世界的な話なのか、
日本国内だけの話なのか知りませんが、
アルベール・カミュの「ペスト」が
売れているそうです。
「異邦人」のカミュです。
「ペスト」は
日本では、宮崎嶺雄さんの訳で
新潮文庫から出ています。
宮崎嶺雄さんといえば、
バルザックや
創元推理文庫から出ている
フレンチミステリのイメージがありましたが、
「ペスト」もそうだったのですね。
えらく古い訳ですね。
私は大学がフランス文学専攻だったこともあり、
フランスの小説はいろいろ読んでいますが、
「ペスト」は読んだことがありません。
ストーリー性に興味が湧かなかったというのが
手を付けていない大きな理由です。
(この機会に 読んでみようかな?)
書店で新潮文庫のカ行の棚の前に立つと、
どちらかというと、
カミュよりもカフカ(フランス人ではない。笑)の方に
目が行って
「変身」や「城」の方は好きでした。
カミュなら、
「シーシュポスの神話」が
面白かった印象があります。
読まれたことのない方は
宜しければ、ぜひ!