こんなご時世でフランスオペラ劇場の舞台に立つ | フランス, アルザスワイン365日記

フランス, アルザスワイン365日記

フランス、アルザス在住言語学博士
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フランス アルザスより

11時28日よりお店も再開して、多少生活が楽にはなったが、それでもまだ外出許可証は必須だ。

そんな中ひょんなことからオペラのエキストラ出演することになり、今オペラの稽古の真っ最中。
せっかくなので

オペラ劇場 あんまり見る事がない(であろう)舞台上からのオペラ劇場の景色。




稽古場はオペラ劇場の横。裏から入って劇場に行く。



既に舞台稽古だが

実際はこちらの横の建物に稽古場がある


劇場内


オーケストラの演奏する舞台前


色々急遽決まったことのようで既に舞台上での稽古。子供が演じるはずのエキストラ(子供役ではない)の代役で小さい大人が選ばれた。こんなご時世だからの短期の仕事。


芝居やミュージカルを観るのが好きで、舞台の上のカーテンコールに憧れた。そんな夢がこの新型コロナウイルス の影響で叶うとは思っていなかった。

なぜそうなったかと言うと、2年前、元々日本のオペラの公演の時に、日本人(アジア人)エキストラ募集があり、その時に、エキストラではなく裏方の仕事がしたくて連絡をしたのだが、とりあえずキャスティングに行くことになり(もちろん落ちたが)そして、その時は広報の仕事をし、今回はその時のご縁(履歴書が残っていた)こうしてオペラ座 の舞台に立つことになってしまった。

子供が演じるはずだった役で、決して子供役ではない…実は蓋を開いたら、怖い役だった。(「女の子」じゃないな、これはどちらかと言うと「おじさん」だな…)

なんだか三枚目と言うか、怖い役と言うか、それはそれで良いなとも思っている。

選ばれた理由は本当に背だと思う。
舞台経験自体もない自分がこのフランスのオペラ座の舞台の上に立てるなんて思ってもみなかったが、逆にこんなご時世だからこその仕事だったと思う。

12月15日以降、問題が無ければ、上演予定。その前2日間は、無観客公演予定だ。