ボツ案に似たのが、iF受賞・・・ | ナカシマ マサノリのデザインブログ

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ピンときたら書きます。
特許レベルのデザインができる後輩を育てたいと思う今日この頃です。

11年前、独立したばかりで仕事も少ないので、メーカーなどに営業活動するための準備として、意匠出願していたアイデアがいくつかあります(当時はアイデアを自分のホームページに載せていました)

 

その1つに三角スケールにペンが内蔵してある筆記具というアイデアがあります。ペンケースが三角スケール型になっていると言ってもよいです。

しかし、これは後に実用新案の先行技術と酷似しているとして特許庁から拒絶理由通知が来たため、ボツ案にしました(ホームページからも消しました)

 

 

 

↓ナカシマ出願書類の一部

 

↓先行技術(少なくとも一側面に定規が形成してなる筆入れ)

 

しかし最近ほぼ同じコンセプトの商品が話題になっています。

蓋があるのかないのかわかりませんが、おそらく出願しても僕と同様拒絶されると予想されます(実用新案の権利範囲内と思われます)

 

私見では、この商品は権利保護せずに商品化し、賞狙いが真の目的なのではと思われます(先行技術調査も簡易調査程度か)

案の定、ドイツのiFデザインアワードやら大きな賞を獲ったみたいで、非常に複雑な心境です。

 

10年くらい前のネタ帳を見直して、大きな賞が狙えるものを探してみようかなと考えております。。。(ちょうど今の時代に合うかも)

 

 

 

↓同じコンセプトの商品