ピンクローズさんへ(返信コメント) | PARISから遠く離れていても…/サント・ボームの洞窟より

PARISから遠く離れていても…/サント・ボームの洞窟より

わが心の故郷であるパリを廻って触発される数々の思い。
文学、美術、映画などの芸術、最近は哲学についてのエッセイも。
たまにタイル絵付けの様子についても記していきます。

   読者の方へのコメント返信に他に良い方法がなく

こちらに書かせて頂くことにしました。

ピンクローズさん悪しからず御了承下さいね。

ニコニコ

 

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>ピンクローズさんへ

気が付けば、コメント頂いてから数ヶ月も経ってしまいました。
お返事大変遅くなってごめんなさい!!

お知らせしたように、初めてのYouTube出演の件でいろいろと資料を読んで勉強したりと大変な時期でした。それと前後して一人の読者の方と哲学や宗教に関する意見の交換が続きなかなか余裕がなく、そのうち落ち着いてからと思いながら今日に至ってしまいました。
日にちが経っているのでメッセージでと思いましたが、こちらへ返信するしかないようなのでうまく伝わればいいですが。
前置きが長くなりすみません。
この記事にも書いたとおり、今年に入ってからは「哲学」の勉強に集中しています。とは言っても独学なので哲学関係の本を読んだり動画で解説や講演を聞いたりです。
哲学の解説をされる方に対しては疑問や自分の考えなどをコメント欄に書き込んだりもします。けっこうちゃんと受け止めて返信をもらえる機会も多いので励みにもなります。

ところでピンクローズさんは哲学者ってどういう人だと思いますか?
少なくともどういう人であってほしいと望むでしょうか?
私は考え(哲学)だけでなく実践も伴なう人のことだと思います。

(哲学と宗教って似ている)と思われるとのことですが―。
少しずつ勉強していく中で、ある時代には聖書を哲学的に解釈しようとした哲学者が現れたりもします。といっても元々は聖職者なので当然といえるでしょうけど。
それで異端だと騒がれ宗教会議にかけられたりすることも多かったり大変だったようですね。
私個人としても聖書に出てくる三位一体や復活というものはとてもそのままでは受け入れ難く、やはり身を委ねたいと思っても最終的な段階になると宗教の前では足踏みをしてしまう。以前は文学がそれを埋めてくれた。文学の世界に逃避していたといえるのかもしれません。しかし、そのような抽象的なものでないはっきりとした答えを望んだとき、それなら哲学はどうか、哲学者たちはどういうふうに考え折り合いをつけているのかと気になり始めました。
「神について」「この世界の成り立ちについて」そして「魂というものについて」。

哲学と宗教が扱う世界は似てはいますが、哲学は言葉で思考を定義し、宗教の本質は言葉を越えたもの。そして文学は言葉というものを使い、それらを含めた想像の翼を世界に向けて自在に羽ばたかせることが可能なもの。
今のところ私の認識はこのようなものですが、ある程度哲学を学んだら「文学」の世界へ戻り、その後には…すると最後に辿り着くものはやはり宗教なのか?それは今はまだ定かではありませんが。

さて今回頂いたコメントで改めて、ピンクローズさんがIさんの写真集に惹かれる理由が何となくわかったように思いました。キーワードはやはり「見えない世界」なんでしょうね。

春本番の過ごしやすい季節
「絵」の制作の方はもう始められているでしょうか。
思い立ったが吉日という言葉がありますね。


vingt-sann

 

 

 

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遅くなりましたが明けましておめでとうございます。

〈哲学と宗教って似ている〉
私の哲学の印象って疑問から始まることが多いような気がします。
「私って何だろう」「この世界はなんなのか」「なぜ私が存在するのか」等々
これらを突き詰めると宗教(神や宇宙など)の領域に入るのではないかと思います。

〈哲学と宗教と文学は親戚のようなもの〉
文学は絵画や音楽と同様に外から受けとったもの(情報)を自分はどう感じたのかを(文学だと文字で)表現するツールだと思います。
哲学も宗教も見えないものを扱うのでこれをどう表現するのか、どう感じたのかは人によって違います。(だから面白いのです)
外からの情報だけではなく、自分の心の中で浮かんできたものもそうですよね。
外側の宇宙(自分以外の事、もの、現象など)の情報や内側の宇宙の情報(つまり自分の心の中)をキャッチしてそれを自分なりに料理して文字化する・・・という感じでしょうか。
哲学も宗教も外側の宇宙と内側の宇宙どちらも入るような感じですね。といいますか外側の宇宙も内側の宇宙もひとつの宇宙だと私はそう思います。

私も停滞気味になっている絵の制作を始めたいと思います。今年もよろしくお願いします。

 

ピンクローズ

 

 

よろしくお願いします

下矢印

      

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