もう一つの濡れ衣(お彼岸に、、4) | 日本のおさらい 和魂ヨガ

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一つ前の投稿で【濡れ衣を着せる】の語源は

三途の川と、奪衣婆(だつえば)と懸衣翁(けんえおう)に関係すると書いたんだけど、


私の遠い記憶が『なんか違うのがあるよ〜』と

言うので調べてみたら


なんと!

碑まで建ってるお話がありました。

【濡衣塚ぬれぎぬづか】!




平安時代、継母が先妻の娘の美しさと、

夫の溺愛ぶりを妬み、

漁師の濡れた衣を寝ている娘にかけておいたところ、漁師との関係(衣を盗んだとも言われてます)を誤解したが、逆上して、娘を殺してしまったという昔話が

九州は博多にあり 濡衣塚という塚までありました!



三好不動産さんのhpに詳しくありましたのでどうぞ☟




他にも ありましたが

良いなぁと思ったのは最古の説


古今和歌集から


かきくらし ことは降らなむ

春雨に

濡衣きせて 君をとどめむ


『こんな春雨が降る中を、衣を濡らしてまで帰らなくても良いでしょうと言って、愛する人を留めようとした』と言う感じです。

愛する人を引き留めるために春雨よ

もっと降ってよ。

衣が濡れてしまうから帰らないで欲しいと、

春雨に罪を着せてもう少し居てもらいたいじゃないの〜!

というなんという 艶めかしい女こころ。


さて、あなたは 

どの説が有力候補と思われますか?