#フランス #アルザス 私の原点。今なぜか絶賛競売中。
アルザスをひょうひょうと生きているような私は、12歳でアルザスに単身留学したのが全ての人生の始まりだった。
アルザスのぶどう畑の真ん中にできた全寮制日本人学校。ここに行かなければ私はアルザスとは無縁の人生を送っていたかもしれない。
「12歳で親元離れて単身でアルザスに留学。」と言うのは、その後の人生にも大きく影響している。そしてその為、海外で1人で生活をする、言葉が分からなくてもコミュニケーションを取る。と言うことだけは得意になった。
知らない土地で1人で生きる。
大変なことなのかもしれないけれど、私は何処の土地でも良い人達に巡り合い、現地の人に助けてもらいながら生きて来た。
12歳でこの土地に来たから、変わり者なのではなく、この土地に12歳で来ようと思うほど私は変わり者なんだと思う。
そして、変わり者の私は、いつも図書館で本を読み、空想に浸り、そしてこの学校の廊下を1人1人ふらふら歩いていた。
それを見ていた恩師に「お前はヨーロッパでジプシーのように生きろ。」と言われて、本当にそんな人生を送って来た。
そして…今ヨーロッパを離れ…行ったこともない土地へ。
言葉も文化も分からないけれど、現地の人たちに助けられながら、なんとか生きている。
本当なら仕事で来たので、色々整っていそうだが、#新型コロナウイルス の影響で毎日が穏やかじゃない。
#隔離生活 ➡️構内#ロックダウン ➡️#ロックダウン解除 そして7000人いるはずのキャンパスから人がいなくなり、皆宿を追い出され、荷物をまとめて市内に出て、その日中に次の宿を決めた。
この国らしい建物のシェアアパートの一部屋。新型コロナの影響で、アパートも短期で安く借りられた。
知らない土地で、言葉もできないけれど、偶々大家さんは筑波大学に留学していた男の子。日本語はできないが、あっさり部屋も借りられた。
パスポートとvisasのコピーだけ。日貸しでちょっと割高になるけれど、光熱費込み、敷金礼金無し。なんだかアジアでバックパッカーしている旅の体験話みたいになって来た。
次の日、仕事のミーティングがあり、その後1人で街をふらふら散策。
パッと立ち止まったカフェで、イギリス人とベトナム人の人がいて、キョロキョロしていたら「何か探しているの?」と聞かれた。
ただウロウロ放浪していると言うと、一緒にお茶でも…とそこで一緒にお茶をして、そしてそのまま一緒にホットポット(鍋?)を食べに行った。
連絡先を交換して、又会おうと約束した。
帰り道に迷い、近くの別のカフェの店員さんに助けてもらって(英語で)無事帰宅。
この土地でこんなにサバイバルに生きていかないといけないなんて想定していなかった。
アルザスでも、何処でも、私の人生は変わらない。何処かの知らないところで、色んな人と話をして、知り合いができていく。
これはアルザスに住んでいるからアルザスの知り合いが増えたのではなくて、何処に行っても変わらないんだと思うのだ。
こんな年になっても、恩師の教えを守り(?)海外の見知らぬ土地でふらふら放浪中。
それもみな最初のこのアルザスでの生活のお陰…。