あなたの健康が未来を左右する!! -2ページ目

あなたの健康が未来を左右する!!

健康の知恵が詰まったサイト!美容と健康は一日にして成らず!「美容を知ることは、健康な体をつくること!」今日から始めましょう。

もし病気になったら……その痛みや苦しみはもちろん、やはり不安になるのはお金。後期高齢者の2割に当たる約370万人の医療費負担が2割に引き上げられたなか、「いくらかかる?」を知って備えることが重要だ。

 

「1割負担の人が2割負担となると、単純に医療費が倍になります。定期的に診察を受ける必要がある生活習慣病などをお持ちの方は、5年、10年で考えればかなりの負担増になります」

 

こう語る五良会竹内内科小児科医院院長の五藤良将さん、常磐病院(福島県)の医師・尾崎章彦さんとともに、生活習慣病と、女性の5大がんでかかる医療費を見ていこう。

 

【生活習慣病】継続的な治療が必須だが、そのぶんお金も…

 

「生活習慣病など長きにわたって定期的に診察を受ける病気は、1回の医療費が数千円でも、積み重ねで大きな出費につながります」と注意喚起するのは五藤良将さん。

 

国民の3人に1人、4千万人もの患者がいるといわれている高血圧症の、1年間でかかる治療費は3割負担で37,429円、2割負担で24,953円、1割負担で12,476円。

 

「高血圧症の主要因は塩分の取りすぎ、肥満や過度の飲酒などです。血圧が高い状態が長く続くと、血管が痛めつけられ動脈硬化などを起こし、やがては脳卒中や心筋梗塞のリスクを高めます。

 

つまり、高血圧の人は日ごろから血圧をコントロールすることが重要。降圧剤や血管を広げる薬を処方します」(五島さん)

よく聞く「○○をしてカロリー消費」というおいしい話も、実はウソだらけ!アナタも知らずに、まだ「コレ」をやってはいませんか?

●「ウォーキングが一番痩せる」はウソ

ランニングよりもウォーキングの方がやせるというのはウソ。同じ距離であれば、ランニングの方がウォーキングよりもカロリーを消費する。痩せるという点だけを見れば、ウォーキングよりもランニングが効果的!ただし、ウォーキングの法が、傷害のリスクが少なく、精神面でも開始時のハードルが低い。

●「エッチはたくさんのカロリーを燃焼させる」はウソ

エッチが美容と健康に良いというのは本当らしいけれど、カロリーはある程度しか燃えないそうですよ。ちなみに、最近「New England Journal of Medicine」に発表された研究によると、エッチで燃焼するカロリーは約21kcalらしい。

●「運動前に食べてはいけない」なんて誰が言った?

運動前に何も食べずに運動する人は、カロリー燃焼が遅いそうですよ。運動する30分前に果物やヨーグルトを食べている人たちは、運動後にもカロリー燃焼がしばらく続くそう。運動前には「あえて食べない」という女子は損をしているかも!

●「1日のカロリー摂取量」はダイエットと無関係!

「1日のカロリーを500kcalずつ減らす」という方法を実践している人がほとんど。しかし、「1日」ではなく「1週間」の総合カロリーが最も大切だそうですよ。もちろん、毎日の栄養バランスはしっかりとしてこそ意味があるので、そこは気をつけてくださいね。

この他にも「少量に分けて食べる方法は人それぞれ」だということもわかっています。99%の人たちには効果あったからといってアナタがその1人とは限らないのです。やっぱり何事もうのみにしないで、自分に合ったものをじっくりと見極めるのが大事!

食と健康 ホントの話 ドライアイによる角膜の傷にはビタミンAの点眼薬を 食品で摂る必要なし 順天堂大学医学部附属静岡病院眼科・土至田宏先任准教授に聞く

冬に向けての季節は、乾燥により1年で最もドライアイになりやすい。

 

加えてコンタクトレンズの常用、スマホやパソコンなどのVDT機器を長時間見たり、エアコンの暖房の風がかかるような環境にいたりすると、さらになりやすくなる。

 

予防法は、VDT作業中に適切に目を休める、目を温める、コンタクトレンズを使っている人は適正な使用を心がける、などのことを前回説明した。

 

今回はビタミンA含有の点眼薬が目の渇きによってついた傷の修復を促すことについて、順天堂大学医学部附属静岡病院眼科の土至田宏先任准教授に話を聞いた。

 

