スペイン仮想旅行(3)ーバスク | virt_flyのブログ

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↑なかなか趣のあるFlightGearの世界のビルバオ空港

ゲルニカ爆撃
 今回訪れたのは、バスク地方第1の都市ビルバオです。
 歴史ある町ですが、残念ながらランドマークになるようなものが少ないのか、見あたりません。
 けれどビルバオ空港は良いですね。画像に見られるように、空港ビルや駐機中の旅客機なども再現されていて、山間の空港の趣を引き立たせています。最近のFlightGearでは、滑走路だけに終わらずターミナルビルなどの設備もある空港がふえてきて、うれしいですね。

 バスクといえば、カタルーニャとともに、スペインからの分離独立運動で知られた地域です。過激なテロ活動により「バスク祖国と自由」の名を記憶の方も多いことでしょう。

 バスクもカタルーニャもスペイン内戦時には自治権を求めて人民戦線政府側についたため、内戦に勝利したフランコ側により、バスク語やカタルーニャ語の公的な場での使用は禁止され、自治要求は圧殺されたそうです。

 ビルバオの30㎞北東にあるのがゲルニカ(合併して現在はゲルニカ=ルモ)です。ドイツから送り込まれたコンドル兵団の航空部隊が市街地を無差別爆撃したことで有名です。

 空爆は政府側も反乱側も行っていたことであり、ドゥランゴへの爆撃のほうが先でしたから、史上初の都市無差別爆撃とも言えません。死者の数もその後のイタリア空軍によるバルセロナ爆撃のほうが多かったですし、やはりピカソが壁画に描いたことの影響が大きかったのでしょうか。

 ゲルニカにはバスク地方の自治の象徴であるバスク議事堂と「ゲルニカの木」と呼ばれる樫の木があり、Wikipediaによれば、ジャン=ジャック・ルソーが「ゲルニカには地上で一番幸せな人々が住んでいる。聖なる樫の木の下に集う農夫たちがみずから治め…」と書いているそうですから、日本人にはわからない思い入れが西欧の人々にはあるのかも知れません。

 なお、爆撃機が輸送機であるJu52の改造であり、正確な爆撃を期せないことから、市街地への爆撃は輸送網破壊のかわりに交通を麻痺させることを目的としたもので、戦意喪失をめざした戦略爆撃を目的としたものではないとする見解も見られます。爆撃機の内訳については諸説がありますが、Ju52がもっぱらであったことは確かなようですが、少し苦しい見解のような…。