日本のジュニアには… | ハヤブサ通信〜テニスを通じて〜

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日本テニス界を変えたい一心で修行の旅にでます。

フランス、スペイン、ベルギー、スイス、フロリダ、オーストラリア。

日本テニスとワールドテニスを近づける為に!!
尽力しますっっっ!

ハーイラブ パリにて完全にぐーたらモードのはやですじゅる・・

日本はとてつもない暑さのようですね汗 汗
テニスする方はもちろん、テニスしない方もこまめに水分補給して倒れないようにしてくださいねむっ むっ





さて、前回は「コーチ」についてのお話がメインでしたね

今回は、「日本ジュニアに必要なものとはなんでしょね














…ていうか、むしろ今の日本のジュニアにこれ以上必要なものあるの
 ラケットは最新のもの揃ってるし、テニスする環境だって、いたるところにテニスアカデミーが点在し、いろいろ選べますね。




なにか不自由してますか
















はい。物理的には、あまり不自由してないのではないかというのが本音です。
むしろ、恵まれすぎているのではないでしょうか。

ちょっと関東、全国出場となればすぐメーカー契約・モニターラケットなど…
海外選手からしたら、「えっ その程度の戦績でメーカー契約もらえるの 」って感じでしょうかね…



もちろん、一概に悪いことではないんですよ。「おうちとしてはテニスにお金かけられないけど、どうしてもテニスで生きていきたいッッッッ 」というジュニアには素晴らしいサポートでしょう。




ただ、与えすぎがよくないのも事実です。恵まれすぎた環境は、こどもを堕落させ、努力をしないこどもにしてしまいます。つまりハングリー精神が養われないわけですね。

そうやって育ったジュニアが、プロになって…過酷な環境で育ってきた海外選手に勝てないのは当然すぎる話ではないでしょうか。










さて、今の日本ジュニアに必要なものってなんでしょね
僕は「現在すでにジュニア選手としてやっているこども」から、「これからその世界に飛び込もうとしているこども」そして、「これからテニスに初めて触れるこども」まで、大きな意味で言っています。


私が考える必要なものとは、

「トッププレイヤーに触れる経験」
と、

「海外へ臆せず出ていける / コミュニケーション能力」


です。




まずトッププレイヤーに触れる経験ですが…私のブログでも何度かこの話は出てきてますね しつこいようですが、絶対必要だと思うのです。


みなさんもこどもの頃を思い出していただければわかると思うのですが、こどもの頃はとにかく「かっこいい」「すごい」ものに憧れる傾向にありますね。
それがテニスを始めるきっかけでも、もちろんいいのです。

ただ私はきっかけとしての意味よりも、そのあとが大切だと思っています。

大体小学生くらいでしょうか。ぼんやりと、「あ、テニスのプロって生き方もあるんだ」とこどもたちは理解します。

その時に、「プロとの触れ合い」があることで「自分がプロになった姿」をイメージしやすくなります。自分の夢に現実味を感じられるわけですね。

それは練習のモチベーションに大きく影響します。




そしてもう少し大きくなった頃…必ずこどもたちは「壁」にぶち当たります。

自分よりも強い選手に出会うことがその一種だといえるでしょう。

そうしたときに、二通りの思考回路があると考えられます。



一つは
「うわ。強。自分も頑張ってきたけど、才能ないのかな。こんなもんかな。」

もう一つは
「強い選手はみんなこの道を通って行ったんだ。もっと強くなって次は勝ってやる!」










こどもたちを後者の考えかたに導きたいのは言うまでもありませんね。
そうです。後者の考え方をできるジュニアは、「夢に現実味」があるのです。
(もちろん、コーチの導き方も大切ですが。それはまたの機会に書きます。)

だからこそ、プロはみんなその道を通って行ったことを知っているし、挫折しても立ち上がれるのです。



「プロがどうやってプロになったのか」
「プロになるまでの過酷さ」
「プロの生活」


この辺を知っている・知らないでは、大きな大きな差があるのです。





だから私は、「トッププレイヤーとジュニア(ほんとは大人とも)の距離」を縮めたい。
それは、こうして海外をまわって「本物」触れる機会を得た私の責務であると考えています。
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さて、次は「海外へ臆せず出ていける / コミュニケーション能力」



これは、バレンシア・ファン・カルロス・フェレーロ・テニスアカデミーのディレクターとの実際の会話です。(斜体は英語ww)


yato「今日本人の留学生いる?」

Director「いやい…あ、一人いるわ!でもそれにしても変な奴なんだよ。」

H 「!!!それってさ、”全然話さない”って感じでしょ?なんかコミュニケーション取れないっていうか。」

D 「そう!そうなんだよ!ただ黙々と練習して、帰っていくんだ。変な感じだろ?」

H 「あぁ~…とても”日本人らしい”ね。その子英語話せないでしょ?」

D 「ネイティブには話せないだろうね。それでも、別に間違ってもいいからコミュニケーション取ってほしいな。」

H 「その子はもっと楽しまないといけないね。」









(これは全員が全員当てはまるとは言いません。あくまで一種の一般論)
日本人はとかく閉鎖的。

海外のコミュニティに滑り込んでいくのを苦手とします。

それは気質的なものであり、「みんな一緒が正義」な教育であり、英語を苦手とする国民であり、といろいろな理由があるでしょうが…




かくいう私も、昔は本当にわかりやすいくらい「コミュ症(コミュニケーション障害の略)」でした。それはもう本当に手が付けられないワガママ坊主で…自分の世界(…あれ?あんまり変わってないww大人になりたてのころはいろいろ理由があったんですww)





…っと私の話は置いておいて。

一見すると個人主義の欧米人に比べ、日本人はコミュニティがあって仲間意識が高いように見えます。
が、その実は違う意見を認めようとしない閉鎖的なコミュニティなのだと、私は感じるのです。

個人主義に見える欧米人の方がよっぽど、まったくもって違う意見だったりしても、
「君はそう思うのか。うん。そういう考えもあるね。どうしてそういう考えなんだい?」
など、真剣に話に耳と意識を傾けてくれます。










…ちょっと話がそれてしまったので、元に戻します。

何にしても、私はこどもたちを、

「海外などへ出ていったときに、臆せずコミュニケーションをとれるように」
「どんな環境でも、”楽しむ”ことを忘れないように」


導いていきたいのです。

そうすれば、プロになって(なる為に)世界をまわる時はもちろん、もしテニスをやめても、その後の人生に大いに役立つこと間違いなし






その手段として何をするか。実はそれは固まりつついますが、まだ計画しきれていないので…きっちりできてからですね








そして、明日は急きょドイツ・カールスルーエへの列車の旅となりましたえ゛! え゛!

未来を担う日本のジュニアがヨーロッパ転戦をしているそうで…そのジュニアを率いる、知る人ぞ知る、松島コーチにご連絡させていただき、訪ねてきますキャハハ キャハハ

朝早いぞぉーぼー ぼー ぼー ぼー

ではまた(*'∀`*)v

Au revoirキラキラ キラキラ
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