分霊箱/ホークラックスについて | Cachette

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前回の記事で宣言した通り、ハリーが禁じられた森でヴォルデモートに「アバダケダブラ」をかけられて死ななかった理由を「分霊箱」を通じて明らかにしていく。ハリポタの後半わけわからんかった人は「へー」って思うと信じてる!

ちょっと妄想も入ってるところもあるかもしれないけど、気にしないで欲しい。

 

分霊箱は「謎のプリンス」で初めて名前が出てきた魔法。ホークラックスともいう。

簡単にいうと、魂を分割して保存しておくもの

分けられた魂が一つでも残っていれば復活できる。

作るのには人を殺さないといけない。人を殺すと魂が引き裂かれてしまうから。

 

ヴォルデモートが「炎のゴブレット」で復活できたのはこれのおかげ。

ただ肉体がないので復活に時間がかかった。それまでは魂のまま漂っていたみたい。

肉体を作るために使用したのが「トム・リドル(ヴォルさん)の父の骨」「しもべの肉」「敵(ハリー)の血」だった。

 

そもそもヴォルデモートはポッター家を襲撃して、その後消息が分からなくなっている。

生き残ったのが赤ん坊のハリーだけ。何が起こったのかよくわかってない状況。

普通の魔法族の皆さんはもうヴォルさんが死んだと思っていたようだが、ダンブルドアはそれを信じてなかった。

だからハリーがヴォルデモートが復活したと言っても、魔法省すら相手にしないで世の中を混乱に陥れる悪人のようにハリーとダンブルドアを仕立て上げた。信じたくなくて目をそらしたってことだね。

 

ダンブルドアがいつか訪れるヴォルデモート復活を信じられた理由

これはちょっと妄想なのだが、スネイプにあると思う。スネイプはヴォルさん行方不明の直前に、二重スパイになりヴォルさん側にいると見せかけて、ダンブルドアに情報を渡していた。ヴォルさんが分霊箱を作っていたと聞いていたが、それがいくつあってどうやって破壊すればいいかわからなかったのではないだろうか。聞いていたと考える根拠は他の仲間がそれを保管していたから、作っていることはスネイプもしっていたはず。

それとは別でトム・リドルの顔の変化やホグワーツ創始者に縁のある魔法道具がなくなっていることも何か感じさせる一因となっていると思う。

 

ヴォルデモートの分霊箱は全部で7個

①トム・リドルの日記

②スリザリンのロケット

③レイブンクローの髪飾り

④ハッフルパフのカップ

⑤マールヴォロの指輪

⑥蛇のナギニ

⑦ハリー・ポッター

 

7個だとわかった理由は「謎のプリンス」で魔法薬学のスラグホーンの隠していた記憶から知ることができた。

 

①トム・リドルの日記は「秘密の部屋」で登場した日記帳。嘆きのマートルはこの分霊箱を作るときにトムにバジリスクをけしかけられ死んでいる。日記はバジリスクの牙により破壊される。保管していたのはルシウス・マルフォイ。

 

②スリザリンのロケットはトムが幼い時に行ったことがある洞窟にあったのだが、レギュラス・ブラック(シリウスの弟)が発見したのち死亡している。ロケットは一緒に来ていた屋敷しもべが持って帰り破壊を試みるができずにいた。その後、盗まれ売られ魔法省のドローレス・アンブリッジの元へ渡るがハリーたちが奪いその後、グリフィンドールの剣で破壊する。

 

③レイブンクローの髪飾りは「必要の部屋」にあり、闇の魔法「悪霊の火」により破壊。

 

④ハッフルパフのカップはベラトリックス(シリウスのいとこ)の金庫にあったのを盗み出し、再度訪れた秘密の部屋でバジリスクの牙をもって破壊した。

 

⑤マールヴォロの指輪は「謎のプリンス」の時にダンブルドアがゴーントの小屋に隠されていたものを発見。ゴーントはトムの母方の親せきで、スリザリンの子孫でもあり、「死の秘宝」の「蘇りの石」の制作者である「カドマス」の子孫でもある。指輪には「蘇りの石」が付いている。この指輪をはめてしまったダンブルドアは呪いにかけられスネイプの助けを借りても余命一年となってしまった。指輪をはめた理由はなくなった妹を一目見たくて「蘇りの石」を使用したかったのだ。

 

⑥蛇のナギニが分霊箱になったのは、「炎のゴブレット」のあと。復活したヴォルさんは最後の分霊箱としてナギニを選んだ。ナギニはネビルがグリフィンドールの剣で殺した。

 

⑦ハリー・ポッターの分霊箱化はヴォルさんの予定外だった。ハリーが赤子の時にヴォルさんの呪文が跳ね返り肉体が破壊された。この時に、偶然そばにいたハリーに魂が移ってしまったようだ。そのことからハリーは蛇語が話せるし、ヴォルさんとも意識を通じることもできるし、杖も兄弟杖を使っている。

 

ヴォルデモートを完全に亡き者にするにはすべての分霊箱を破壊しなくてはいけない!

物語の最大の目的だが、それにはハリーも死ななくてはいけないのだ。それがあの禁じられた森での出来事。

自分がヴォルデモートの分霊箱だと知り、死を受け入れたハリーはダンブルドアの遺品のスニッチにキスをして中から「蘇りの石」を取り出す。そしてそれを使い両親、シリウス、ルーピンの魂を呼び寄せ死ぬことについて聞く。死んでも待っててくれる人がいると思い安心してヴォルデモートの元へ行き、一方的に攻撃され死亡したかに思えた。

しかしハリーは生きていた。その理由はいくつかある。

 

①ハリーは「死の秘宝」すべての所有者だったことで、死に打ち克った。

②ヴォルデモートが使用していたニワトコの杖の所有者はハリーなので威力が弱まった。

③ハリーの母親の保護魔法によるもの。

④魔法は「ヴォルデモートの魂」を破壊しただけ。

⑤生きることを選んだから。

 

いくつか意味わからんのがあるがそれはまた後日解説。

個人的には「死の秘宝」をハリーが3つ持っていたからというのをおしたい。なぜなら本のタイトルになっているから。正直、死の秘宝とかいうタイトルが付けられてて意味があった?って思ってた。分霊箱を探して破壊してというのが目的だし、そのためにニワトコの杖がいることは後でわかること。透明マントに至っては殆ど出ても来ない。ヴォルデモートが探していたのは、最強の杖と言われたニワトコの杖で他はどうでもいいわけだし。物語の鍵が「死の秘宝」とするならそれがハリーを救うものであった方がしっくりこないかな。もちろん他の要素も必要だけどね。

余談だが、分霊箱を破壊するには方法が3つある。

①ニワトコの杖で破壊

②バジリスクの毒で破壊

③悪霊の火により破壊

 

ナギニを倒したグリフィンドールの剣は??これも後日解説!