一つ前の投稿で【濡れ衣を着せる】の語源は
三途の川と、奪衣婆(だつえば)と懸衣翁(けんえおう)に関係すると書いたんだけど、
私の遠い記憶が『なんか違うのがあるよ〜』と
言うので調べてみたら
なんと!
碑まで建ってるお話がありました。
【濡衣塚ぬれぎぬづか】!
平安時代、継母が先妻の娘の美しさと、
夫の溺愛ぶりを妬み、
漁師の濡れた衣を寝ている娘にかけておいたところ、漁師との関係(衣を盗んだとも言われてます)を誤解した父が、逆上して、娘を殺してしまったという昔話が
九州は博多にあり 濡衣塚という塚までありました!
三好不動産さんのhpに詳しくありましたのでどうぞ☟
他にも ありましたが
良いなぁと思ったのは最古の説
古今和歌集から
かきくらし ことは降らなむ
春雨に
濡衣きせて 君をとどめむ
『こんな春雨が降る中を、衣を濡らしてまで帰らなくても良いでしょうと言って、愛する人を留めようとした』と言う感じです。
愛する人を引き留めるために春雨よ
もっと降ってよ。
衣が濡れてしまうから帰らないで欲しいと、
春雨に罪を着せてもう少し居てもらいたいじゃないの〜!
というなんという 艶めかしい女こころ。
さて、あなたは
どの説が有力候補と思われますか?