今回はちょっと足を伸ばして、御前崎まで行ってきました。
ダンナは若い頃、よく御前崎港から釣り船に乗っていたそうで、いろいろな釣果の話も聞いています
良い思い出がたくさんあるせいか、ずっと行きたがっていたんですよね。
といっても、今回は毎度の陸からの釣りですが、わたしは初めて行く場所だからとても楽しみでした。
当日はお天気が良く、高速道路も空いていて、特にトラブルに遭うことなく無事に目的地に到着。
御前崎港の中でも、特に人気のスポットだという『御座敷』です。
碧い碧い海の色、開けた視界の対岸には美しい富士山の姿まで拝める、素晴らしいロケーションです、一目で魅了されました。
うんうん、これは人気なのもうなずけます
ですが……誠に残念ながら、風が強すぎました。
かなり激しく白い波頭が見えますし、ときどき陸地まで波がかかってくるほどです。
それもそのはず、調べたら強風波浪注意報が出ていました……
すごくお天気がいいので楽観していたけれど、やっぱり海は侮れませんね~。
それでも頑張っている強者も何人かおられましたが、わたしたちは早々にこの場所をあきらめました。
とりあえず素晴らしい景色を見られただけでよしとしまして、風裏になる別のスポット『くず鉄前』に移動しました。
こちらも風は吹いていたけれど、釣りができないほどではなかったので良かった。
釣り人の姿も数人ありますし。
この日はガッツリ4時間は釣る時間がありますから、焦らずにスタートです
わたしは今回もトリックサビキ、2回目ですから大分要領もつかめてきて、割とスムーズに展開できました
でも~、ゼンメなどの小魚しか釣れません、すべてリリースです。
ダンナはルアーでしたが、こちらは全然アタリなし~。
地道に続け、1時間半くらいで、やっとやっとアジがかかりました、しかもこれまで釣った中でもっとも大きい
「魚屋さんに並んでいるような」とダンナが表現した、完璧なアジでした、嬉しい~~~
すっかり気を良くして、続けて頑張りましたが、その後は小魚が続くばかり
ちょっとガックリしてきた頃に、ようやく2匹目のアジが釣れました。
1匹目ほどではなかったけれど、十分満足できるサイズです。
ということで、日没後まで粘りましたが、小さめのカサゴが1匹釣れただけで、終了時間となりました。
……ダンナはボーズです……
この日は大東温泉がやっている、コテージに宿泊しました。
マヌケにも全景を撮影するのを忘れましたが、ここを選んだのは、簡易キッチンがついていて、釣った魚をすぐ料理できるからです。
もちろん、魚3匹では足りませんので、途中で食材やお酒を買い足しましたけど。
チェックインしたらすぐ温泉です、そちらがメインの施設ですから、さすがに設備は充実していました
湯船は広いしいろいろ種類もあって、ゆっくり全部楽しみました~、やっぱり温泉は体が休まります。
部屋に戻ったら、3匹の魚はお刺身にしました、どうですか~、この美しいアジ
こんな虹色に輝くアジは見たことがありません、でかしたぞ、わたし
持参したダンナお気に入りの『堀川屋野村』のお醤油をつけ、『天狗舞』を飲みながら美味しくいただきました。
次に、『夢咲牛』という地物のお肉を、サイコロステーキで。
帰りのスーパーで購入したものですが、油など敷かなくても良い感じに焼き上がりました
といって、わたしが苦手な脂っこさはないし、歯で簡単にかみ切れる柔らかさ、大変美味しかったです、こちらはポン酢でいただきました。
飲み物は、やはり先ほど買った地ビール『富嶽麦酒』。
ガッツリ濃くて美味しかったです、ステーキにも負けていませんでした
釣果は大分残念でしたが、釣った魚と地元の牛は美味しかったので、まずまず良い気分で眠りにつきました
2日目、当初はすぐ帰路に就く予定だったのですが、1日目の釣果があまりに少なすぎたので、ちょっとだけ釣って帰ることにしました。
幸い風もさほどのことはなく、もちろん強風波浪注意報も出ていませんので、前日あきらめた『御座敷』に再チャレンジで
す。
行ってみると、前日とは比べものにならないほど大勢の釣り人がいました、やっぱりすごい人気です。
残念ながら曇りで富士山の姿は見えませんでしたが、何とか場所を確保して釣りを始めました。
写真ではちゃんと色が出ていなくてすみませんが、本当に深いきれいな海の色、太平洋なんだなぁ~、と実感します
わたしは割と早い段階で、初めて見る魚を釣り上げました。
一瞬、この前浜名湖で釣った『カゴカキダイ』かと思いましたが、黄色の色味がもっと少ないし(しかも黄色は間もなく消えてしまいました)、形もちょっと違いました、とりあえず持って帰ることにします。
その後は、根掛かりを繰り返してしまったし、釣れるのは10㎝以下のウルメイワシやコハダばかり~
ダンナも、早々にルアーをあきらめてサビキにチェンジしましたが、欲しい魚と巡り会うことはできませんでした
きれいな場所で釣りができたことは大変気持ち良かったけれど、御前崎まで遠征した割には、地味すぎる釣果でしたね……
帰りに産直の売り場で水揚げされたばかりの生鰹を買いました、御前崎は鮪ではなく鰹なんですって
お昼に食べた生鰹、歯ごたえが冷凍物とは段違いに柔らかく、とっても美味でした
それと、カマスも売りとのことだったので、『カマス天丼』なるものも食べましたし。
帰り道では地元のJAの産直センターにも寄りまして、買い物は割と充実していたかな~。
風の強いお土地柄らしく、あちこちに風車が設置されているのが印象的な御前崎、是非また訪れて、今度こそ爆釣 といきたいものです。
そうそう、新しく釣った魚は、画像検索によると『オヤビッチャ』という、何語だかよくわからない名前と判明。
(写真の左上)美味しいということだったので、夕食に鰹と一緒にお刺身で食べました、うん、普通に美味しかったです
ダンナは10匹ほど釣れたウルメイワシをアンチョビに仕立てるべく仕込みました、出来上がりは半年後とのこと……楽しみだな