スペイン仮想旅行(2)ーマドリッド | virt_flyのブログ

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↑広くね!マドリード=バラハス空港

「ノー・パサラン(奴らを通すな)」
 スペインならば、やはりマドリードを避けて通るわけにはいかない、ということでやって来ました。

 上空からは、近代的なビルのほか、競技場も見えます。レアル・マドリッドが本拠地を置くスタジアムのようですね。
 お互いに向かって斜めに伸びた対のビルが目立ちますが、何というビルなんでしょう。地図ではカスティーリャ広場近くです。
 いくつか変わったビルも見られますが、FlightGearの世界のマドリードには、思ったほどランドマークがありません。

 それよりも驚いたのが、マドリードの玄関口バラハス空港。意外と広くないですか。実際に行ったことはないですから、わかりませんが(^_^?)

 この空港は、正式名称がアドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港だそうです。聞いたことのある名前だと思ったら、フランコ亡き後の民主化期に首相を務めた政治家の名前だったんですね。
 同じ頃、カーネーション革命後のお隣ポルトガルにソアレスという首相がいましたから、紛らわしいこと。

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 いうまでもなく、第2次大戦前のスペインで、政権についた左派の人民戦線政府に対して、反乱を起こした右派の中心人物がフランコ将軍。反乱側をドイツ、イタリアが支援、イギリス、フランスが不干渉政策をとるなかで、共和国政府側を支援したのはソ連、メキシコ、国際旅団(義勇兵)でした。第2次大戦の前哨戦ともいわれ、激しく闘われたスペイン内戦は、共和国政府側で参加した米国の作家ヘミングウェイが小説に描いたことで、我が国でもよく知られているように思います。

 自由主義者から社会主義者、共産主義者、トロツキスト、無政府主義者までが加わる共和国政府側は足並みがそろわず(注)、守勢に追い込まれていきます。

  ラ・パッショナリアと呼ばれたスペイン共産党の女性指導者ドロレス・イバルリがラジオを通じてよびかけた「ノー・パサラン(奴らを通すな)」の言葉は有名です。これにこたえ、老若男女が武器を取り防衛に立ち上がったマドリードもついに陥落し、1939年に内戦が終息します。以来、迫害の嵐が吹きすさぶフランコ独裁が彼の死で終わりを迎え、民主化が実現したのは1977年のことでした。長かったのか短かったのか?

 それにしても、第2次大戦をうまくスペインは回避したものです。エンジンは換装されることになりエアインテークなどの形状が一部変わることになったもののライセンス生産のHe-111が1973年まで現役配備されていたおかげで、塗装しなおしたHe-111が映画「空軍大戦略」に登場し、それは見事な空撮でCGとは違うリアルなバトル・オブ・ブリテンが再現されました。

注)
 勝手に地方政権で社会主義を実行する党派があったり、共産党が勢力を伸ばせた裏には、軍事顧問などを装いソ連からやってきた秘密警察の暗躍があったことも、どうやら事実だったようです。内輪もめは大規模な武力衝突にまでいたる始末。