動画化第2弾!! サーマルソアリングとリッジリフト
せっかくの連休。この機会を活かしてフライトシミュレーターソフトであるFlightGearで楽しめるソアリングの動画を作成することにしたのが、前回の「久しぶりのフライト」でとりあげた、Nötschim Gailtal(ネッチュ・イム・ガイルタール)でのリッジリフトの記事です。山肌に吸い寄せられるようにぐんぐん上昇する様は、ヒヤヒヤものでいてまた心踊るものです。
今回は、生駒金剛山地でのリッジリフトとサーマルを利用したグライダーでのソアリングの例です。ヨーロッパ・アルプスと比べるほどもない低い山並みでも、山の斜面に吹き付けた風が山を越えようとつくる上昇気流を利用したリッジソアリングは可能です。
また、太陽の輻射熱で温められた空気がつくる上昇気流、サーマルリフトは、平地でのソアリングに役立ちます。積雲の下に発生している上昇気流に乗って舞い上がり、下降しながら次の積雲をめざして、伝うように滑空するサーマルソアリングもまたスリリングです。
八尾飛行場をウインチ牽引で飛び立ったASK21は、AIシナリオで設けられた飛行場上空の積雲の下を、気流からはずれないようにセンタリングしながら雲の底まで上昇します。アスペクト比が大きいのでなかなか高度は下がりません。葛城山から金剛山を巡ってきても高度はまだ高く、動画後半ではリッジリフトを確かめるために機体を降下させています。
上昇気流に乗っているかは、高度計を見なくてもバリオの音で確認できるのが嬉しいです。ソアリングは一度体験したらやめられなくなります。ちなみに、風は西よりの風、20ノットに設定して、ソアリングしやすくしました。
みなさんの連休はいかがでしたか。