ピアノ音色の使い分け | Vintage Five State

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WURLITZER 200A

エレキピアノのWURLITZER 200AとRHODES MARK1は、実際に弾いてみると濃密な「響き」で心に響きます。
 
デジタルピアノやサンプリングのピアノライブラリーと、本物のピアノの音は似ているようでやっぱり違います。 まるで、カニカマ。
 
 
でも、本物のピアノを実際に持つとなったら、サイズが大きいとか重いとかで、持て余してしまうのも事実。
 
ということで、サンプリングのピアノ音色の使い方を整理してみましょう。
 
 
KRUZWEIL K250
近年のサンプリングのピアノ音色には、打鍵の強さで波形を切り替える「ベロシティスイッチ」がついているものがあります。
 
弱く弾いたときと強く弾いたときの「波形」が切り替わるので、ピアノだけで聞いたときは、とてもリアル。
 
弾き語りやピアノソロなどでは、ベロシティスイッチのピアノ音色がむいています。
 
 
ライブ
しかし、ライブやバンドでデジタルピアノを鳴らすとしたら、とにかく「音抜け」が優先になるので、逆にベロシティスイッチのないピアノ音色のほうがむいています。
 
強い打鍵のときのピアノ波形がそのまま鳴るタイプで、打鍵が弱くなるとフィルターで加工して音を柔らかくするもの。
 

K社とかN社のデジタルピアノが、ライブに特化していますね。

 

 

音の他に「鍵盤」も大事で、きちんとタッチが重い「ピアノ鍵」じゃないと、ピアノのフレーズが思うように弾けなかったりします。

 
ピアノといっても、ライブや弾き語りなどの用途によって、音色も鍵盤も選んだほうがいいというお話でした。

 


 

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