Heywang【アルザスでも珍しい品種Klevenerを扱う村】 | フランス, アルザスワイン365日記

フランス, アルザスワイン365日記

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フランス アルザスより

アルザスワイン街道、ワイナリー巡り

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アルザスには特有の品種が7つあるが
それ以外にも実は隠れた逸品がある
 
 
今回はその珍しい品種を飲みに行って来た。
Heiligenstein de Klevener
 
Heiligensteinというのが村の名前でKlevenerというのが品種の名前だ。
この村でしか飲めない貴重な品種(他の隣村でもこの品種のワイン生産をしているところがあるが、この村と言えばこの品種、とも言える、貴重なワインだ。
 
この村の村のメインの通りを歩けば、それだけで多くのワイナリーに出会える。
 
この村には8軒のワイナリーがあるらしい。
 
 
 
今回はこちらのビオワイン生産をしているワイナリーさんへ。
Heywang
昨年、この村のワイン祭りに来た時に色々教えていただいた、ワイナリーさんだ。
 
やはりこの村にわざわざ訪れる人たちは、Klevenerを求めてやってくる方が多いそうだ。
現にこのワイナリーさんでも、7haある中40%がKlevenerの生産、そして売り上げに関しても出そうだ。
 
 
まずはこちらのアッサンブラージュ。
混種ワインだが、この混種はこの村ならではの混種だろう。
Le Musklé名前からお分かりだろうか。
MuscatミュスカとKelevenerクレヴェネールの半々の混種。添加物なし、自然はワインの一種だが、最後にミュスカを入れるのだが、そのミュスカに多少亜硫酸が入っているんだそうだ。香りがフルーテイで、他ではない味わい。Klevenerは18世紀にイタリアから入ってきたと言われる品種。ほんのり甘口で、ピノグリより甘さ控えめな品種。けれど、品種だけではなく、ワイナリーさんによって、そのワインの甘さが変わるので、一概には言えないのだが・・・
 
こちらも混種、Riwerleアルザス語で「樽の蛇口」という意味だそうだ。30年以上のキュヴェで、ピノブランとミュスカの混種。すっきり爽やかで飲みやすいワインだった。
 
そして、リースリングのクラシックなものとグランクリュKirchberg de Barrの飲み比べ。
 
この村にはこのグランクリュと言うふうになっているが、隣村などではそのグランクリュの畑を所有している事もあり、こちらのワイナリーでは隣村BARRのグランクリュの畑も所有しているようだ。
やはりグランクリュクリュは土壌の味も特徴的なので、ひんしゅだけではない、複雑な味わいがする。
 
そしてこちらがKlevener de Heiligenstein
こちらはヴェインテージの影響もあり、2018年は甘口なワインになる傾向があり、通常よりも甘口だそう。
ヴィンテージは大丈夫なのだが、当たり年、ハズレ年というのは、フランス全土で一概に言えない事もあり、また品種などによっては通常当たり年ではなくても美味しいワインができる事もある。
 
アルザスでは2015年、そして2018年は当たり年だと言われており、2015年は本当に当たり年、2018年は量も質も当たり年と言われている。
天候に左右されるワインだが、ぶどうの収穫そのものが大切だということがよく分かる。
 
こちらのCuve Particulier はさらに甘口。エキゾチックなマンゴのような味わいがする。
ヴィンテージ、年代にもよるが、2016年は酸味やフレッシュさも感じられるワインに仕上がっている。
こちらの左のワインはお祖父さんの代からワイン生産を始め、そのシンボルとして60〜70年前のワインを再現するため修理した木樽の中で熟成させたもの。
品種的には甘口なのだが、こちらは辛口ワイン。
香りは甘口なのに、口に含むとすっきり辛口。
 
そしてゲヴェルツトラミネール。
ゲヴェルツトラミネール、グランクリュ Kirchnerg de Barr 2015年。甘口ワインにはとても良い年でもある、2015年、そして、グランクリュの土壌の味がし、やはり別格だなという印象だ。
 
アルザスワインは、品種で味わいが決まるところがある印象だが、やはりこうして個人ワイナリーさんに行くと、そのワインの味わいは
品種+土壌+年代+ワイナリーさんの腕
とかなり複雑だと思う。
 
