緑十字機 | virt_flyのブログ

virt_flyのブログ

フライトシミュレーターソフトのFlightGearで仮想飛行を楽しむブログです。

イメージ 1

 97式飛行艇H6Kには、川西式4発飛行艇をはじめ、いくつかの派生型があるようで、ピトー管らしきものの位置や、ループアンテナはあるのかないのか、様々でよくわかりません。
そのために、インターネットで画像を調べていて、一風変わったものを見つけました。

 機体の後ろ半分が白く塗られ、大きな十字マークが描かれたH6Kの写真です。よく見ると主翼の上にも十字が見えます。モノクロ写真ですから、はじめは赤十字のマークとばかり思っていたのですが、実は緑十字だったのですね。

 昔むかしに聞いたことがあったのかもしれませんが、Wikipediaの97式飛行艇に関する記述にも、緑十字のことが書いてあるのに、気づいていませんでした。

 先の大戦で敗北した日本は、航空機の飛行を禁じられ、製造も禁止させられました。1950年6月26日までのことです。しかしほんの一時期、1945年9月14日から同年10月10日までの間、GHQが許可したのが終戦連絡事務処理のためとした飛行で、緑十字飛行とよばれたそうです。 

 その言葉の由来は、ポツダム宣言の受諾による日本軍の正式降伏受理の打ち合わせのための使者の出頭の求めに応じ、マニラのマッカーサー司令部まで、使節団を運んだ一式陸攻にあるようです。
 その機体は、攻撃を受けないように、すべて真っ白に塗られ、胴体の日の丸のあった位置に緑の十字を描かされたものでした。

 先のモノクロ写真の97式飛行艇は、これに搭乗した元大日本航空パイロットの方のブログによると、台湾の復興のための資金を輸送した緑十字機だそうで、台湾の淡水に着水したところを撮影したものとのことです。戦闘機のスクランブルを受けたとか、興味ある話が紹介されていました。