行していけばよいわけです。
 
接近し目視できるようになった給油機は、正常に指定した給油機の姿で現れ、青と黄のダミー機に化けて表示されることはありませんでした。A330-MRTTばかりかKC-135も正常に表示されるのを確認しました。
 
↑正常に表示されたAI空中給油機のA330-MRTT
 
Tanker Controlsで飛ばしたAIの給油機が正常に表示されるのが確認できたことで、今回の目的は無事終了です。
 
ここまで来たら次は空中給油と期待された向きもあることかと思いますが、空中給油はかなり操縦のスキルが求められるもので本人は至って不器用なため実施は困難と判断しました。Tanker Controlsの話としては中途半端なものとなりますが、伏してご了承願います。

 

《追記》

 

目的は別なところにあったとしても、試してみた評価がないのもどうかしてますので、追記します。

 

Tanker Controlsでは、いくつもの給油機が飛んでいて近くの給油機を探すことができ、あるいは給油機の速度を変更することもできて、いよいよ空中給油がしやすくなりました。それまでのAIシナリオでの空中給油にはなかったことで、AIのスクリプト化の恩恵と言えます。

 

 

注1)AI機は、自分が操縦する飛行機(乗機)とは違って、プログラミングに基づきコンピューターのコントロールで離発着、飛行するFlightGearの世界の航空機です。