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070211


鯵ヶ沢プリンスホテルのスキーヤーズレストランから。

吹雪いたり、風強かったりと天気は散々でしたが、おかげで深雪が積もってパフパフふかふかでした。


suzu

青森県産ながら、どれほど青森県民にその名を知られているのかな?気になるマイナーな牛肉を発見。

その名も倉石牛(あおもり和牛) 。

それも更にマイナーな部位の肉。


kuraishi

ランプです。


ネットで探せばすぐに見つかるけど、スーパーではなかなか見かけないランプステーキ。あってもサーロインや肩ロース肉ですしね。。。

それも倉石牛で、二枚で1500円以下とあって、最後の1パックで即買い。

サーロイン(オージーの安いやつ・・・)やバラ肉は良く食べていても、ランプはなかなか食べたことがないので、楽しみです。


kuraishi2

脂肪が肉全体に、均等に控えめに入った赤身肉はとても柔らかい。塩コショウが効いて、旨みも甘さもあります(タレつきと塩コショウのみの二つを用意)。

厚さがあるので焼き上げるタイミングが分かりづらく、焼きもちしましたが、ミディアムです。


銘柄和牛肉でも比較的安くて、軟らかくて、美味しくて、良いこと尽くめのランプだと思うのですが、世間はステーキ=サーロインだと思っているのか、スーパーにほとんど出てないのが残念~

ちなみにランプは、牛刺しとか生で食べられる部位でもあります。


suzu

いしぜき ひでゆき, 藤栄 道彦
コンシェルジュ (1) BUNCH COMICS

 コンシェルジュ(正確な発音は「コンシエルジュ」の方が近いらしい)とは、最近割りと話題になっている存在ですが、高級ホテル内でお客様に対し様々なサービスを行う人(というか、部署というか)のことです。様々とは本当に「様々」で、レストランのガイドから道案内、人・物探し、眼鏡の修理などほとんどなんでも屋の境地です。リクエストに対してすべてイエスと答えることをモットーとしているため、「究極のサービス業」とも呼ばれます。
 このマンガはそんなコンシェルジュを扱った作品で、「コミックバンチ」で不定期連載されています。単行本は現在8巻まで。何年前だか忘れましたが、あの中田英寿も自身のウェブページでこのマンガのことを好きだといっていました。


 主人公はアメリカで「グレイト・ハイ」と呼ばれた優秀なコンシェルジュの「最上 拝」で、新人コンシェルジュの川口涼子が最上の指導を受けだんだんと成長していく・・・というのが最初の筋だったのですが、今でも大まかには変わっていませんが最上のグレイトさはだんだん影を潜めています。優秀なのは優秀なのですが、マンガっぽい超人ではないという意味で。作品ではそれが逆に、あまり羽目を外さないリアリティを得ていると思います。まーコンシェルジュ部門に配属されているメンバーがみんなやたら美人ばかりというのがちょっとあれですけど(^^;


 さてこのマンガは結構以前から読んでいたんですが、今回いきなり取り上げた理由はつい先日発売された8巻です。この巻には「野菜戦争」と題して、農薬のことを扱った前後編が乗っているのですが、これが素晴らしい内容です!こういう内容が、商業誌で、それなりに人気のあるマンガで掲載されるのは感動的ですらあります。こういう内容がコンシェルジュに載った、という噂だけは以前から知っていたのですが、ちゃんとしっかり読んだのは初めてです。


コンシェルジュ (8)


 実際に「野菜戦争」を読んでみると内容がかなり奮っていて、事件はある二人の漫画家の言い争いから始まるのですが、片方は以前からこのマンガに登場している常連マンガ家でよいとして、もう1人は明らかに「美味しんぼ」の作者である雁屋哲です。何しろ、22年前から連載しているグルメマンガの草分けで、農薬や食品添加物が大嫌い。オーストラリア在住で難民問題にも(偏見を持って)触れるという、あまりにもそのまんまで問題はなかったのかと思うほどです。ルックスもどう見ても、眼鏡をかけた海原雄山だし。


 内容は非常にまともです。いつもどおり農薬の害を語る雁屋に対して、実際の「無農薬野菜」「自然のままの野菜」を食べさせて農薬の効力を語るというものです。農薬の安全性を主張するあまり自然農薬の恐怖を必要以上に煽っていたのがちょっと難点ですが、それは私も含めて農薬擁護者のほとんどに当てはまる傾向です(笑)
 とにかく普通の消費者の皆さんに読んでいただきたい内容で、ほとんど突っ込みもないのですが、内容に付け加えたい点が2つだけ。内容が間違っているということではありません。


 ピスタチオなどに発生するマイコトキシン(カビ毒のこと。作品中ではアスペルギルス・フラプスが生成するアフラトキシンが登場)を防ぐために農薬を使用しているという記述ですが、それに関してはポスト・ハーベスト農薬を使っていると書いて欲しかった。ポスト・ハーベスト農薬は、農薬の中でも最も批判と誤解が根強い農薬の一つです。


