まるでお化け屋敷のようで、びっくりするサービスのホテル | フランス, アルザスワイン365日記

フランス, アルザスワイン365日記

フランス、アルザス在住言語学博士
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フランス アルザス

ワイン街道の村へ行き
せっかくだったので、
サイトで見る限りなんだか[お城]のようなホテルで割安だったので行って来たときの話。


よくある写真と中身が違うみたいなことはあるが、それにしても、あまりホテルに泊まらない私にしても、これはびっくりするホテルだった。


サイトの写真




なんとも西洋の美しさ漂う素敵な空間だ。


これがリアルでは

この空間…プライベートで貸切、使えない。




そしてお部屋

小さい…かなりコンパクト


そしてもうチェックイン時間だと言うのに
廊下にはゴミやらなんやら出しっぱなし






そしてなんと、午後8時前に

全館停電になった。

暫く待っていたが、電気がつかない。
もちろんネットもない。




暫くしてレセプションに行くと
誰もいない。
まだ早い時間なのに、午後8時前でレセプションに誰もいないのだ。

と言うかホテルにスタッフが誰もいない。
ホテルが真っ暗でスタッフがいない。



おまけに緊急の際に連絡


と書いてある電話に連絡しても…


誰も出ない

そして固定電話番号に電話するとレセプションの電話が鳴り響く…
お化け屋敷のようなホテルだった








更に驚いたことに、やっとレセプションの方と連絡を取れて,レセプションの人がホテルに戻ってきて最初に発した言葉は

「こんなことで何言っているの?人生もっと深刻な事が起こるでしょう?病気とか、事故とか…。こんな事で騒ぐなんて!」

と言われた。

「?」

ホテルの対応ではない

「こんなところで、こんな事が起こる事初めてなんだから、しょうがないじゃない。きっと街が全部停電なのよ。」

と調べる前に言い始めた。でも、ホテル全体が停電なのだが、なぜか地下だけは、灯りが付いている。だからこれはあくまでもホテルの停電なのだ。

「私だってこのホテルからここ数ヶ月出ていないのに、久しぶりに外に買い物に行って、こんな事で呼び出されたんだから。」

こんなことでも,ホテル宿泊者には一大事だ。呼び出されるって、まだ午後8時にもなっていないのに、誰もいなのはおかしい…。


「私はもうこのホテルに30年働いているの、今までにこんな事起こった事がないの。あんたみたいに若い人とは違うの…何年もいたけど、こんな事一度もない。」

それなら尚更大事では?
そして彼女の経験値と私の年齢は関係ないし、逆に言えば、なぜそんな中こんな事が偶々私がいる時に起こったのかの方がすごい偶然だ。

と言うか、ホテルなのに、サービスがとんでもない。サービスもなにも、なぜか個人的意見を投げられていた気がする。

とにかく、サービス的にも、停電による怖さも…びっくりするホテルだった。

そして停電のこともあって、生まれて初めて、ホテルから逃げるように去ると言う経験をした。


彼女が最後に言った一言は

「お願いだからネットに悪く書かないでね。」

だった…


大袈裟に言っているみたいに聞こえるが…
これでも簡素に、話の半分ほどしか書いていない…。


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