テニス界を想ってやまない、はやです




………あ、これは僕ではなく、一緒に働いている仲間です(・∀・)
第二回ですね🌟本当はもっと早く書く予定が、体調を崩してました





さて、前回の続きですね


日本テニスにおいて、ジュニア選手は世界でもトップクラスの成績を残しています。それ自体はとても素晴らしい事なのですが…いざプロへ転向してとなると、中々上位に食い込むことが出来ません。上位とまでは言わなくても、グランドスラムの本戦に出場することもままなりません


何故、そうなってしまうのか。
それを「体格の違い」と言ってしまうのは余りにも無責任だと思います。
そこでまず出てくるキーワードは……
「Imagination」
「Creativity」
です。想像力、発想力ですね



この言葉自体は、私自身がオーストラリアに留学していた時のコーチの言葉なのですが…
あの時はピンと来ませんでした。
しかしいざ自分がテニスコーチとなり、子供達を指導する立場になって、初めて実感することとなりました。
今ジュニアを指導していても、やはり痛感しています。
確かに、ショットショットは綺麗に打てる。が、型にはめてこられたテニスは予想外の事に対応できない。
試合をしていれば、色々な状況や環境に対応しなければいけません。
太陽、風、自分の調子、相手のプレイスタイル、トーナメントの状況、ポイントの状況、観客……数えあげればキリがありません。
テニスは他のチームスポーツのように
、試合中に監督やコーチがそばにいて、アドバイスや戦術を授けてくれるわけではありません。
自分自身で、自分自身の力で……色々なハプニングや環境、状況に対応し、切り開かなければいけない。
その力が…足りないのです。
しかし、子供達が悪いのではありません。我々コーチが悪いのです。
子供達が想像力を働かせ、どうすれば上手く行くか考えさせる練習をしていない。
子供達が自分自身の力で、未来を切り開く為の自立心を養う練習をしていない。
「ストロークの打ち方は下から上」
誰がそう決めたのでしょう?
「ボレーは振ってはいけない」
誰がそう決めたのでしょう?
確かに、ストロークは下から上にスイングしてスピンをかける事が出来れば、ボレーは振らない方が、いいのかもしれない。
でもそれを簡単に「こういうものなんだよ」と教えてしまっては、子供達はその型にはまり、抜け出せなくなってしまう。
子供達がテニスを通じて、ゲームを通じて、上手くいかせる為に試行錯誤して辿りつけるように導く事が、我々コーチが為すべき事でしょう。
厳しく、キツイ練習をやっていけば、
確かにある程度強くなれるでしょう。
しかし本当にテニスを楽しんで練習し、その中で厳しい練習が「自分で」必要だと感じてやってきた選手には歯が立たないのではないでしょうか。
そう。全ては自分で決めて、やる。
それがテニスを通じて、生きる力を身につける事にもつながると、私は思います。
そして私も……自分で決めて、やる!
次回「自分で決めて……何やるって?」