物事って、どうしてこう重なるんでしょうね
何もなく淡々とした日常が延々続くのが、まぁ、普通ですよね。
なのに、妙に用事が重なってしまうことがあります。
何もこんなにバタバタしなくても、バラけてくれればもっとひとつひとつとじっくり向き合えるのに、みたいな
この数日が、まさにそうなのでした。
仲の良いわたしの高３クラスのメンバーは、こちら方面に用事があると、ときどき立ち寄ってくれます。
今回来てくれたのはＩ氏、うちの商品をご購入くださいました。
せっかくなので、買い物だけでなく一杯やりましょうと約束して、店の近所の居酒屋を予約し、楽しみに待っていたんです
約束は金曜日の５時です、前週のうちに決めてありました。
で、その週の月曜日に、遠方に住むダンナの妹から、ある視聴者参加型のＴＶ番組にネタが採用されたので、そのことでＴＶ局から連絡があるかもしれないと言ってきました。
連絡が来たのは火曜日、ダンナにも出演して欲しいということでした。
そして水曜日に知らされた具体的な収録の日時は、金曜日のお昼
前々から、ＴＶのスケジュールがタイトなことは承知していましたが、水曜日に決まって金曜日にもう収録って
シロート相手にそりゃ急すぎでしょう～、対応できる人はあまりいないのでは
でも、幸か不幸かうちは自営業ですし、ダンナもこんなこと二度とないだろうから、妹に協力してやりたいと言いまして。
店は朝から臨時休業し、Ｉ氏との約束の５時までに帰りたい旨を先方に告げて、ダンナは出かけて行きました。
その日、わたしは普通に家事や、支払日だったので金融機関を回ってそれらを片付けたりして過ごしました
ダンナの収録は無事に終了し、約束の５時には間に合わないものの、急いで戻ってくるとのことです。
わたしはＩ氏と落ち合い、先に飲みながら待ちました
彼は別に本業があるのですが、ここ数年、夏の間は山小屋の管理人をやっているんです。
今年も、夏、というより先週までいたんだから十分秋ですよね、山小屋の仕事を終えて、下界に降りてきたばかり。
山小屋の話はとても興味深いけれど、１人きりで過ごすことも多いそうで、下界から遮断された高い山の上で自由も利かないわけですし……、心底大変なお仕事だなぁと思います。
地上で普通に毎日を送っているときとは、大分違う人生観が生まれそうですよね……
山小屋だけでなく、彼はとにかく非常に多くの引き出しをお持ちの方だから、お話は何を聞いても面白くて
今回は、先約だったにもかかわらず、こちらの都合を優先させてしまって、大変申し訳ありませんでしたが、待っている間たくさんお話できたのは、わたしにとってはラッキーなことでした
さて、帰ってきたダンナはＩ氏のご注文品を持って合流、時間には遅れてしまいましたけれど、当日中にお渡しできて良かったです
改めて乾杯し、この日の経緯を聞きました。
この番組のことはもちろん知っていましたし、以前は何度か観たこともありましたが、最近は遠ざかってたので、事前にＨＰをチェックしたのです。
そうしたら、出演者が全然知らないタレントさんばかり～
まぁ、最近のわたしたちが、アニメ以外ほとんど観ないのが悪いんですけど、誠に幸いなことに、唯一知っているタレントさんが今回の担当だったとのこと
ベテランのタレントさんからは、大変学ぶことが多かったそうで、ダンナは期待以上の収穫を得たようでした
こうして、終わってみればすべてが丸く収まっていたのだから、店の売り上げを１日犠牲にした甲斐はあったかな
あとは、まだ決まっていませんが、オンエアを楽しみに待つばかりです。
もっとも、収録したものがすべて放映されるわけではないし、最悪出番をカットされることもあるらしいですが。
それでも、新しい経験をしたことに変わりはないですものね、十分です。
……そして、直近の予定は、まだ複数控えているのでした