W109 300SEL 6.3 インテーク、インジェクター考察 | 60's ~ 80's 輸入車専門店Virage development (ヴィラージュ デヴェロップメント)

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見てお分かりのように、ゴムのブッシュの変形により、各インジェクターの噴射口の向きが揃いません。

整備マニュアルにはこのゴムのブッシュの設定厚みの指定があり、それにより噴射口の向きが揃うということですが、

少々無理があります。仮に今揃っていてもそれがずっと保持されることには疑問を感じます。

分解するとこのように構成されています。

インジェクターはこのように曲がったものです。スペースの制約上こうせざるを得なかったわけです。

インジェクターが抜かれた部分にはこのように穴があきます。

ソレノイド式(電子式)のインジェクターで、あのように曲がったものはありません。

噴射角度がオフセットされたものはありますが、いずれにせよセットできるスペースもなければ、

デリバリーレイルも設置できません。

よって、この穴は塞ぐか、同じような意匠で新規にインテークを製作するかを考えているところです。

ノギスのジョーが掛かっている部分のボスは、このエンジンで何の機能も果たしていませんが、

インテークポートのど真ん中に向いています。

このエンジンの設計者は、そもそもここにインジェクターを刺したかったのかも知れません。

知らんけど。

 

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