↑暗くて見にくいALSモードでも機体を明るくし光沢も再現すれば少しは雰囲気も変わる
ambientで機体を明るくすれば少しは改善
前回のブログでは、F1M2 PeteとT38 Talonの光沢の違いを、画像を並べて比較してみましたが、画像が小さいのと暗いのとでわかりにくかったのではないでしょうか。
F1M2では主翼が鈍い光沢をやどし、T38でははでな光沢というかまわりの光を反射している感があるのですが、その違いはさておき、FlightGearのALS(Atmospheric Light Scattering)モードではどうにも画面の暗いのが不快です。パソコンのやりすぎで白内障になりつつあることも反映しているのかもしれません。
ラッキーなことに、3DモデリングソフトのBlenderをさわっていて、この問題を緩和させる方法を見つけました。
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| ↑ambient0.78(ALSモード) |
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| ↑ambient1.00(ALSモード) |
画像が半分フロートを地面に沈めた水上機となっていて違和感があるのは我慢していただいて、違いを見てください。背景の明るさは変わらないですが、機体の明るさを違えてみれば全体的な雰囲気も変わって感じられるように思うのですが、いかがでしょう。
前者はマテリアルの設定でshadingのambientが0.2になっていますが、後者は1.00にしました。1.00はやり過ぎで機体が明るすぎて浮いてしまうこともあるかもしれませんが、私には画面が見やすいようなるべく明るいほうがありがたいです。
この2つの画像では、光沢はいれてません。光沢をいれたらどうなるか、ALS(Atmospheric Light Scattering)モードとLow Specificationsモードの例を画像で次に掲げます。
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| ↑光沢あり(ambient1.00 ALSモード) |
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| ↑光沢あり(Low specificationsモード) |
なお、機体の位置の関係で光沢が入りにくいため、時間を昼から朝にした画像にしています。
光沢が入れば、ALSでも少しは明るくなった気分になります。ちなみに、Low Specificationsモードだと、ambientの値の差はまったくといっていいほど感じられません。画像も割愛しました。
ambientで発色の違いも解消
さて、今回ambientの設定を知ったことで、これまで放置していた問題が、解決することになりました。
以前より、自作したF1M2機では同じテクスチャーファイルを使っているというのに、胴体とフロートとで発色が違って見えること。同じく、自作のMC-20機ではなぜか垂直尾翼が黒く見えること。ただし、違って見えるのはALS(Atmospheric Light Scattering)モードの場合で、Specificationsモードだとまったく同じ色にしか見えません。
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| ↑発色問題が解消したMC-20 |
実は、ambientoの値がさわった覚えもないのに、胴体とフロートあるいは胴体と垂直尾翼で異なっていたのです。これを1.00に一致させることで、先の発色の不具合は解消しました。
specularで解消する違いも
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| ↑発色問題が解消したT38 Talon |
ちょっと似た事情が、T38 TalonにF5Eからとってきた増槽にあります。ALSモードでは増槽の色が胴体よりも濃く見えるのです。こちらは、増槽のspecularが2.00あったのを、胴体などと同じ1.00にすることで解消しました。






