ビンテージPROPHET-5を完璧に再現しました!なんてシンセサイザーが、その昔にありました。
さっそく取り寄せて試奏してみると、たいてい期待ハズレ。
完璧にそう言えたのは、PROPHET-5 「rev.4」だけ。
ARP ODYSSEY ROLAND TB-303 MOOG MINIMOOGのコピー商品も、期待させるだけさせておいて、全然違っていましたね。
なんでそんな事になるのかといえば、やっぱりコピーはオリジナルを超えられないってことなんでしょう。
楽器の作り手の、「耳」ができているかどうかが、大事です。
逆に、シンセ技術者がエレキギターの音を聴いても、ぜんぜん違いがわかりませんけど。
なんでそんな事になるかというと、本当に「好き」でその楽器に関わってきたかどうかだと思います。
「オリジナル」のPROPHET-5を持っていたら、コピー商品を作ろうなんて発想は出てきませんし。
超えなきゃいけない壁が、でかすぎます。
楽器を、単純に「音」を鳴らすだけのものと考えているから、違いがわからない。
楽器は、そんなに単純なものじゃありません。
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