 もう一つ、農薬を使用しない場合の農業生産について、特に桃やリンゴが壊滅的な打撃を受けたとありましたが、それに付け加えると、リンゴなど樹になる作物は特に農薬が重要です。何故なら、他の例えばキャベツなどは病気や害虫に襲われてもそれそのものが駄目になるだけで済みますが、樹になるものは何年もかけて育った樹が枯れてしまうと被害は非常に甚大になるからです。こういうものに関してはほとんど無農薬栽培などありえません。リスクが大きすぎるのです。


 この作品中の雁屋は結構素直に納得しますが、本物はどうでしょうねえ。まあ最近、美味しんぼ読んでないので分かりませんけど。


 8巻の最後には農薬に関する小文もあり、おそらくこの作者自身が農薬に関する情報に触れて大きな衝撃を受け製作したのだろうという感じが見えます。それほど、消費者と農薬の距離は遠く深いです。


 とにかくこれはお勧めです。


koume

Payva 2005

マルティネス・パイバ家
スペイン>リベラ・デル・グアディアーナ>D.O.リベラ・デル・グアディアーナ
品種:テンプラニーリョ
価格:¥832(単品で¥995)
購入:ヴェリタス
輸入社:ワインプレスインターナショナル

ヴェリタス の送料無料ワイン12本セット(¥9980) は当たり外れがあまりなくて、お気に入りです。三度のメシよりワインが好き、でもボンビーだから金はあまりかけたくない、でも美味しいのが飲みたい、そんなワガママに最適。その中に入っていたスペインのDOワイン。スペインワインは安くても美味しいものが多くて個人的にはチリワインよりも好きです。チリ産よりもはるかにスペイン産を多く飲んでるのもあるけど。テンプラニーリョは偉大だ(笑

濃い赤紫色、味も濃いけどタンニンはむしろ滑らかなので、後味はあっさり。干しブドウとかプルーンとかのような甘い味。すいすいいけちゃいます。美味しいー ちなみに夕食はポークピカタとサラダ。こってり感をワインが流してくれてバッチリです。
普通に栓をして机に放置した翌日に飲んだら、ちょっと気の抜けたような感じになったけど滑らかさと甘さはそのままで、単独で美味かったっす。冬は室温が0度近くになるし、暖房も18℃程度までしかつけないし、玉子も牛乳も机に置きっぱなしで冷蔵庫いらん、便利(笑

 日経新聞に載っていましたが、遊休農地を有効に利用するため、農水省が各自治体に指導したようで。
 指導は段階を踏みます。まずは農地の所有者に耕作を勧めます。応じなければ、ではどうすれば有効に活用できるかを協議します。市町村での農地の買い上げなども有りです。それでも応じなければ、強制的に借り上げて他所の農家に貸すという手段に出ることがあります。そういう制度がすでにあります。


 話は変わりますが私は、今の日本の役人や政治家ってのは「手段のためには、目的は問わない」という存在だと思ってます。一番典型的なのは、天下りするためにわけわからん特殊法人を作るなんていう行為ですが、この農水省の農業対策もなんだかなあって感じです。遊休農地を何とかしようということばかり先に立って、では果たして遊休農地があるとなぜ悪いのか。そもそも農地が余る理由をちゃんと分かってやっているのか。土地が余ってるからと単に人に押し付ければいいという考えしか見えません。何しろ、貸し出し対象として考えられている「意欲のある若い農家」は、意欲のあるなりに何とかして農地を確保するでしょう。世の中では余ってるんだし。


 農地が遊んでるからといって、それを強制的に借り上げて誰かに貸して、農業生産を上げようというやり方には大きく分けて二つの疑問があります。他にも細かい話はいっぱいあるといえばありますがそれは無しとしても。
 一つには、現在の農家の意欲が低下してるのは、農地が無いからじゃないんですよね。貸してくれたところで、それがどうしたと。しかも、遊休農地ってやつは生半可なことでは農地にならないです。農地は1年荒らしてしまうと、もともとのちゃんとした農地に戻すにはかなりの手間と時間がかかります。意欲のある若い人が借りたとしても、それだけで意欲をなくしそうな勢いです。


 それともう一つ、大きい理由があるんですが、減反政策はどうしましょ。遊休農地って実は、減反の結果だったりする場合もあるんですよね。国策の結果として農地が余ってる状態でもあるわけで、そこで農産物を作るってことは矛盾なんです。
 国内であまり生産されてない作物を作ればいいじゃないか、と考える方も多いでしょうけど、国内で作られていない作物ってのは作られてないなりの理由があるわけで、一番大きな理由は価格面で折り合わないからです。国産大豆(大豆は自給率が相当低い作物です)で作った1丁400円の豆腐なんて、物好きな人しか買いません。国産だ!といっても、海外産の大豆と何倍も味が違ったりするわけじゃないし。


 農業が縮小している最大の理由は、農業という仕事が苦労する割には報われない部分が多いからだと思います。それは収入面の理由もありますが、苦労自体が全く知れ渡ってないというか、現在の農業という仕事と消費者との距離がものすごく大きく開いてますよね。農薬に対する無理解なんか典型的ですが、野菜なんかは安く安全に作って当たり前という態度が蔓延して、どうにもやる気が出ないという面はあると思います。医療問題に触れてから、似た面があるなあと思いますが、社会から感謝という気持ちが急速に失われつつあるような気がします。


koume