PARISを訪れるなら絶対外せない
<パサージュ博物館>ってご存知でしょうか~。
えっ!聞いたことないけど?どこにあるの?
PARIS通の御方も首を傾げる穴場スポット<パサージュ博物館>へ
これから何回かに分けて私vingt-sannが皆様を御案内致しましょう。
以前、パサージュについて幾つもの記事を書いた。
私がPARISに一人旅をするようになる切っ掛けになった場所であり
行けば必ず訪ねずにはいられない場所、それがパサージュだ。
十九世紀初め頃に繁栄を極め、その後は押し寄せる時代の荒波に幾度となく揉まれながら、
寂れたその姿を晒しつつそれでも今世紀まで何とか生き続けてきた。
そんなバサージュには過去、現在、そして未来が一つの空間に同居している。
<パサージュ博物館>とは要するに私の記憶のアルバム。
お気に入りの写真と共に新しいパサージュを御紹介するのはもちろんのこと、
昔訪れた時の記憶も織り交ぜながらその魅力を再発見して頂こうという試み。
それでは今回のパサージュ・デュ・グラン=セールの
タイムトンネルを潜ってみることにいたしましょうか。
サン・ドニ側の出入り口、145番地。
入り口から少しの間は薄暗く大理石の格調ある天井の空間が続く。
薄明かりの灯る狭い歩道を歩いて行くとその先には…
以前訪れた時のものです。 こちらを先に 読んで頂けるとわかりやすく記事全体が楽しめます。
突然に視界が開けたような空間が登場。
天井から降り注ぐ夥しい光の洪水と緑のシャワー。
まるで温室の中にいるみたいだー。
緑のシャワーカーテンと繊細に編まれた三角のグラデーションとのハーモニー。
天井がとびきり高く光をふんだんに取り込めるこのバサージュならではの装い。
写真のように4階建ての建物の2階以上は住居となっていて、
最上階はデパートの本館と別館を結ぶように歩廊で結ばれている。
できればあの歩廊の真ん中に立ち屋根のガラス窓から見えるPARISの景色を眺めてみたい。
一瞬だけでいいから。何を隠そう高所恐怖症だしね。
先にはこんなユーモラスなアート空間も。
よ~く観れば眼の形も色もそれぞれ。以前はこんなのはなかったなあ。
歩道では女性陣が掘り出し物を物色中。
こういう布物は女性はみんな気になるでしょ。
でも案外嵩張るしお土産には不向きなんだよね
七夕にはちと早いけど風流な飾りつけ。
笹の葉のイメージかな。
色とりどりの短冊はないけど鶴や着物の端布が良い味を出して。
今回発見ちょっとアフリカンチックなこんな店もできてた
AS'ART a sense of crafts<アフリカの装飾と工芸のショップ>
南アフリカ、ガーナ、ケニア、ジンバブエ、ルワンダの
職人の手により創られた高級工芸品を取り扱っている。
シンプルな色柄のカゴもいいいけど、これこそ最もお土産には不向きだからな~。
てなこと言って一番左のやつでも300€はするからさあ、まあとても手が出ないけどね。
で、いちばん興味深かったのはやっぱりコレ
なんだか、ひよっとこ風?間違いない!!絶対影響受けてるはずだって。
どっちがどっちをか~までは言えないけど、残念ながらどこの国のものかは不明。
でも見ていると素朴な疑問がふつふつと湧いてきて楽しくなるでしょ。
いつ、どこで、だれが、どういう目的で使うんだろうかなんて考えると。
リブログのほうでも紹介しているけど、このバサージュに来たとき必ず立ち寄るのがこの店
ワンちゃんも荷物の立派な見張り番
いつ行っても必ず見かけるかわいいタイルのコートハンガーや小鳥の飾りもの。
きっと人気があるんだろうな、この店。
他の店はなくなってもここだけは変わらないー。
カラフルなドアノブは眺めているだけでも楽しいしデザインの参考にも。
値段も手頃だしこういうのこそお土産向きかもしれない。
あとはね、こんなマカロンやチョコがあればいいのに
<パサージュ全体の雰囲気はこういう感じ>
前回行った時より内装にも力を入れモダンな店も増えて、素敵になったと感じたよ。
次回はパサージュ・ヴェルドーの予定です。
よろしくお願いします