籾摺り


 籾摺りは稲刈りのペースにあわせて随時やってるんですが、現時点でもち米がだいたい350袋ぶんくらい残ってます。まあ乾燥さえ終わっちゃえばあせる必要はないのですが。


 稲刈りしたあとの籾は乾燥したあと、籾摺り機を通して籾殻を外し、選別の網を通して屑米や草の種などを取り、玄米として30kgの袋詰めをします。


 うちの場合は乾燥機は3台で、1台当り2トン分くらいの籾が入ります。摺った後の籾を入れるタンクも天井裏に設置してあり、そいつも2トン×3基あります。

 籾摺りのペースは、1時間当たり40袋くらいでしょうか。1日の稲刈りで120袋ぶんくらいは刈れますから、毎日稲刈りするには毎日3時間くらいは籾摺りする必要があるってわけです。日中はもちろん稲刈りやってますので、籾摺りは夜なべの仕事になります。あるいは、雨が降ったら1日籾摺りやっててもいいんですが、今年の秋は素晴らしく晴天続きで大変でした(^^;



 さて全然話は変わりますが、この籾摺りの機械を準備したのはまだ9月だったんですけど、うちの籾摺り小屋は携帯も通じない山奥にあるんですよね。

 蚊が山ほどいるんですよ。私、9月中でたぶん50以上は叩き殺したと思います。手が黒くなるほどに。

 厚生労働省さん、蚊に食われるな、なんて無理です!服の上からでも関係ないですよ!あ~日本脳炎やばい(笑


koume

 やっと稲刈り終わりました。これでも去年より1週間早いです。あー体だるい。ちなみに先に刈っておいたコシヒカリを分析したらケットで食味値85でました(^^

2ばん


 ところで刈り取りが終わった田んぼで、こんなふうに刈り取り跡から新しい芽みたいなのが生えてるのを見たことあるかと思います。稲の2番とか言ったりしますが正式名称はよく知りません(^^;


 刈り取りをしても稲の根っこは残ってるので、適当な日照と気温があれば普通に出てきます。気温がよほどよければ穂も出ます。
 なので九州など天候に恵まれている地域では、まずかなり早めの時期に高い位置で刈り取りし、肥料を追加で与えて穂を2回出してさらに刈り取る技術があります。1度植え2度刈りといい、2倍は収穫できませんが1.5倍くらいは取れます。まあ減反の大敵な技術なのですが。


 ところで、この2番が出ることを、例えば普及所の人なんかは「土地に力がある証拠だから、良い事だ」といいます。

 ただ、うちらの見解では、これが勢いよく出るのは土地に肥料っけが残っているから、つまり無駄な肥料の撒き過ぎだと解釈しております。どっちが正しいかわかりませんけどね。


koume

NHK特集です。現在、見ながら随時ライブ更新(笑


 あー本間ちゃんまた出たよ(^^;;東京農大の小泉さんは結構有名な人だよな。


 輸入するのはいいこと?悪いこと?って2分法じゃいけないよね。その間でバランスを取るのが正解なんだし。輸入はしないとしょうがない。


 輸入食品の安全性は低くない。中国産野菜がいつのまにか外食産業に流れていて不安だ、と言ってる人がいたが、中国産の「輸入」野菜は今のものはすごく安全。


 作家の玉村が、安全性に不安があるなら買わなきゃいいだけと言っていたけど、食品は工業製品と違って、買われなかった物は余って腐る。ばんばん輸入して捨てまくればいいじゃないかなんて、それこそ飽食日本の驕りだろう。
 しかも買われなかった物は単なる損失だから、それでは業者がリスクもろかぶり。


 農業には国土保全の機能がある、って農家はよく主張してるけど、それって一般消費者に対してはあんまり説得力ないんだよね。


 3種類のご飯試食、国産のとカリフォルニアのと中国のと食べ比べ。


 本間ちゃん中国米選んでるじゃん(笑


 中国米はキロ当たり60円ねー。ん?新潟がやってるバイエタ米ってキロ20円でとか言ってるんじゃなかったっけ(笑


 しっかし、なんか農家のおっさんたちがいかにも、いつも話してる農家だなー(^^;つまり、人の話を無視して自分が喋る。番組の進行断切りまくり。ちょっと見栄えよくないなー。言葉も方言丸出しだし、NHKに出るときくらいはちゃんと喋った方がいいと思う。感情的過ぎるし(^^;


