
迫真力ある景色、超リアルな機体はさすがだが
フライトシミュレーターをさわっている方なら大概ご存じのX-Planeですが、シュミレーター本体が有料ということもあって、自身ではこれまで敬遠しておりました。
どういう風の吹き回しか、今回デモ版を試してみる気になり、Ubuntu上にX-Plane11をインストールしました。インストーラーがあるなんて、Windowsみたいで驚きました。実行ファイルがどこにあるかわからずまごつきましたが、X-Plane 11フォルダ中にあるX-Plane-86_64をクリックすることで無事起動しました。
立ち上がったら、「デモを使用」を指定し、「新規フライト」で「フライトの設定」を行います。デモ版では、航空機はいくつかの機体を選べますが、空港はデフォルトでシアトル近郊の空港になっているようです。
気象や時刻はスライドボタンで指定ができるというのもおもしろいですね。カスタマイズも可能です。設定が済めば、「フライト開始」でスタートです。
さすがに有料のことだけあって、迫真力ある景色です。まだ、十分に試せていませんが、飛行も忠実な再現がされているようです。機体もFlightGearにくらべてテクスチャーがかなりリアルです(次の画像は上がX-plane、下がFlightGearのスクリーンショット)。


超リアルな機体、遠くの山がくっきり見える割に、何か画面全体がモヤっとしたところは、はやりの3DCG映画ぽく感じます。
デフォルトでは同じ山(レーニア山)であっても、X-PlaneとFlightGearでは随分見え方が違います(右はFlightGearのスクリーンショット、冒頭の画像と見比べてください。)。
FlightGearもこれくらいにリアルな景色だといいなと思いますが、同時にあまりにリアルな機体だと、生々しさが現実世界を思い起こさせて仮想世界を楽しむ妨げになるような気がしないでもありません。


Liveryというか航空会社ごとの旅客機のペイントの違いの切り替えなんていうものはどうなっているのでしょうか? フライト開始後に天候や時間の変更はできないのでしょうか? X-PlaneとFlightGearとでは、一長一短がありそうです。思いつくたび、X-Planeを起動あるいはフライトを開始して確認しようとするのですが、非力なマシンにインストールしたせいかかなり時間を要します。
これでは、多分に遊ぶ気にはなれそうにありません。ケチなくせに無料の機体やシーナリーを探す根性もないですし。FlightGearで様々な機体が使えるのに慣れてしまっているからでしょうか。