
↑さっそく外出を利用してSmart Mesureで測定中のスクリーンショットです。
遅まきながらスマホデビュー|
昨年の今頃は、スマホがあれば簡単に建物などの高さが測れるのに、というような話をしていたはず。遅まきながらスマホデビューしました。
目的は、デザリング機能を使って外出先でパソコンをインターネットに接続できるようにするため。格安スマホをWiFiルーターかわりにし、ガラケーとの2個持ちですが、それでも月々の出費は従来以下に収まります。
しかも、単なるWiFiルーターとはちがい、アンドロイドアプリが使えたりして、確かに便利でみなさんがみなスマホをお使いの理由がわかります。さらに、スマホ自体も自宅では無線LANに接続すれば、パケット代が浮くのもメリットです。
さっそく分度器アプリをダウンロードして、坂道の斜度を測って見ました。何しろ外出の際の交通費はばかになりません。バイクよりは安くて多少は健康維持になるかと都合の良い理由をつけて、電動アシスト自転車の購入を考えているのですが、坂が登れないとこの地域では役に立ちませんから。
かなりの優れもの
さて、肝心なのは建物の高さ測定のアプリでした。分度器と同じ開発元のSmart Measureがそれです。セットの有料版だとさらに高機能のようですが、実際に使用したのは無料版です。
高さはもちろんスマホの傾きから三角法で導き出すのは想定内。ただし目標物までの距離も傾きで求めているのは想定外でした。てっきり距離はカメラのピント合わせの要領で求めているものとばかり思っていました。

実際には、まず最初に「十字線にターゲットの下を合わせてからシャッターを」と指示されますから、明らかに手に持つスマホの地表からの高さを基準に水平より下に向けたスマホの傾きをもとに、三角法でターゲットまでの直線距離を求めていることがわかります。後はこれをもとに、ターゲットの天辺にスマホを向けたら、そのときのスマホの傾きで同様に高さが計算されます。
なるほど、ピント測距では建物の手前の壁が邪魔になり、建物内の中心までの距離は測れませんが、これなら目測で中心と思われるあたりに向ければ、おおよその値が得られます。Smart Mesureでは手動誤差補正やスマホの高さの入力が可能ですから、例えばターゲットと測定者とが同じ平面になくても測ることができるということなります。
確かに、手ぶれがして距離を測るのに困りはしますが、結構いい数値が得られるので驚きました。かなりの優れものだと言えます。プロならいざしらず、レーザー距離計をわざわざ買うこともありません。
外出によい季節となってきましたし、スマホをもって高さを測りにでかけましょう。いよいよ自転車が欲しくなってきます。
余談ですが、スマホを持ってしまうと画面サイズがさほどかわらないタブレットを持つのがバカらしくなりません? 10インチでもどうかと思うくらいですから、8インチのタブレットがはやらないのがわかります。重くなっては困りますが、外出先で作業することを考えたりすると、最近はやりの13インチ薄型モバイルノート位が持ち運びには最適な気がします。
せっかくなので分度器の画像も。