 米を輸入することについて


 本間ちゃん、日本において米は主食といわれているが今では主食の座が危うくなってるんだから、主食としての米を守る必要はないんじゃないかって・・・ほかの、小麦や大豆はもっと悲惨なんだけどそれ知らないのかなあ(^^;;これって逆に言うと、現時点でなんとか守れるものがすでに米しかないんだよね。
 ほかの女性で、日本でももっとトウモロコシを作るなどすればいいじゃないかと言ってた人がいたけど、日本で麦やトウモロコシを作るのは米以上に無理なの。そういうこと言わないと伝わらないと思うんだけどな。


 それと誰も言わなかったが、やっぱり日本で食べるおかずはご飯に合う。冬は鍋がうまいけど、鍋食いながらパン食えるか?まあうどんはいけるけどね。「和食」にはご飯でしょ。ご飯は主食ではないって言い切っちゃうのは、実は和食そのものを否定してるとおもうんだけどな。


 経済界との絡みについて


 あー出た御手洗富士夫。経団連会長。キヤノン社長。ほとんど、現在日本最強の権力者だよな。自民党も民主党も逆らえない。しかし言う事はいつもしょぼかったり。自分の会社の社員は泣いてるぞ。

 経済界は経済界の利益しか考えてないだろうし。じゃあ農業が農業のことしか考えなくてもいいよな、って言えないんだよな。


 しっかしここの段にいたってもやっぱし感情的な農家がいるのがなー、なんか恥ずかしい。


 子供たちに農業体験させたりして、農業についての理解を深めていこうってことやってるのに、大人たちのほうを見ればやれ農業はどうなってもいいとか言ってるのが寂しい、って話。ただ私、子供にいくら農業体験やらせても、その親に全然農業の理解がないから意味ないと思うんだよね。子供たちにとっては単に、珍しい体験、ってだけで、動物園に遊びにいったりしてるのと変わらん。
 その後大学生に意見を求めて、子供たちにそういうのをさせるのはいいと思う、ってお前たちもやってきた道なんだけどな。ほらね、忘れてるんですよ。ある程度見識のついた人間にやらせないと意味ない。小学生に田植えやらせてはしゃいでも、同じ子供が高校生になった時には絶対嫌とか言うに決まっている。


 ここで第1部終了ですが、農家の態度が悪い(^^;喋ってる内容もレベルあんまり高くないけど、それはほかの人も同じくらいだからいいとしても、態度があまりに違う。見てる人の印象は絶対よくないと思いますよ。農家は傲慢だーみたいな。


 米を食べなくなっていることは問題か?


 それは単なる事実であって、問題とかそういうことではないような気がするのですが。設問がおかしいなー。


 米を強制的に食べさせるのは確かに無理でしょうね。しかし、行われている議論で、米が食べられなくなっているのは米が高いからだ、みたいな前提があるような気がする。モロそういう意見を言う人がいたけど、米って高いの?茶碗一杯いくらになるか計算した事あるのかしら。


 農村の実情について


 やっぱり一般の人と農家の認識には相当の隔たりがありますね。耕作放棄地があるなら転作すりゃいいじゃないか!って強弁してた人がいましたが、無理ですよ。まず、麦大豆なんかは米以上に採算が合わない。湿田では麦は出来ない。機械も、米とは違うものが必要で、数十万程度ではもちろん無い。はっきりいって、まともに商売になるくらいの機械をそろえるのは数千万です。野菜にしてもなんにしても、簡単に言うな!ってなもんです。トンカツ屋が儲からないから床屋に転職しろ!っていきなり言って出来るかという話です。