Klevenerも恐らく他のワイナリーもものはまた違った味わいがするだろう。
 
 
そしてこちらは結構珍しいSylvanerのヴァンダンジュタルデイヴ風。遅つみワインだが、品種がSylvanerなので、遅積みワインにはなれない。
ELLE  A  TABLEで賞をもらっているが、他のSylvanerと比べたら申し訳ない、Syvanerのすっきりさもあり、それなのに甘口だけれどそこまで甘すぎない言う、甘いワインが好きな方にはおすすめだ。
こちらは王道ピノグリヴァンダンジュタルデイブ。ヴァンダンジュタルデイブにできるのは高貴品種と呼ばれる品種のみ。なので、ピノグリはよく見かけるが、Sylvanerのヴァンダンジュタルデイブは存在しない。
しかしながら、ピノグリのヴァンダンジュタルデイブは生産が難しいんだそうだ。
 
 
 
そして・・・こんなにワインの紹介をしていて、申し訳ないのだが、私の一番のおすすめはこちら。
ビオのぶどうジュース。
 
このぶどうジュース、ピノノワールなので、赤いぶどうジュースなのだが、アルザスは白ワインの品種が多いので、赤ぶどうジュースはあまり見かけない。
このぶどうジュースをある小さな集まりの時に持っていたのだが、アルザスの方々が
 
「このぶどうジュース美味しい❗️」と言って、ワインよりも他の飲み物よりも一番人気があった。
 
実はアルザスではリンゴ生産も多く、リンゴジュースはよく見かけるのだが、こう言ったぶどうジュースはたまにワイナリーさんで見かける。
そして、これほど美味しいぶどうジュースは他で飲めないんじゃないかと思うほど、美味しいのだ。
 
 
ちょっとだけネットで調べてみたが、この村の
Heiligenstein de Klevenerは日本にはないのではないかと思う。
 
オーガニックワインだが、熟成の時にも多少亜硫酸を入れるそう。この辺りはワイナリーさんの意向だと思う。やはり亜硫酸を多少入れないとワインが酢になってしまう事を恐れるワイナリーさんもいるし、入れなくても美味しいワインを生産する、そのタイミングを見極めるのもワイナリー次第だ。
 
こちらがカーヴ
 
 
これで濾過し
こちらで瓶詰めする。瓶詰めもそうだが、例えば環境を考えてガラスが良いかも、他の栓が良いかもとは思っても、今はコルクだが機械が家にあるので、今は現状維持していると言う事だ。
 
瓶もリサイクルしていたのだが、リサイクルも新しい瓶も同じ料金、若しくはコストがかかるため今は新しい便を買っているそうだ。
 
オーガニック生産者はこうしてエコにも気をつけるが、エコの方が料金が高くなったりするケースもあり、そのバランスは難しい。
 
やはり良い自然派ワインなどはかなりワインの値段も高い事がある。それだけ良いものを作るためにコストも掛かってしまうが、それに合う顧客が必要となってしまう。
 
アルザスはまだまだフランデイングが上手くないので、そう簡単に料金を上げる事ができない語とも多い。
 

 
 
またこのklevener  de Heiligenstein と言うこの村の品種はフランス国内でもそこまで知られていない事もあり、実は以前パリのワインコンクールに参加した際、アルザスワイン担当だったのだが、その中にこのHeiligenstein de Klevenerがあり、他のフランス人の方が
 
「このワインはなんだ?」
 
という話になり、なぜか日本人の私が他のフランスの方に説明するする・・・という状況だった。
 
それほどフランスでも知られていない、そんな品種だが、それだけ貴重で、滅多に見られないワインなのだ。
 
他の村でこの品種を持っているワイナリーさんのこの品種が日本にも入っているようだが、この村のワインはちょっと見つけられなかった。ぜひ日本にもこの村のこの品種のワインが入って欲しいと思う。
 
日本でKLEVENERを探してみたけど、こちらしか見つからなかった。なかなか見つからないKLEVENERという品種、この機会にぜひ。