ハーイ
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そろそろ方向性が見えて来た・はやです

さて無事にパリに帰って参りまして、今回のドサ回りも一区切りとなります。
少し旅に疲れたので、US Openの時期までは充電ですかね

今回のテニスアカデミー廻りで、いろいろと方向性が見えて来たような気がします。
まずポイントだなと感じたのは、ヨーロッパ(特にスペイン・フランス)と日本での「テニスコーチ」の位置づけの違いです。
スペイン・フランスでは、テニスアカデミーでコーチングをする際には、資格が必要です。
フランスにおいては、2年程もそれ専用の機関で勉強し、試験を受けて合格しないと「テニスコーチ」にはなれません。
日本ではどうでしょうか?
テニスコーチの経験がある方ならばご存知の通りです。
日本でも、JTAの資格等ありますが、テニスコーチとしてやっていくのに必須なものとはなっていません。
これはスペイン・テニスバルのディレクターがおっしゃっていたことなのですが、
「スペインでは日本と違って、テニスコーチが"職業"としてきちんと市民に認知されている。言うなれば銀行員や医者と同じように。だからこそ真剣に勉強し、真剣にテニスに情熱を込める。」
…。耳が痛いです。
かく言う私もアルバイトからスタートしているテニスコーチ。
しかしテニスに対する情熱は誰にも負けない想いでいます。
日本のテニススクールは、アルバイトコーチで成り立っている部分が多々あります。
そのため、「コーチはもっと勉強しなければならない」という部分と、「アルバイトコーチにそこまで求めるのは…」というジレンマに陥っているのではないでしょうか。
しかしアルバイトコーチがいなければテニススクール事業が回りません。
「資格必須」のものにしてしまえば、日本のテニススクール事業は大混乱に陥るでしょう。
とかく日本は、スポーツに対する風当たりが強いです。スポーツ振興に関して政府から援助が出たり、というのは中々ありません。
そんな日本で、テニスというスポーツを今よりもっと広める為には何が必要なのか。
いろんな事が挙げられますが、僕はまず「日本人の気質」に目を向けて、そこから切り込むのも一つの方法だと思います。
さて日本人気質といえば…
「ミーハー」
「仲間意識」
この二つは大きなポイントとなるでしょう。まず「ミーハー」ですが、とかく日本人は、美女やイケメンが大好きです。シャラポワ人気なんてその典型ですね。
テニスやった事なくても、シャラポワの名前を知る人は沢山いるでしょう。ココは大きな切り口となると思います。
日本人テニス選手(もちろん、ある程度の戦績を残せる事は必須ですが)から、絶世の美女が飛び出したりすれば、その知名度は飛躍的にアップするでしょう。
そんな邪な入り方でいいのかって?
いいんです。まずは知ってもらう事。触れてもらう事。そしてちょっとでも「やってみようかな」と思えたら、それを全力でバックアップするのがテニススクールの仕事。
そして、「仲間意識」です。日本人は良くも悪くも、つるむ事が大好きですから、メジャーとなっているスポーツは野球・サッカーなどチームスポーツが多いですね。
これはテニス振興が苦戦している一つの大きな要因だと思います。
ならば、テニスにおけるチーム戦は…
デビス杯・フェド杯の国別対抗戦ですね。ただこれ、一般の方には認知度が低いです。
この辺を突き詰めるのも、テニス振興の大きなポイントとなるでしょう。
さて今回メインでお話させていただいているのは、どちらかといえば「大人」に対してどうテニスを普及させるか、という話でした。
これも一つ、今後私が関わりたいことなのです。
次回は「ジュニア」です。
ここに関しては、日本で新たな計画を推進しようと、作戦会議・ブレインストーミング中です


ではまた

Au revoir
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