 補助金についての説明がありましたけど、あれって農家に払われてるお金じゃないです。実はほとんどが土建屋や農機具屋に行ってるんですよ。ここでさらにコストに、っていうのがなんかやっぱし設問違うよな。コストの大小が問題ではなく、使い方が問題なのだ、は確かにその通りと思う。
 けどね、農家が全然努力してない、みたいな意見があるのがなぁ。そう見えるのかねぇ?滅亡に瀕している農村で農業やってる事自体、相当な努力だと思いますけどね。


 農地を守る事


 大規模農家に集約して小規模農家を潰すのは、昨日のエントリに上げたとおり、ある意味では正しいんですよね。ただ、山間部の農家さんも出てましたが、大規模農業が出来ないような山間部でも農業やってて、それでも自給率39%なんですね。大規模化を進める、と言ってもそんな規模にできる土地がもう無い。


 しかし普通の産業ででかくすれば効率化できるんだから農業でも大規模化すれば世界と戦える、って言ってる若い人がいますが、世界とは無理です。日本で、1000ヘクタールの農家なんか実現可能かといえば絶対無理です。50ヘクタールは日本では相当大きいですけど、アメリカでは全然小規模です。
 そもそも、本当に条件のいい農地はとっくに住宅地・商業地になってるんですよね。もうすでに農地じゃない。


 法人化にしても、今の農産物の価格で、従業員の休みを適正に取らせるとか1年間の収入を保証するとか、かなり言いにくいんですよね。さっき農家の収入は換算すると時給250円くらいだって言ってましたが、年取っても年収200万以下・上がる見込みなしって職場に来る人そうそういないですよ。だから農業参入した会社もどんどん撤退してるんです。


 今の政策が大規模農家を優遇してるって言ってるけどそれは間違いだ、って本間ちゃんが言ってました。それは正しいです。医療予算と同じロジックで、実は大規模に手厚いわけではなくて、大規模はそのままで小規模を切ってるだけです。
 それと、米価下落がモロ直撃するのはむしろ大規模農家の方です。収入の全てを農産物に頼ってるので、それは当然なんです。実は兼業農家のほうが、米価が下がっても耐えられるんです。主要な収入は他のところにあるんだから。


 あーしかし痛い人がいるなー。誰とはいわないけど。本間ちゃんではないです(笑


 農水省が、平成27年度までに自給率45%にしたいと。親父が一言で、「適当な事言っとんな」バッサリです(^^;


 国産100%生活


 えーとモデル家庭がパン食って昼はカツカレーで夜はピザ。で、自給率計算したら33%?意外と高いじゃん、と思ったんだけど(笑


 で、この家族が国産のものにこだわって、100%国産のものを食うことを目指すという企画ですが、どうがんばっても70%ちょいくらい。まあそうでしょうねー。やっぱり目立たないけど、飼料がでかい。国産豚でも実は自給ではない。


 で食生活を見直せるか、ってなことですけど、見直さざるを得ない状況にならない限り無理ですよね、ぶっちゃけ。誰でも好きなものを食う権利があるしね。ただ、その「見直さざるを得ない状況」がきかねないのが今の状況ですが。去年、中国でマグロ消費が増えて世界市場で買い負けたのは記憶に新しいところですよね。


 今終わりました。うーん、意外と本間よりも、ある大豆農家が鼻についたなー(笑)こういう形の番組だから仕方ないけど、散漫としてましたね。

 岐阜の田中さんって若い女性の農業経営者が、後を見て、年寄りばかりでしょう~けどこれが農村の現状の縮図なんです、って言ってたのが一番受けてたし、一番説得力あったな。


koume

 ・・・今朝の朝刊より



北國新聞

抗がん作用、効果明らかに 健康食品「アガリクス」


 金大大学院医学系研究科臨床研究開発補完代替医療学講座の大野智特任准教授は今月下旬から、がんに効くとされる健康食品アガリクスについて、公的研究費を用いた臨床試験を国内で初めて開始する。キノコの一種アガリクスはがん患者の利用頻度が高いが、がんの予防・治療効果を科学的に証明した報告は今までほとんどなく、この臨床試験でアガリクスの安全性や抗がん作用の効能が明らかになると期待される。


