W109 300SEL 6.3 エンジン電子制御化考察 | 60's ~ 80's 輸入車専門店Virage development (ヴィラージュ デヴェロップメント)

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無事降ろしたこのエンジン、何と怒涛の339kgのウェイトを誇るらしいです。

「らしいです」というのは当社のハンガースケールが不調で、自分で測ったものではないからです。

因みに、それが補器類をフル装備の上でのものなのか否かも分かりません。(多分無し)

いずれにせよ「とても重い」という事実は変わりません。

因みに、同じくメルセデス製M117(5,600cc V8)はAC、オルタ、KE-Jetのユニットが無い状態で276kg。

GM製LS1は6,000cc V8で207kgとのこと。

電子制御化すると、

Vバンクに鎮座する、片手で持つとワナワナするほど重いこのメカニカルポンプ(通称メカポン)が不要になります。

撤去するとザックリこうなります。

Vバンクはスッカラカンです。

フロント周りの点火系も、

さようならします。さらにまだ刺さっているデスビ(123ignition)もさよならしてカムアングルセンサーが取って代わります。

空いたVバンクには8気筒分のコイルパックを設置します。

プラグコードの取り回しを考えます。

それを狙ったわけではありませんが、エンジン回りだけで10kgレベルの軽量化が実現します。

更に、スペースが空くことにより、雰囲気温度の低下も期待できます。

もちろん電子制御化の一番のメリットはメンテナンス・フリー化と、

エンジン自体がそもそも備えているパフォーマンスを引き出してあげることです。

 

ってな感じでああだのこうだのを考察するのでした。

一番楽しく、一番手間のかかる作業です。

 

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