ROLAND JUNO-106の修理を受付けました。
TR-909とTR-808のアナログドラムに対抗できるベースシンセといえば、やっぱり「106」でしょ。
リピートのお客様の、2台めのJUNO-106です。
JUNO-106といえば、「VCF」のICが不良になりがちですけど、このJUNO-106も問題ありません。
VCFの壊れたJUNO-106ばかり見てきたので、これまたビックリの一台です。
動作チェックしてみると、こんな感じでした。
1)パネルのボタンで、反応が悪いものがある
2)ベンダーボックスのスイッチの、目隠しスポンジが破損
3)マスターボリュームの接触不良
修理見積もりにOKをいただきましたので、修理を進めます。
まずは、マスターボリュームと内部配線のコネクターに、「VFS」接点洗浄/保護処理を行います。
これで、接触不良が原因で起きる不調を、前もって潰しておきます。
アナログシンセは、電気接点の鮮度が「命」です。
修理が一通り終わったので、アナログシンセ音源を調整して、修理完了!
VCOがデジタルとはいえ、VCFやVCAをきちんと調整しておかないと、音色がズレてしまいます。
パネルのディスプレイカバーが、接着剤の経年劣化でハズレるときがあるので、チェックしておきました。
これで安心して、ご使用になれます。
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