◆旦那以外
cv:四ツ谷サイダー
去年から聴きたかったCD
カレは・・佐々木理玖は同じスーパーで働く男の子
歳は25歳。
ミュージャンを目指してバイトしている。
シフトを嫌な顔せず変えてくれたり
とても良い子。
ある日、旦那と喧嘩して、雨の中歩いている所を
カレに見つかってしまい
部屋に招いてもらった。
トマトカレーが食べたいと言うので
作ってあげた。
とても美味しそうに食べてくれて、ワタシは嬉しかった。
家に帰りずらいワタシに、カレは泊まってっても良いと言った。
旦那と喧嘩した事も分かっていたみたいだったけど
「ムリに言わなくても良い」
と静かに言った。
カレの部屋から見える綺麗な月・・
カレは現実を一瞬でも忘れられると言う。
「ロマンティストなんだね」
カレは笑った。
笑いながら、キスをされた。
「場所代・・今度はこれだけじゃ済まないからね・・覚悟して・・よ。」
その日、ワタシ達は別々に
一緒の部屋で寝た。
次の日、ワタシは家に帰り・・
旦那からDV・・殴られた・・
ワタシは知らず知らずに・・カレに電話をしていた。
ワタシの顔を見たカレは、驚いて、部屋に招き入れた。
「それ・・旦那さんが・・やった・・の」
ワタシの顔を痛々しそうに見て・・そして触れた。
そして引き合うように、ワタシ達は結ばれた。
翌朝、ワタシ達は電車で海まで行った。
朝焼けの海でワタシ達は戯れた。
― 一日だけの恋人になってあげる-
その時、ワタシは深く考えていなかった。
カレの気持を・・
翌日、カレの部屋に行くと・・・
彼は・・理玖は・・いなかった・・
「ごめんなさい・・貴女の側にいると駄目になるような気がして、逃げる事にしました」
「え・・」
テーブルの上に残していった手紙は・・こう切り出してあった。
「真面目に働くつもりだよ。音楽は今後も趣味で楽しく続けて行くよ。・・今後好きな人が出来ても、守れるように・・逃げる事がないように俺、頑張ってみようと思う。男として、人として一人前になれるように。・・好きな女性の前から逃げなくて済むように・・そして言ったらダメな気がして・・どうしても言えなかったから、此処に書かせてね・・好き・・だった・・・よ」
ワタシは手紙を握りしめた・・
「理玖・・」
部屋から見える月は、昨日と同じ・・
でも、状況は違う。
ワタシも、決めなければ・・・
此処までは凄く良い流れで
来てるのよっ
なのに・・なんで
旦那の元に帰るかな・・
DVクセのある男は
治らないし
理玖の気持が台無しよっ。
カレは
「自分が傷付かないように、旦那さんと良く話し合って」
って手紙にも書くのね。
理玖の居なくなった、アパートの窓から見える月を見て
決心して欲しかった。
やっぱり
此処はDV旦那ときっぱり
別れて、自分の足で歩いて欲しかったなぁ。
そしても理玖を探して欲しい。
理玖は、真剣だったんだね。
自分に彼女を受け入れる器が無い事に
気が付いて
力(経済力)を付ける事を選んだ
無責任に、自分の元へ来いと言わない所が
良いね。
なのにさっ、このオンナ
結局、DV旦那の元に戻って
元のさやに戻ったのよーーーっ。
結婚記念日に旅行したいとかで
訪れた旅行会社で、理玖に再会するの
理玖はそこで働いてたのね
「うまく行ってるみたいだね・・」
ほんまっっ嫌ややーっっ
このオンナがこの時、どんな顔してるか、見てやりたい気持ちになったわっ
後半は、ずーっと、一人でブツブツ言ってました。
四ツ谷さんの芝居は、ナチュラルで
良いです。
世の女性達が、このCD好き♡
って言う気持ちも分かりますっ。
*
