
↑FlightGearの世界のラバウル.手前がVulcan火山火口、Simpson湾をへだて右が Tavurvur火山
無力化された要衝
ラバウルは、かつて多数の将兵を擁する日本軍の要衝で、終戦まで日本軍が確保した地でしたから、戦地としてはよく知られたところと思われます。飛行機好きなら、ラバウル航空隊を知らない人は少なくないことでしょう。
現実には、ガダルカナルに米軍の上陸を許して以降の激しい消耗戦のなかで日本軍は制空権、制海権を失い、連合国側に島々を順次占領されたため、ラバウルの戦略的価値は急速に失われていきました。攻略せずとも無力化で事足れりとした連合国側の戦略で、補給も絶たれ包囲されたままラバウルは置いてきぼりにされ、戦線はフィリピン、沖縄へと北上、終戦を迎えることになったものです。
孤立無援のラバウルでは、自力で壊れた機体を修理、改造して、攻撃にでるという涙ぐましい努力で一矢報いていたようです。終戦時には数機の戦闘機と攻撃機が残っていたと言う記述も見かけます。要衝だっただけに燃料や弾薬などの備蓄、技術者の技量は、そこそこのものがあったんでしょうね。
いくつかあった日本軍の飛行場のうち、東の飛行場は戦後も空港として使用されていましたが、1994年にTavurvur、Vulcanの両火山の同時噴火による降灰で埋まり、市街地とともに放棄され、ココポに移転となったそうです。建物の頑丈だったホテルは、その後も営業しているとか。自然の力はあなどれませんね。
Google Earthで旧飛行場の跡が見つからないいかと思ったのですが、無理でした。
イケメンに修正
件の日本軍飛行士ですが、服装をそれらしくしてみたものの顔が…。
目など顔のパーツがが顔の中心線に寄り、目尻がたれ、鼻の頭が黒ずみ、鼻の下が伸びた顔は、貧相で弱々しくあわれっぽく、3Dモデルの製作者にその意図がなかったにしても、人種差別的な印象を受けておかしくない感じです。西洋人のモデルに東アジア系の広がった顔面のパーツをそのまま当てはめたら、顔は寄りそうですが。
あまりにかわいそうなので、顔を広げたり、目尻を上げたり、まぶたもつり上げ、下がり過ぎた唇を3Dモデルにあわせたりと、イケメンに修正してみました。
下の画像がそれです。少しはきりりとしたでしょうか。