 臨床試験は、厚生労働省がん研究助成金「がんの代替療法の科学的検証と臨床応用に関する研究」の一環で、金大附属病院と四国がんセンター(愛媛県)との共同研究として行われる。


 がんと診断され、治療を終えて経過観察中の人を対象に、患者を三グループに分け、動物実験などで安全性が確認されている市販のアガリクス製品を一日一包(一・八グラム)から三包、六カ月間摂取し続けてもらう。二カ月ごとに採血し、肝臓や腎臓への副作用および免疫機能や生活状況への影響を調べる。


 この試験で人に対するアガリクス製品の安全性が確認できれば、がんへの有効性を調べる次段階の試験へ進む予定である。


 国内では多くのがん患者がアガリクスやプロポリスといった健康食品を利用している。厚労省研究班が二〇〇五年に発表した調査結果では、健康食品や栄養補助食品のサプリメント、漢方、鍼灸などの補完代替医療を利用しているがん患者は全体の45%に上り、そのうち約六割はアガリクス製品を摂取していた。


 医療関係者によると、患者の多くは健康食品にがんの進行抑制効果を期待して利用しているが、臨床データがないため、がんに対する正確な効果などは分からないのが実情という。


 大野特任准教授は国内初の臨床試験について「アガリクスの正確な情報が少ない現状で安全性や有効性を確かめることは非常に有意義だ」と話し、試験に参加する患者約九十人を募集している。問い合わせは金大大学院医学系研究科臨床研究開発補完代替医療学講座=076(265)2147=まで。


 アガリクス ハラタケ科に属するブラジル原産のキノコで、和名はカワリハラタケ。日本では人工栽培されている。1980年代にがん抑制作用が動物実験などで報告されてから、人での抗がん効果に期待が寄せられ、キノコの全体や一部を原料にした粉末や顆粒、錠剤などの製品が「抗がん作用がある」「免疫力を高める」などとされて健康食品として販売されている。





 
北國新聞


 これが実際の新聞の文面なんですけど、見出しだけではどう見ても、抗ガン作用が明らかに「なった」ように見えますよね。けど記事内容を読むと、今から明らかに「する」研究を始めるのであって、印象違うんですよね。


 そもそもあんな詐欺商材の片棒を担いで、それを大きく取り上げるのが嫌です。アガリクス本で摘発された人がいたのを忘れたか。


 まあこれで、アガリクスに治療効果が「無い」ことが証明されたらいいな。もっとももしそうなっても、新聞とかメディアには絶対載らないでしょうし、意味はないかと思いますが。


koume


中日新聞 2007年10月17日 01時58分

余剰米買い取りの緊急対策 農政改革を抜本見直し


 自民党は16日、政府による余剰米の買い取りなどを柱とした緊急コメ対策の実施や、大規模農家に経営支援を集中させる農政改革の抜本的な見直しに着手する方針を固めた。民主党が今国会に「農業者戸別所得補償法案」を提出する準備を進めており、自民党として対抗策を打ち出す。

 政府与党の農政改革が「小規模農家の切り捨て」と批判され、自民党が参院選で大敗する一因となった。さらに、新米価格が大幅に下落し、農家の支持がさらに離れるとの懸念が党内に広がっている。このため、これまでの方針を大転換し、政治主導で農業保護策の策定を目指す。

 見直し方針は16日の自民党農林幹部会で決定。コメの対策については2週間以内、農政改革は11月中旬までに取りまとめを目指し、17日の農業基本政策小委員会で議論を始める。農政を仕切る農水省を入室させない異例の態勢で進める。





 うーん農水省を袖にしたのが面白い(笑)


 といっても、11月中旬までにってやっぱ遅いよな、という感じが・・・農家→卸の取引でも大口のものはもう終わってる時期だよね。つまりこれで支援されるのはほとんど米屋さん。や、それが悪いわけじゃないですよ。


 来年の米価がどうなってくれるかだなー


koume