ビタミンAといえば、レバーやニンジンなどに多く含まれている必須栄養素だ。かつては栄養不足時に、ビタミンA不足による夜盲症(暗いところや夜に見えにくくなる)や角膜障害が多くいたという。

 

最近では、「ビタミンA誘導体」「レチノール」が配合されている化粧品が人気だ。ビタミンAの一種、レチノールは、2017年、シワ改善有効成分として厚生労働省に認可されている。

 

肌のうるおいを保ったり、肌の細胞のターンオーバー(一定の周期で生まれ変わる)を促す作用があるためだが、この作用が現在販売されているビタミンA(レチノール)配合の市販の点眼薬をさすことで、角膜でも起こるそうだ。

 

「皮膚の表面の細胞が垢となって日々脱落しているのと同様に、角膜の表面の細胞もはがれて、入れ替わっています。皮膚も角膜も、ターンオーバーの機序にビタミンAが重要な働きをしています。

 

ビタミンA欠乏症ではいずれも角化(表面の層が異常に厚く堅くなること)が生じ、乾燥肌になったり、眼球乾燥症(ドライアイ)になったりします」

 

土至田先任准教授は、目の渇きやすい人や目を酷使する人などは、こうした点眼薬を使用することでドライアイ予防をすることも有効だと話す。

 

それなら、ビタミンAの多く含まれる食品を摂るのもいいのでは、と思うかもしれないが、その必要はないそうだ。

 

「今の日本では、食事から摂る量で不足になることはほぼありません。偏食の人での症例報告を時々見かけるくらいで、たとえばカップ麺ばかり食べている、緑黄色野菜を一切食べない、などの場合です。

 

ビタミンAはレチノールの形で肝臓に貯蔵されるのですが、過剰症については、例えばレバーを毎日食べるくらいでないとなりにくい。しかし、サプリメントを継続摂取した場合は過剰による影響があり得ます」

 

短期間に過剰摂取すると、腹痛や吐き気、嘔吐、皮膚の表面が剥がれ落ちる、などの症状が現れることがある。長期間の過剰摂取では、脳脊髄液圧の上昇、皮膚の乾燥、脱毛、筋肉痛、肝脾腫などの症状が現れるという。

 

脂溶性ビタミンであるため、過剰分をすぐに体外に排出できないからだ。しかし化粧品や点眼薬のように、適量のビタミンAを局所的に使う分には問題ないそうだ。

 

土至田先任准教授は、将来ビタミンAによる医療用点眼薬が開発されることを願っている。「日本では考えられませんが、世界の失明原因の第10位はビタミンA欠乏症です。

 

アフリカなどの発展途上国では相当数の方がこの原因で失明しています。医療用点眼薬があれば、その人たちの失明を防ぐことができるのです」(医療ジャーナリスト 石井悦子)

いくつになっても健康で、自立した生活を送りたいものです。最近よく言われるようになった「フレイル」という言葉をご存じでしょうか?

 

フレイルとは、高齢者が健康な状態から要介護状態へと変わっていく中間段階のことを指します。今回はいくつになっても健康で自立した生活を送るための、フレイル予防につながる食事術をお伝えしていきます。(管理栄養士 岡田明子)

フレイルとは「健康な状態と要介護状態の中間」

 フレイルは、日本老年医学会が2014年に提唱した概念で、「Frailty(フレイリティ:虚弱)」の日本語訳です。高齢期に体力や気力、認知機能などが低下し、将来介護が必要になる危険性が高くなっている状態を指します。つまり、健康な状態と要介護状態の中間に位置する状態です。

 

・最近、体重が減ってきた

・食欲がない

・食べる量が減った

 こんな傾向が出てきたら、それは「フレイル」かもしれません。早く気づき、予防をすることで、状態の維持や改善が期待できます。

フレイル予防のための食事ポイント

(1)3食しっかり取る

 食事を1食でも抜いてしまうと、1日に必要なエネルギーを摂ることが難しくなります。

 どうしても1日2食になってしまう方や、1食の食事量が少ないという方は、間食にチーズやヨーグルトなど栄養を補える間食を取り入れてみましょう。

 

(2)主食、主菜、副菜を組み合わせて食べる

・主食(ご飯、パン、麺類など)

 炭水化物を多く含み、身体のエネルギーのもとになります。主食を減らしすぎると、満足感が得られず、おかずが増えることで脂質や塩分の摂り過ぎにつながったり、間食が増えることで糖質や脂質の取り過ぎにつながったりしてしまいます。

 

