愛の魔法とグリフィンドールの剣 | Cachette

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日常をただ書くそれだけのブログ

前回からの続きでハリポタのお話。妄想入りまくってるのでご注意を!

 

 

 

ハリーが禁じられた森でヴォルデモートから受けた「アバダケダブラ」を受けて生きていた理由は5つ。

 

①ハリーは「死の秘宝」すべての所有者だったことで、死に打ち克った。

②ヴォルデモートが使用していたニワトコの杖の所有者はハリーなので威力が弱まった。

③ハリーの母親の保護魔法によるもの。

④魔法は「ヴォルデモートの魂」を破壊しただけ。

⑤生きることを選んだから。

 

この中で③と⑤が意味不明だったかと思う。

まず⑤の生きることを選んだからというのは、あの呪文を受けた後「白い世界」でハリーはすでに死んでいるダンブルドアと会っている。そこで瀕死のヴォルデモートの欠片を見つけている。触ってはいけないと言われて放置したままで会話して、ハリーはダンブルドアとは別の道へ行くことに。これは一緒に行けば「死」となり別の道に行けば「生」となることだと思う。

結果、ヴォルさんの「アバダケダブラ」で死んだのは自分の分霊箱だった。ヴォルさんはハリーの中に自分の魂があることを知らなかったので、まさかそんなことになるとは露ほども考えてはいなかっただろう。

 

⑤のハリーの母親の保護魔法というのが少々厄介。

ゴドリックの谷のポッター家へヴォルさんが襲撃した時、身をていしてハリーを守ったのが母親のリリーだった。その時、リリーは命を落とし奇しくもヴォルデモートの分霊箱をハリーへ作ることになってしまった。偶然にだけど。

だけどこの時に、リリーは最強の魔法をハリーにかけていた。それが「保護魔法」とか「愛の魔法」とか言われるやつ。

リリーは元々とても強い魔力をもつ魔女だった。不死鳥の騎士団員でヴォルデモートと対決するほどの勇気も持っていた。だけどとある「予言」により身を隠していたところに、ヴォルデモートがハリーを殺しにやってきた。リリーは死んだがハリーは魔法を跳ね返し英雄となる。

では実際にどんな効果があるのかというと、「賢者の石」の時にクィレル先生(ヴォルデモート乗り移り)が最後、ハリーに触れられただけで灰になって崩れたことがこの魔法の威力と言える。ヴォルデモートは触れる事すらできないようになっていた。

「炎のゴブレット」でヴォルデモート復活の際に「敵の血」としてハリーの血を入れたが、それはこの保護魔法を無効化するためにいれたのだ。ヴォルさんは自分にも同じ血が流れれば攻撃できると考えたのだ。実際に復活後にハリーに思いっきり触ってるので、効果は一応あったという事だとおもう。

しかし、強力な愛の魔法がそんなことで失われるはずもなく、むしろ良い方向へ働く。ヴォルさんの体にもリリーの護りの効果があるのならハリーが死ぬような魔法を受けたとしても、保護魔法が働いて死なない、殺させない。

つまり、ヴォルデモートの中にハリーの分霊箱があるような感じ。正式な物ではないだろうけど、そもそもヴォルさんの分霊箱にハリーがなったのも偶然だし、そういうこともあるんじゃないかと。

 

ちなみにみんな不思議に思っている、ハリーがあの伯母の家にいる理由

これも血に関係することなのでついでに書いておく。

英雄のようなハリーを引き取って育てたいと思う人はたくさんいたと思う。でもダンブルドアはあの伯母に預けた。妹のリリーとは仲が良くなかったが、ダンブルドアはそんなことは知らないしここにハリーがいなきゃいけない理由があった。

リリーの保護魔法でハリーは守られているが、血縁者の家にいることでその守りが強固になるという。だから学年末には嫌でもダーズリー家にハリーは帰らなきゃいけなかった。それをダンブルドアから知らされていた伯母は渋々ハリーを育てていたのだ。

でもこの魔法は成人したら解けてしまうので、17歳になった「死の秘宝」の時にはハリーは旅に出ていたようだし、ホグワーツにも戻らなかった。

放っておいたら死んでしまうといわれて追い出すほど、憎くはなかったということだろうがあの扱いはひどい。一歩間違えば、ハリーもトム・リドルになっていたかもしれない。ダンブルドアはもっとアフターケアをすべき。たまには見に行ってあげてもよかったと思う。

 

 

そして前回からのもう一つの謎

分霊箱の破壊方法にグリフィンドールの剣がない理由

まずおさらいで以下の3つが正式に分霊箱を破壊できるもの。

 

①ニワトコの杖

②バジリスクの毒

③悪霊の火

 

大前提として分霊箱の作り方は知っている人もいるけど、壊し方を知っている人はいない。解除の仕方はあるみたいだけど。だから壊し方は偶然わかったこと。

 

問題のグリフィンドールの剣なのだが「秘密の部屋」の最後でバジリスクを倒した剣でもある。この剣は強い魔力を吸収する力があるので、バジリスクの毒も剣に吸収されているので壊せるようになったという事。だからあの「秘密の部屋」事件を起こさなければ、グリフィンドールの剣はただの剣で、分霊箱を壊すことはできなかった。バジリスクの毒で壊せることも知ることはなかった。そもそもルシウスが分霊箱とは知らなかったとはいえ、ヴォルデモートから預かっていたトム・リドルの日記をジニーの荷物に紛れ込ませたりしなければもう少し違った展開になっていたかもしれない。この時から、忠誠心はほとんどなかったのかもしれないね。

 

「ニワトコの杖」で破壊できることはダンブルドアも知らなかったと思う。マールヴォロの指輪の破壊はグリフィンドールの剣で行っているから。その方が手っ取り早いのかもしれないけど、杖をかざして壊れるわけじゃなくてヴォルさんみたいに「アバダケダブラ」を使わないといけないのかもしれない。普通の魔法使いはそんな魔法をおいそれと使わないし、使おうとも思わないのできっとあの世界ではハリー以外ニワトコの杖で破壊できることを知らないのではないかな。

 

「悪霊の火」に関しても、強い魔法でも確実に破壊できないかもしれない上に、制御できないかもしれない魔法を試そうとは誰も思わない。しかも分霊箱を探して旅をしていた時は居場所が知られたくないから、大きな魔法は使わないようにしてたんじゃないかなと想像する。これで破壊できたのは単なる偶然でしかない。必要の部屋でドラコの手下が暴走して使った魔法で、本人は死んでしまったし。

 

つまり分霊箱を破壊する方法をハリーたちが知れたのは、偶然が重なったからと言える。

 

長々とやってきたハリポタ語り。

まだ続くよ。