＊自宅上空の飛行機雲をご覧になりながらどうぞ～。
この人生における後悔は、枚挙に暇がありませんが……。
その中でもベスト３に入る大後悔が、歯列矯正をしなかったことです
わたしは、顎は細いのに歯が大きいという不運に生まれつきまして、歯列からはじき出されてしまった歯が何本かあり、要するに並びがガタガタなのですね。
当然歯を磨きにくいからだと思いますが、子どもの頃からしょっちゅう虫歯になっていて、特に奥歯は２０代のうちにすべて治療済みになりました。
今思うととても不思議なんですが、散々あちこちの歯科医院にお世話になったにもかかわらず、わたしに歯列矯正を勧めてくれた歯科医師は１人もいませんでした
もしかしたら子どもの頃に、親が指導されていたのに、歯列矯正の重要性を理解していなかったのか、単に経済的な問題だったのかは不明ですが、親からも何か言われた覚えはありません。
とにかく結果的に、誰もわたしの歯をきちんと並べようとしなかったのです。
大人になってからは、もちろん考えました。
けれど、大きな誤解をしていたために、実際に歯列矯正に向けたどんな行動もしなかった、いえ、できませんでした。
その誤解というのは、治療済みの奥歯（冠がかかっていたり、ブリッジになっている部分が多い）のせいで、歯列矯正はできないと信じ込んでいたのです
何かで読んだのか、誰かから聞いたのかはまったく覚えていませんが、とにかく、もうわたしは歯列を直すことは不可能だと、長い間思っていました。
銀歯をハイパーセラミックに替える、みたいに、見た目を多少整えることはしましたが、根本の歯列は元のままで来てしまいました。
おそらく、現在の技術ならば、時間と経費はかかっても、不可能ではないはずです
もし、もう少し若かったら、借金してでも歯列矯正を実行したと思います。
ですが……もう人生の最終コーナーを回ったこの年で、しかも体のあちこちにトラブルを抱えている身ですから、大々的な外科処置をするのは、かなりリスキーでしょう
幸運にも無事に歯列矯正が終わったとしても、相当体にとって負担になることは確かだし、人生の残り時間を考えると、強行するのは得策ではない、という結論が出ました。
前置きが長すぎましたが、そういうわけで、わたしには定期的な歯のメンテナンスが不可欠なのです。
ありがたいことに、今のところ虫歯はないし、歯並びのせいで付着しやすい歯垢を定期的に除去、歯全体のクリーニングをすることで、何とか現状を維持できています
やっぱり、美味しく食事をするためには、歯の健康はめちゃくちゃ大切ですよね
それなのに～。
ずっとお世話になっていた歯科医院（職場から徒歩３０秒）が、先生の体調不良で休業されてしまったのです
数多くの歯科医院で辛い思いをしまくってきたわたしに、とても親切にていねいに処置してくださってきた先生なので、別の歯科医院に変わることは、相当抵抗がありました。
それでも、先生の回復を待つ余裕がないのも事実。
そもそも、もうお年ですから、このまま引退されてしまうかも知れません、決断のときは来ました。
近所に歯科医院はいくつかありますが、さんざん逡巡した挙げ句、今度は自宅からもっとも近い（徒歩１５秒）歯科医院に予約を入れました。
この医院を選んだのは、近いだけでなく、昨年建て替えをされたばかりで、医療機器類がすべて最新になっているというのが大きかったです
予約から２週間以上待たされたので、この歯科医院の需要はそれなりに高いようでしたし。
そしていよいよ当日、清水の舞台から飛び降りる覚悟で行きました
そんな大げさなとお思いでしょうが、心情的にはそれくらいドキドキだったんですよ～
何しろ徒歩１５秒ですから、覚悟する時間もなかったですが～、結果的には正解だったと思います。
先生も従業員の方々も、とてもていねいでしたし、最新の機器は快調で、特に問題はなかったので。
こうして、何とか新しい歯科医院に通うメドがつきました。
引っ越しでもしない限り、今後はこちらの医院にお世話になろうと思います、めでたしめでたし
皆さんも、歯を大切になさってくださいね