NATROM先生のブログの、新しいエントリhttp://d.hatena.ne.jp/NATROM/20080922 を読んでビックリしました。いや、内容のおもしろさはさすがなのですがそれより、前の事故米関連のエントリで行われていた議論(ほとんど難癖としか思えないが)がまだ続いていることに驚きました。


 ありえない仮定や推論をもとにして妙なリスクを過大評価するのは、個人の趣味の範囲ならどうでもいいのですが、その前にNATROM先生が推定したアフラトキシンのリスクがどれだけ過大評価されているか見てみたらどうかと。


 例えば今はすでに、アフラトキシン汚染米のうち2.6トンは酒造用に転用されたことが分かっています。酒になるならほとんどリスクは無視できるものになると思われます。

 さらにNATROM先生の推定では事故米は全て玄米で消費されたことになっています。それはいくらなんでもありえません。ありえませんが、リスクを大きめに見積もる目的でこうなっています。カビがコメに対してどのように分布するか知りませんが、精米すれば最低15%、最大でおそらく90%のカビが落ちます。残留量を全て、最大の0.05ppmで見積もっている点も挙げられます。


 それらを勘案すると、算定されるリスクはもう一桁低くてもいいんじゃないかとさえ思いますが、1日10トンのコメを食うなんて仮定はもはや論外の外のレベルです。普通、1日あたり1キロ食う人すらまずいません。


koume

 ふと疑問なんですが、東西南北とか、麻雀では東南西北とか言いますが、東が一番最初に来るのはまあ納得できますが(日の出の方角だし)、なんで北が一番最後なんでしょうか。たまたまですか。

 なんかたまたまっぽいけど。


koume

 麻生新内閣の人事で、石破茂が農相の候補に挙がっているそうですが。


 官房長官に大島氏浮上 石破氏入閣の見方
 http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008092001000711.html


 自民党の麻生太郎幹事長は20日、党総裁選で当選確実な情勢になったのを受け、麻生内閣の閣僚と党役員人事の検討に着手した。内閣の要である官房長官には大島理森国会対策委員長が浮上。麻生氏の後任の幹事長には町村信孝官房長官や二階俊博経済産業相の名前が挙がっている。麻生氏は、総裁選で地方活性化を訴える石破茂前防衛相を高く評価、農相などへの起用を検討している。



 えーとよく読ませていただいている週刊オブイェクト より、


石破茂はP-8哨戒機のグダグダ振りをどう認識しているのか
http://obiekt.seesaa.net/article/106975738.html


 軍事ネタはともかくとして石破氏の発言。



XPは将来、民間転用も視野に入れているのに、エンジンは双発ではなく4発にする、と言う。今どき、なぜ、経済性で劣る4発なのか。「海自の幹部は『4発はパイロットの安心感です。これに命を懸けるパイロットの気持ち、わかりませんか』と言う。2年間、大喧嘩した。わかった、あなた方が国益、防衛力、パイロットを考え、それでも国産4発がいい、と言うなら、そうしよう。ただし、私が発言したことを記録しておいてくれ」(石破氏)



 安全性よりも経済性を優先して2年間大喧嘩するような人間は、農相として相当不適格だと思うのですがどうか。


 そのほかの実績についてはなんにも知りません。


※コメント欄にてyomu様よりご指摘を受けましたので追記いたします。

 当エントリはあくまでも私個人の予断に基づく批評であって、必ずしも、石破氏が農相に不適格だと断定するものではございません。もしも氏が今後農政において著しい業績を上げられた暁には、私はこの評価を取り下げるつもりでおります。むしろ私は農業関係者のはしくれとして、氏が真に素晴らしい手腕を振るうことを願っていると言ってもいいです。


koume

 やや古い話題であることは承知の介です。


 商経アドバイス 9月22日号
 実名公表に怒り噴出 農水省からお詫びの文書



 工業用糊向け「事故米」の不正転売事件で、売買にかかわった業者名を農水省が実名公表したことに対し、コメ業界内では非難の声が噴出している。公表業者に対して農水省は、町田・総合食料局長名でお詫びの文書を送付したが、業者側は「謝罪文を出すほど、こちらが被害者の立場だと分かっているなら、どうして公表前にもっと配慮できなかったのか」と、怒りはおさまらない。


 実名を公表された小売店は「ウチは被害者」と強調し、持って行き場の無い怒りを噛みしめるように語る。業務用の取引先からは「がんばれ、がんばれ。こんなことでくじけるな」との励ましの言葉をかけられているというが、「一般消費者の信頼は失った」。今回の問題となったコメがもち米だということが、消費者にはあまり理解されていないようで、今後の家庭向け精米販売への影響は図りがたいものがあるようだ。


 やはり実名を公表された大手販売業者は、いち早くホームページ上に、要旨「該当するもち米を使った商品は2アイテムで、特定の取引先に販売したが、その他の商品には混入していない」旨を公表した。「取引先へも説明して回っており、多大な損害だ。通常から取引のある所からいつものように国産米として買っただけで、どうしてこんな目に遭わされるのか」と憤慨している。


 また実名報道による風評被害を苦にした自殺者まで出た奈良県では、同業者から「団体として国に抗議文を出すべきではないか」との声も上がっている。



 恥ずかしながら、事故米がもち米だったことを私もここで初めて知ったんですけど(^^;


 甘い。甘すぎです抗議文なんて。国に対して損害賠償請求まで行って当然だと思います。


 私の知る限り、業者の不祥事において社名公表というのはかなり重いほうの処分です。変な話ですが通常、初犯でさほど重大で無い違反であれば、注意だったり指導だったりで済むことが多く、社名公表は滅多になされません。
 実際に、逮捕も罰金も何もなく、単に社名が公表されただけでも会社が潰れることはあり、その影響の大きさを想像するのは難しくないと思います。


 ところが農水省は、あからさまに善意の第3者としか思えない業者が大量に入ったリストを実名で公表してしまいました。その中には、「実名は公表しないというから帳簿も全て見せた。取引先の情報も提供した」という業者も含まれています。なんか医療事故調に関する問題も思わせるものはあります。


 消費者重視はいいですよ。けど、こんな情報が本当に消費者の役に立つのか。単に消費者が求めているものを提供するだけでいいのか。消費者にとって本当に役立つ情報をちゃんと見極めて提出するのが、本当の消費者行政ではないのか。


 今は新米シーズンなんですが、コメ業界全体で、特有のお祭り気分というか嬉しい気分は完全に鳴りを潜めています。
 それでなくても、近年の穀物高騰で、それでも価格の変わらないコメがやっと脚光を浴びてきたと思われていた矢先、まあ三笠フーズを叩くのはしょうがないとして、業界ごとぶっ潰してどうするんだか。まるで、やっと訪れた商機の女神に平手打ちを食らわして追い返したような気持ち。


 もしかしたら小麦の消費を増やしたいウラ穀物メジャーの陰謀だったりして・・・(それは無い)。


koume

太田農相辞任:課題山積も業務進まず 省内に募るいらだち
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080920k0000m020149000c.html


 ニュースなんかどうでもいいですけど。


 えーっ今辞任ですか?いや、惜しいとかそんな気持ちは一切ありませんけど。
 事務所費問題がうやむやになってよかったですネエ(棒読み)


 次はもっとましな人を農相にしてくれんかなあ。少なくとも、義務教育はちゃんと受けてそうな人。


koume