・主菜(肉、魚、大豆製品、卵など)

 たんぱく質を多く含み、体づくりの基礎となります。脂質の少ない赤身の肉や魚などがおすすめです。

・副菜(野菜、キノコ類、海藻類など)

 ビタミン、ミネラル、食物繊維を多く含み、身体の調子を整えてくれます。毎食1~2皿は摂るように意識しましょう。

 

(3)タンパク質をしっかり摂る

 年齢とともに、歯のかみ合わせや、咀嚼力、飲み込み力が衰えるため、柔らかい食べ物を好むようになります。特に、肉や魚などのタンパク質の量が減る傾向にありますが、タンパク質の摂取量が減ると、筋肉量が減少しフレイルを招きやすくなります。

 

 高齢者が1日に必要なタンパク質量の目安として、1.0~1.2g×体重(kg)が推奨されています。体重が50kgの人なら1日に50g~60gのタンパク質量が必要です。毎食、片手のひらに乗るくらいの量を食べるように意識しましょう。

そもそも高額療養費制度とは

高額療養費制度とは、病院などの医療機関や薬局などで支払う医療費が高額になったときに、自己負担を減らせる公的医療保険制度です。

 

1ヶ月の医療費の合計が上限額を超えると、超えた額だけ後日、払い戻しが受けられます。1ヶ月の医療費とは、その月の1日~末日までにかかった金額です。

 

医療機関や薬局を複数利用している場合は、すべての窓口で支払った医療費を合算できます。そのほか、同じ世帯で同じ医療保険に加入している人にかかった医療費も合算可能です。

 

また、高額療養費の上限額は、医療保険の加入者の年齢や所得によって大きく異なります。上限額に達した回数が過去12ヶ月以内に3回以上あった場合は、4回目から「多数回」という扱いになり、さらに上限額が下がって自己負担が下がる仕組みです。

 

通常、高額療養費制度を利用する場合、自分が加入している公的医療保険に自ら支給申請書などを提出して申請しなければなりません。しかし、中には本人からの申請の必要がなく、自動的に高額療養費の振り込みをしてくれるところもあります。

 

一方、入院などが続き、医療費が上限を超えると事前に分かっているような場合は、事前に限度額適用認定証の交付を受けておくと便利です。医療費の支払いの際に限度額適用認定証を提示すれば、上限額を超える分を窓口で支払わずに済みます。

高額療養費制度の対象になる費用とならない費用

高額療養費制度の利用を考えているなら、事前に確認しておきたいのが、申請する医療費の内容です。病気やけがなどでかかったすべての費用が、高額療養費制度の対象となるわけではありません。

 

まず、基本として高額療養費制度の対象となるのは、「保険適用となる診療にかかった自己負担額」です。例えば、診察料や治療に必要となった薬剤費、手術費や入院費用などは保険が適用されるため、高額療養費制度の対象となります。

 

一方、個室などに入院することでかかった差額ベッド代や、先進医療を受けることで必要となった費用などは保険適用外となるため、高額療養費制度を利用できません。

 

ちなみに、「先進医療」とは、厚生労働省が認めた一般の水準を超える高度な技術によって行う医療です。

 

さらに、入院に際して必然的にかかる費用とはいえ、通常生活でも必要となる食費は高額療養費制度の対象外となります。そのほか、入院中に使うパジャマや洗面用具の購入費、テレビの視聴料金、入院の付き添いや面会のための家族の交通費なども、すべて自己負担です。

高額療養費制度は便利な制度! ただしある程度の備えは必要

高額療養費制度は、医療費が高額になったときに自己負担を抑えられる便利な制度です。

 

しかし、長期入院が必要となった場合は、食費やテレビの視聴料金、そのほか病院での生活にかかるさまざまな費用を、自己負担しなければなりません。また、高度な先進医療を受けたい人や、大部屋への入院が苦手な人なども制度を利用できない分、予想以上に費用が高くなる可能性があります。

 

そのため、高額療養費制度があるからと安心せず、万が一のときに向けて、ある程度の備えはしっかりとしておきましょう。

出典

厚生労働省 高額療養費制度について

厚生労働省 高額な外来診療を受ける皆さまへ

厚生労働省 高額療養費制度を利用される皆さまへ(平成30年8月診療分から)

e-Gov法令検索 健康保険法

厚生労働省 保険診療の理解のために【医科】(平成30年度)

厚生労働省 先進医療の概要について

執筆者:FINANCIAL FIELD編集