
Rembrandt対応
Rembrandt効果がFlightGearに導入されてからも、これに未対応の機体が少なからずあります。
すなわち、Rembrandt効果を有効にした際、キャノピーが不透明になったり、プロペラを回転しているように見せかける半透明の円盤が不透明になるのを放置したままの機体があります。
以前、これへの対応にふれたことがありますが、その時の方法では、バージョンの旧いFlightGearで起動したときに、透明部分が逆に不透明になってしまうという、不都合がありました。
個人的には、バージョンにあわせて、インストールした機体のファイルの当該部分を、書き込むか削除するか1回こっきり実施すれば、問題はないといえばないのですが、自作の機体を公開したりするのであれば、これは少々格好がよくありません。
仕組みがわかっているわけではないので、どうしても解消する方法を見つけることができず、今日まであきらめていたものですが、最近更新された機体なのでしょうか、当該部分の記述が異なっているものがあることに気がつきました。
試しに、記述をこちらにあらためてみたところ、Rembrandt導入以前の旧バージョンのFlightGearで起動したときも、透明部分が不透明になってしまうというようなことはありませんでした。一件落着です。
以下に、我がJu EF.128の3Dモデルxmlファイル(/juef128/Models/juef128.xml)を例に、当該部分の修正に関するメモを残すことにします。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<PropertyList>
<path>juef128.ac</path>
(略)
<!-- Transparent Surfaces for Rembrandt rendering -->
<effect>
<inherits-from>Effects/model-transparent</inherits-from> ←従来の記述。これを削除!
<inherits-from>Aircraft/Generic/Effects/Fuselagereflect</inherits-from> ←新しく挿入
<object-name>glass</object-name>
<object-name>rear_glass</object-name>
<object-name>cockpit</object-name>
</effect>
(略)
</PropertyList>
画像は、旧バージョンのFlightGearで起動した川西4発飛行艇H6K(大日本航空の塗装)。Rembrandt対応の記述をあらためたものとしているため、回転するプロペラ部分の再現が不透明になることはありません。