無事降ろしたこのエンジン、何と怒涛の339kgのウェイトを誇るらしいです。
「らしいです」というのは当社のハンガースケールが不調で、自分で測ったものではないからです。
因みに、それが補器類をフル装備の上でのものなのか否かも分かりません。(多分無し)
いずれにせよ「とても重い」という事実は変わりません。
因みに、同じくメルセデス製M117(5,600cc V8)はAC、オルタ、KE-Jetのユニットが無い状態で276kg。
GM製LS1は6,000cc V8で207kgとのこと。
電子制御化すると、
Vバンクに鎮座する、片手で持つとワナワナするほど重いこのメカニカルポンプ(通称メカポン)が不要になります。
撤去するとザックリこうなります。
Vバンクはスッカラカンです。
フロント周りの点火系も、
さようならします。さらにまだ刺さっているデスビ(123ignition)もさよならしてカムアングルセンサーが取って代わります。
空いたVバンクには8気筒分のコイルパックを設置します。
プラグコードの取り回しを考えます。
それを狙ったわけではありませんが、エンジン回りだけで10kgレベルの軽量化が実現します。
更に、スペースが空くことにより、雰囲気温度の低下も期待できます。
もちろん電子制御化の一番のメリットはメンテナンス・フリー化と、
エンジン自体がそもそも備えているパフォーマンスを引き出してあげることです。
ってな感じでああだのこうだのを考察するのでした。
一番楽しく、一番手間のかかる作業です。
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