コスチュームジュエリーデザインVIOLET•AYUはぎあゆみです。
これは母に譲ってもらった四十年程前のビーズのネックレス
母は授業参観や、懇談会の時などに着けていたと思います。
フロスト加工のアクリルビーズが主に使われています。
ブルーの見事なグラデーションにライトパープルを合わせてあるところがお気に入りポイントです。
素材を生かしたシンプルなデザイン。
最近思うのは、私がビーズジュエリーに携わろうと決めた二十年前のデザインが一周回って(二周目か三周目かもしれない)出回っている事について
ここ最近ビーズジュエリーに目覚めた、知った人達にはそれらは新しいものとして受け入れられる
その当時から知っている私としてはそれらは古いもの或いはそれよりも凝った物にしたい、しなくてはならないという考えを持っていました。
でも、その二十年前から続く、又は復活したデザインは現在も基礎的な物として広く受け入れられているということ。
このビーズネックレスも、最近Instagramにアップされた尊敬する先輩作家さんの作品も“削ぎ落とされた美”とそこにある確実な技術の高さを感じます。
デコラティブなデザインを追求するのもまだまだ取り組んでいくつもりですが、求められるものと自分の取り組みたい物のギャップを埋める答えのヒントが見つかったように感じました。
シンプルなデザインにこそ技術の違いが明確になる
それを自らが創作して伝える、表して行く事なのかと。